事例Ⅲ対策 切り口とポイント

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みなさん、こんにちは!

「やるときゃやれば何とかなる!」大和の国の2年生合格ナビゲーターたくじです。(たくじの自己紹介はこちら

10月に入り二次試験本番まで二週間となりました!ここまで来れば、あともう一息です。これまでの復習を中心に最終調整を行いましょう。早く本番になってほしい、とういぐらいの気持ちで仕上げましょう!

 

毎度のことながらスポーツの話です。

テニスは、楽天ジャパンオープンが現在開催中です。日本で開催される唯一のツアー大会です。錦織圭選手をはじめ、ダニエル太郎選手、杉田祐一選手等多くの日本人が出場しました。遅ればせながら西岡良仁選手が日本人男子5人目のツアー優勝を果たしました!錦織選手は2年ぶりの出場です。今日はいよいよ決勝戦です!大会3度目の優勝をしてほしいですね。今シーズンも残り4大会です。ツアーファイナル出場に向けて上位進出が必要になってきます。

 

プロ野球は、西部ライオンズが10年ぶりのリーグ優勝を果たしました。今年の西武は特に打撃が良かったですね。セリーグはクライマックスシリーズ進出争いが激しいです。巨人DeNAか最後まで目を離せません。

 

それでは、今回は「事例Ⅲのポイントと問題タイプ別の対応」について書きます。

事例Ⅲは私にとっては得意とも不得意ともいえない事例です(点数が良い時も悪い時もありました、、)。頻出語句をしっかり覚えていなかったのが大きな原因でした、、。

 

A.事例Ⅲのポイント(考え方の視点)

・主な課題はコストダウン(C)短納期化(D)

事例Ⅲで問われる知識は運営管理の中の生産管理であり、QCDの観点で検討することが有効です。

多くの場合、製品の品質(Q)は高いが、コスト(C)や納期(D)の面で課題があるという設定が多いです。

 

意思決定レベルを意識する

事例Ⅲの中心テーマは、製造現場のオペレーションの改善(現場レベル)であるが、戦略レベル(経営戦略、全体戦略など)の意思決定が求められることもあります。経営者は戦略レベル(経営戦略)、工場長等は管理レベル(生産計画と生産統制)、ライン長等は日常の業務レベル(生産現場における工程改善、作業改善等)の意思決定が求められる可能性があります。

そのため、出題者が要求している意思決定レベルを意識し、考える必要があります。

 

C社の現状を正確に把握する

事例Ⅲでは、基本的に現在に関する記述が中心です。そのため、過去からの流れや過去に生じた問題等は分かりにくくなっています。事例Ⅲでは特に、製造工程において「どこが問題なのか」「何が問題なのか」「何が課題になるのか」という点を意識して取り組むことが有効です。根拠は与件文中に書いてあることが多いため、与件文を丁寧に紐解きましょう。

 

B.事例Ⅲのポイント(問題タイプ別の対応)

C社(事例Ⅲ企業)全体に関わる問題タイプへの対応

事例Ⅲにおいて、最初と最後の設問がこのタイプになっていることが多いです。設問1で強みや弱みについて、最後の設問で今後の対応や方針を問われることが多いです。

・最初の設問・・・SWOT分析を行い、強み・弱みを解答する

・最後の設問・・・事例Ⅰのように、外部環境(機会)に対して、強み(経営資源)をどのように生かしていくかを解答する

 

問題点・原因・課題・対応策タイプへの対応

・各語の関係と定義等

原因(Ⅰ変化したこと、Ⅱ変化に対応していないこと)⇒問題発生

改善策(原因Ⅱに対するアプローチ、問題の解消)

問題とは現状でのあるべき姿に達していないこと(マイナスの状態になっていること)、課題は今後のあるべき姿(ゼロからプラスの状態になっていること)と私は考えています。

問題が発生する原因は外部環境等の変化とその変化に対応していないことです。そして、その問題の解消のためにC社内で対応すべきことを考えましょう。

 

例1)第1問 C社の製造部では、生地の種類、顔料等の種類、用いる色の種類・数等の組み合わせを分析し、試作品のサンプルの種類を増やしている。その目的について、160字以内で述べよ。

 

C社の取り組みの目的⇒「なぜ、このような取り組みをしているのか」を考えてみましょう

 

それは、「変化に対応していないこと」がそのままであれば発生している可能性のある問題点を解消するためです。具体的には、「もし、試作品のサンプル品を増やしていなければどのような問題が生じるか」を考えましょう。

 

例2)第2問 C社の自社ブランド製品の生産に関する以下の設問に答えよ。

設問1 自社ブランド製品の生産面における問題について、製造部門で解決するための対応策を120字以内で述べよ。

 

設問2 設問1の対応策とは別に、自社ブランド製品の生産には将来的に問題が生じる可能性がある。その問題を、対応策とともに120字以内で述べよ。

 

これらの設問は「問題の切り分け」がポイントです。

・設問1,2ともに自社ブランド製品の問題点とその対応策について要求しています。

・設問1では「すでに生じている問題」、設問2では「まだ発生していない問題」を対象にしています。

⇒「変化したこと」と「変化しつつあること、変化が予想されること」を分けて考えましょう。

 

事例Ⅲは一見ややこしそうに見えますが、与件文をもとに現状を正しく把握できれば改善ポイントが見えてきます。また、パターンを掴むことができれば今からでも間に合いますよ!

 

明日は、宮崎から受験生を応援!独学ストレート合格ナビゲーターシンゴの登場です。お楽しみに!

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