こんにちは。宮崎から受験生を応援!独学ストレート合格ナビゲーターのシンゴ(自己紹介)です。
いよいよ一次試験まで残り二週間となりました。
ここまできたら、あとは自分を信じて頑張るのみです。
体調管理にだけは気を付けて、ラストスパートしましょう!
さて本日は、そんなラストスパート期間における暗記についてお話します。
1次試験においては、ロジック等を理解していれば解ける問題と、どうしても暗記しなければ解けない問題の両方があります。
暗記科目と言われる経営法務や中小企業経営・中小企業政策については特に後者の比重が高く、中小企業に関する統計の数値の大小を答えさせる問題などは「理屈はどうでもいいからとにかく暗記しろ」と言わんばかりです。
このような問題への対応策は、シンプルにとにかく暗記するしかありません。
しかし、前者の問題、すなわちロジック等を理解していれば解ける問題についても、暗記できるものならば暗記してしまった方がいいです。
理由としては、
①暗記していれば数秒で解ける問題は、ロジックを考えている時間がもったいない。
②勉強時にはロジックを考えられても本番になると「あれ?どっちだったっけ…?」となってしまう問題がどうしてもあり、時間がかかった上に間違えてしまうという最悪のパターンもありうる。
③暗記では対応しきれない問題に脳のリソースを割くことができる。
といったところです。
もちろん、学習の本質としてはきちんと理解をして、ロジックを説明した上で問題を解けるようになることが一番望ましいのですが、現時点で最も優先すべきは1次試験の突破です。
そのために、この直前期から試験本番までの超短期間だけでも構わないので、暗記できるものは暗記してしまいませんか?という話です。
たとえば、財務・会計における通貨オプション取引の問題。
コールオプションの買い・売り、プットオプションの買い・売りの4種類のグラフは以下のようになっています。
(ペイントツールで描いたのであくまでも「イメージ」ということでお願いします。)
これらの4種類のグラフについて、例えば「プットオプションの買いのグラフを選べ。」という問題が出た場合を考えてみます。
正攻法の解き方としては、
「プットオプションは売る権利だから、それを買っているということは、権利行使価格より外貨の値段が安いほど利益が出るはず…」
というようなことを考えてグラフを選んでいくわけですが、
本番の限られた時間にこのようなことを考えている時間はもったいないです。
また、本番に限って、「あれ?コールとプットのどっちが買う権利だっけ?」といったド忘れが発生しないとも限りません。
私はこのグラフについて、下の絵のように、自分の両腕でグラフの形を作るという非常に単純な方法で暗記していました。
これらはいずれも「買い」の場合のグラフです。
「売り」は買いを上下反転すると覚えてください。
この覚え方は、いわゆる「語呂合わせ」のように覚え方に意味を持たせているわけではありません。勢いのみの覚え方です。
しかし、超短期間のみの暗記でよいのであれば、意外とこのような覚え方でも覚えていられます。
さあ皆さんもご一緒に、
右腕を上げて「コール」、右腕を下げて左腕を上げて「プット」、左腕を下げて右腕を上げて「コール」、右腕を下げて左腕を上げて「プット」、左腕を下げて右腕を上げて「コール」、右腕を下げて左腕を上げて「プット」、「コール」、「プット」、「コール」、「プット」、「コール」、「プット」…
もう覚えましたね?
さてここで、昨年度(平成29年度)1次試験の財務・会計の最終問題(第25問)を見てみましょう。
第25問
行使価格 1,200 円のプットオプションをプレミアム 100 円で購入した。満期時点におけるこのオプションの損益図として、最も適切なものはどれか。
(中小企業診断士協会公式ウェブサイトTOPページ>中小企業診断士試験>中小企業診断士試験問題>平成29年度 第1次試験問題 財務・会計 より引用)
この問題を見た瞬間に、私が大喜びで「コール」「プット」と腕を動かしたことは言うまでもありません。
皆様も、「これは覚えてしまった方が早くないか?」という視点をもって、ラストスパートを頑張ってください!
明日は、諦めないことがコツ!多年度生ナビゲーターまりぃの登場です。
お楽しみに!