考えるな!【閲覧注意※刺激の強い内容を含みます】

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ブログをご覧のみなさま、こんにちは!
東北仙台よりエールを届ける!2年生合格ナビゲーター とよでぃです。
大阪夏セミナー、東京夏セミナーへお越し頂いたみなさま、
誠にありがとうございました!

ところで、

中小企業診断士2次試験は、「読む」「考える」「書く」という解答プロセスがあります。

今回は「考える」というプロセスの注意点に関してお話していきます。

【閲覧注意※刺激の強い内容を含みます】

 

まずアイスブレイクとして、

昨日のかずさの投稿によると、「私とよでぃは診断士活動を謳歌している?」

♪チャララララッチャラチャラチャラーラー♪

(↑「ホンマ◯っか⁉TV」の効果音)

確かに、
執筆であったり受験対策セミナーであったり、試験監督であったり(他何かあったかな)

ふぞろいメンバーの中でも、色々な経験をさせて頂いている機会は多いと思います。

常に何かしらの〆切に追われる毎日を過ごしていますね。

「謳歌」というか、「疲弊」というか…

急に何かが出来るようになったわけではないですが、活動の幅は格段に広がってます!

…でもその都度、自分の力不足を痛感します。精進せにゃです。

特に大きく広がったのは交友関係!(東京・仙台を行き来してますからね)

そのためお酒を飲む機会は格段に増えてます!

 

そうなんです。

 

上記の通り合格してから異常にお酒を飲む機会が増えたり、

諸々の作業のため睡眠時間が削られたりして、

今年の健康診断の結果はヤバいことになるな…!と覚悟していたんですよ。

基本的に昨年までも正常範囲内の検査値でしたが、

年々悪化している傾向にありましたし。

 

とまあ、色々不安になっていたそんな矢先、

先日、今年の健康診断結果が返ってきました!!

腎機能(eGFR:81.8→104.7、血清クレアチニン0.91→0.72)⇒改善!

肝機能(γ-GTP:58→48)⇒改善!

尿酸値(5.2→4.2)⇒改善!

それも結構絶対値的にも良くなっていました。ひとまず安心です。

ただ、

白血球数(3500)は正常値(4000‐9000)を下回ったまま年々減少傾向ですので、

免疫機能が衰えているのは明白ですね。確かにすぐ風邪ひくんですよ。

みなさま、勉強も大事ですが健康もしっかり維持していきましょう!

 

とまあ、私の健康診断結果は置いておきまして、

 

本日のテーマ「考えるな!」の本題に入っていきましょう。

今回こういったテーマでブログを書こうと考えたのには、

大阪・東京とセミナーで受験生の方々から質問を頂く中で色々と感じたことがあるためです。

「あ、昔の自分と同じことしているな…」と。

2次試験対策で、やっちゃいけない(と思う)勉強の仕方をご紹介します。

 

【こんなことしていませんか?例1】

解答が思いつかず、

80分以上の時間(何時間も)、うーんと考えてしまっている。

 

こうして何時間も事例と向き合って分析を深めたと勘違いし、

勉強した気になってしまうパターンです。

はっきり言います。

時間のムダです。

 

そもそも、考えに考えて絞り出した解答って、

相当高い確率で与件文に寄り添っていない単なるひらめきの解答です。

いわゆる巷で言われる「こじらせ答案」で、事故のもとです。

与件にないことを考えているから、うーんと考えてしまっているのです。

コンサルタントの試験ということで、

「素晴らしい提案・提言を求められている!」と考えて、

そのために考え込んでしまう人がいます。

 

でも実際は求められている解答というもの(合格答案に書かれているもの)は、

与件文に書かれている内容に1次試験知識で少し脚色しただけ、だったりします。

時間をかければ良いというものでもありません。

考える事が完全に無駄とは言いませんが、それは80分の時間でやりましょう。

「分からない!」ってなったら、

解答を80分以内で書けるだけ書いて、直ぐふぞろいで採点しましょう!

時間内で何かしらアウトプットとして絞り出し、客観的に評価することが何より重要です。

 

解説を見ながら、

どういったキーワードが求めれていたか」「与件文のどの言葉を使えばよかったのか

をしっかり確認して、

では、何故自分はかけなかったのか?」をしっかり確認します。

そして、次回解く際にはしっかり対応できるようになりましょう。

復習が大事です。次に出来るようになれば良いのです。

 

と、ここまで少しきつい表現をしているのは、

私が受験生1年目にこうした状態に陥っていたからです。

1事例に何時間もかけて、ああでもないこうでもないと考えていました。
(そもそもふぞろいも手に取っていませんでしたからね…。)

例のようなやり方をしていると、

80分で解答用紙を埋められない体質になってしまいます。

 

「なぜそういったやり方をしていたか」と申しますと、

お世話になった講師の方が、「受験生時代に何時間も事例を分析し、

解答の修正を繰り返し自分で最高の解答を練り上げる」という勉強をされていたのです。

その話を聞いて、自分でも実践する形でこの勉強法を取り入れていました。

 

でもこれ、後で気づいたのですが、

この方がこの勉強法で功を奏した理由としては、

2次試験問題を解く前に数か月かけて、重点的に1次試験知識を整理していたからです。

受験生時代に作成されたマインドマップをPDFで頂きましたが、

「え、これは真似できない…。」
「てかこのPDF売れるんじゃね…。」と思いました。

頭の中で知識が関連付けられていて、且つすぐ引き出せるようになっているから、

この方は色んな切り口から与件文を見るという分析が出来ていたのだ!

と今では思います。

 

そもそも「分析」って、

与件文・設問文をずっと同じ見方で何度も読んでも、それは分析とは言えないと思います。

本当に分析するというのは(あくまで2次試験の勉強として)、

複数の切り口で与件文・設問文を見て、それぞれの切り口から考察することと思います。

知識が整理できておらず、過去問を分析する切り口を自分の中で持っていないなら、

取り組むべきやり方ではないと思います。

ちなみにこの講師の方は既に独立してバリバリ活動されております。

中小企業診断士になってからも度々会う機会があるのですが、

「やはりこの人には、一生適わないな…」と毎回感じてます。

 

先日のちーたーの投稿にあった、

「神は崇めるべきであって、参考にすべきではないのかもしれない」

という言葉に少し近いものを感じました。

 

【結論】

「うーん」って考えて何か絞り出せるほど、

あなたは知識の整理・インプットをしましたか?

そこまでやっていないなら自分を過大評価せず、

無駄に考えずに(どうせろくでもないひらめきしか出ません)

ふぞろいを開く!

これに限ります。

「80分で合格答案を書く」というのが、2次試験のゴールですから。

 

【補足】

あと、こうした考えて何かを絞り出そうとする行動をさせてしまうのって、

予備校の演習問題の影響って、すごく大きいと思うんですよ。

その演習問題の模範解答を見ると、
「与件文の内容」×「与件文の内容」→「こういうこと言えますよね(キーワード)」
というのに大きな配点をされているケースが多いです。

言っちゃあなんですが、

「こういうこと言えますよね(キーワード)」が与件文から飛躍しすぎていることや、

そもそも与件文に片鱗も書いていないことが結構あります。

正直「いやいや、こんなん書けなくないか?」って思うような模範解答、

見たことあるんじゃないですかね…?

こういう演習問題を繰り返して、採点評価されると

「与件に書いていない内容を絞り出さなくて(ひらめかなくて)は!」

という意識が強まってしまい、

結果的に与件文に寄り添わない解答を作成してしまう体質になってしまうのです。

これも、私が1年目陥っていた状態です。そりゃあ得点開示で191点ですよね。

 

とは言え私も予備校生でした。

私の予備校の演習問題の使い方はこちら→「ちょっとだけ 浮気しようよ 予備校生」

予備校の演習問題はあくまで予備校の考え方に影響を受けています。

何を目的に活用するかは、はっきりさせた方がいいでしょう。

 

 

ここまでだけで結構な文字数になってしまいましたので、次はサラッと。

 

【こんなことしていませんか?例2】

解答要素の設問間での切り分けが出来ず、考えすぎて時間を大幅ロス。

よくある「切り分け問題」、

本当に設問間で解答要素が切り分けられるように作られているんですかね?

勿論、設問文からしっかり分けられるものはしっかり分けて考える必要があります。

(そうじゃないと、「設問文に素直に答える」ことになりませんからね)

 

でも、設問文からしても明確に分けられない場合でも、切り分けって本当に大事でしょうか?

そもそも論で大変恐縮ですが、

「切り分けが必要」「1つの設問で使った解答要素は他で使わない」って、

誰が言っていますか?

中小企業診断協会や試験委員が言っているわけではありませんよね?

そうです、あくまで予備校等が言っているだけに過ぎません。

だから必ずしも「切り分けが必要」とは言えないのではないかと思います。

 

ふぞろいで平成29年事例Ⅲの答案分析をする中で至った結論としては、

・ある解答要素がどちらかの設問でしか得点が入っているわけではない。

・どちらの設問でも加点はされているが、重要度で点数配分は違う。

・関係のない要素が書かれていても、減点はされない。

特に事例Ⅲの第1問・2問では同様のキーワードが散見されました。

詳しくはふぞろいな合格答案11をご覧ください。

 

切り分けで迷った際には、短い文章で編集して被らせて書いてよいと思います!

実際私は昨年の事例Ⅲで解答要素を被らせる対応をしました。

短い文章に編集する力さえつけば、

字数を使い過ぎて他の解答要素が書けないということはありません!

編集能力を鍛えるには、春秋要約がよいと思います。私もやってました。

 

【結論(あくまでとよでぃ的発想)】

切り分けに悩みすぎて時間を浪費するくらいなら、

考え過ぎずに短い文章でどっちにも書く!!

…に限ります(あくまで私的には)

 

いかかでしたでしょうか。

刺激が強いというか、単に私が色んな所を敵に回した記事となりました…。

話としては、結構テクニック的な話に終始しましたね。

批判もあると思いますが、

あくまで試験ですのでテクニック的な要素は重要と思います。

自分独自の提案・提言を絞り出すのは、

実務補習や実務従事であったり、実際のコンサルの現場でやるべきこと。

2次試験では「誰しもが書ける」解答を書いてください。

あくまで「資格試験だ!」と割り切って対応するのが、合格への近道だと思います。

みなさま、私の1年目のような失敗はなさらないよう、試験対策を行って下さい!

 

 

次回の更新は、我らが事務局長!オクムーです。

先日、某予備校パンフレットに私とオクムーが並んで載っていて、爆笑してしまいました。

ぜひ、探してみてくださいね!オクムーの投稿をお楽しみに!!

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