居酒屋巡り勉強法

同友館
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先日東京春セミナーへお越し頂いた皆様、誠にありがとうございました!!

飲んだくれ合格ナビゲーター!とy…

…間違えました。(ある意味間違いではないのですが)
東北仙台から受験生にエールを届ける!2年生合格ナビゲーター とよでぃです!
とよでぃの自己紹介はこちら

 

今日は気分転換に居酒屋に行って勉強をしてみませんか!という、そんなお話。

 

以前にも自己紹介でお酒好きと公言しておりましたが、
私、家飲みよりも居酒屋で飲むことが非常に好きなんです。
特にチェーン店ではなく、個人経営の居酒屋さんで飲むのが大好き!
チェーンにはない独特の雰囲気、それこそ個人経営の居酒屋さんの強み(S)だと思います。

それでは、タイトルにある勉強法(?)をご紹介していきます。

この勉強法の行うに際し、個人経営の居酒屋を1経営主体と捉えてみましょう。

こうした個人経営の居酒屋さんも、1中小企業です。

将来的にそういった飲食店をコンサルティングするかもしれませんので、

そういった想像しながら行っていくのもいいかもしれません。

 

では、「居酒屋巡り勉強法」始めていきましょう。

こちらの勉強法、要は居酒屋で飲みながらお店を観察して知識を次々想起していく、

そんな勉強法です。

 

まず導入として…

仙台には「壱弐参(いろは)横丁」「文化横丁」など、個人経営の居酒屋や小料理屋、バーやスナックなどが集まる情緒溢れる横丁があります。固有名詞を出すのは差し控えますが、私は壱弐参横丁にある某居酒屋さんが好きです。そのお店の店内はカウンターだけで、席は10席もありません。スキンヘッドのひょうきんな親方が切盛りする、個人経営の居酒屋さんです。営業は親方とシフト制のバイトさん1名で行っています。

私が好きなこの居酒屋さんは、お刺身などの魚介系がおいしいのは勿論、煮物を中心に和食がおいしいのです。また、ランチも営業していて、日替わりで複数種類の定食を出してます。ここの「ブリ照り定食」は最強に美味い!小鉢の具材入り厚焼き玉子も旨いのです。
特徴的なこととしてはこのお店の親方は山菜取りが趣味で、季節によって山菜を使った料理が出てきます。これはチェーン店にはできない品揃えですね。

ん、品揃え…学んだことあるなこの知識…

 

そうです、
知識①:「製品戦略」ですね。
そうです、マーケティングの4PのうちのProductです。

個人経営の居酒屋さんだと、大手チェーンの居酒屋と違って、

大量発注で仕入れ価格の低減による、低価格戦略(Price)を行うことは出来ません。

そこで、チェーン店の居酒屋や他のお店ではなかなか出せない食材を使った料理を提供することで、差別化を図っているとも考えることが出来ます。

その山菜がまたお酒に合うんです。

そうして飲み進めていると、

親方から「相変わらず飲むねえ、ボトル入れるかい?」と勧められます。

実際一杯ずつ毎回飲むよりも、トータルとしては単価が下がるので、

お得感があって、ついついボトルを入れてしまいます。

お店の利益としては1杯ずつ飲んでもらった方がいいのに、なぜボトルを勧めるか?

ここでポーンと中小企業診断士試験的な知識が出てきます。

 

そう、考えられるのは、

知識➁:「再来店促進」です。

ご存知の通り、売上とは下記の式で表されます。

売上=客単価×客数×来店数

ついボトルが入っていると、

「ボトルあるし、食事代だけでいいからまた行こう」って気持ちになって、

また飲みに行っちゃうんですよね。再来店が促されちゃってます。

また、来店したらボトルを入れたお酒だけを飲むわけはありませんので、

ついつい料理も頼んで当然客単価もアップします。

結果的に複数回の来店で売り上げアップを図っている、とも考えられます。

似たような知識としては「RFM分析」が挙げられるでしょう。

顧客管理とかやってるのかなー…でも名刺渡したから実はしっかり管理してたりして。

 

また、ついつい飲みに行きたくなる理由として、

「親方や店員とお客さんの距離が近い」から、というものもあります。

カウンター席で親方やバイトの店員さんと会話しながら飲むスタイルです。

おっと!ここでまた、知識が当てはまりますね。

 

そう、
知識➂:「顧客との関係性強化」ですね。

私はお酒や食事をするだけではないものを求めて、そのお店へ行っています。

「親方と話すために飲みに行っている」そんな感じです。

顧客との関係性を強化するため、

親方は積極的にコミュニケーションを取っているとも考えられます。

顧客との関係を強化する目的は…

これまた知識ですね。

知識➃:「顧客ロイヤリティの向上」です。

結果的に来店の度の親方とのコミュニケーションによって、

関係性が強化され、気が付けば私はロイヤリティの高い顧客となっておりました。

また、カウンター席の密着度も高く、お客さん通しで会話することが多いです。

「顧客同士のコミュニケーション促進」

これもまたロイヤリティ向上に寄与しますね。

そうすると、昨年の事例Ⅱでも出題された「顧客生涯価値(Life Time Value)」も高まりますね。

そしてどんどん飲み進めていき、気が付けば…

 

…とまあこのように、

飲みながら自分の持っている知識を使って居酒屋さんを観察する、

そんな勉強法(?)でございます。

 

いかがでしたでしょうか。

本日私がお伝えしたかったのは、

「机に向かって問題を解くだけが勉強ではない」ということです。

中小企業診断士試験の学習内容は経営の幅広い分野ですので、

その内容は実社会の様々なところで活かされています。

この受験勉強はそれを体系的に学んでいるに過ぎないと思うのです。

日常生活のさまざまな事象に対して、

中小企業診断士の知識を当てはめてみてはいかがでしょうか。

それが合っているのかどうかが問題ではなく、

ポンっと知識が出てきて、その知識を使って考察することが重要と思います。

そうすることで、知識の使い方や記憶の定着も進むと考えています。

みなさまも、ちょっとした息抜きがてらに試してみてください。

あっ、飲みに行く口実として多用してはいけませんよ笑

 

次回は我らが事務局長、オクムーの登場です!

心優しき熱き男、オクムー。先日の東京セミナーの懇親会では、自身が悩んだ経験を基に受験生の質問や悩みに熱く回答していました!自身が悩みに悩んでたどり着いた効果的な勉強法を紹介してくれますよ!

そんなオクムーの明日の投稿をお楽しみに(゚∀゚)

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