【いっしー流】平成29年度事例Ⅲを解いてみた

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みなさん、こんにちは!

 

独学アラフォー2児のパパ多年度生合格ナビゲーターの「いっしー」です!

 

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現在、私たちふぞろいメンバーは12月に開催を予定している「ふぞろい口述セミナー」に向け、口述試験の想定問題集を作成しています。いっしーは事例Ⅲを担当していますが、なかなか良いアイデアが出てきません。

そこで今年度の問題を解かないと前に進まないと思い、実際に事例Ⅲを解いて見ました。今回はいっしーが平成29年度事例Ⅲを解いて感じたことをお伝えします。

◆与件文を読んで気になったこと

【C社の概要】

「賃加工型の下請け製造」「値引き要請…厳しい状況が続いている」

→付加価値は低そうな企業だ。賃加工型ということは、作業効率の改善が論点になるのでは?

 

【生産概要】

「機械の専任担当制をとっている」「担当している機械の他は操作ができない作業者が多い」

→これはC社の課題だ。技術、スキルの平準化が必要かも?

「標準化やマニュアル化は進められていない」

→これも課題。昨年と同じ、定番の論点だ。

「機械加工班は…比較的小物でロットサイズが大きい」「製缶板金班は…大型で多品種少量」

→従業員の高いスキルが必要なのは製缶板金班だろう。多能工型?

「受注窓口である社長と常務から、担当する作業者に直接指示が行われる。…加工内容などの具体的な打ち合わせは…作業者が顧客と直接行っている」

→うーん。受注の方法で何か無駄が生じているような気もする。直接作業者が受注できる体制をつくるべきでは?

 

【新規事業の概要】

「新規事業は…CNC木工加工機の事業化である」

→なるほど、低付加価値脱却のため新規事業を手がけたのか。

「C社にとって、この新規事業の販路開拓をどのように進めるのか」

→これは課題だ。既存事業は古くからの取引関係の上に成り立っていたから、営業力がなくてもさほど影響はなかったということか。

「木工機械の展示会に出展」「メンテナンスの容易性が来展者から評価され、C社内では大きな手応えを感じた」

成功体験だ。この体験をうまく利用する必要があるな。

「この新規事業では、機械加工班と製缶板金班が同じCNC木工加工機の部品加工、組み立てに関わることとなる」

→製造工程の同期化が必要になるのかな?受注情報の共有化も必要かも?

 

◆設問を読んで気になったこと

【第1問】CNC 木工加工機の生産販売を進めるために検討すべき生産管理上の課題とその対応策を 140 字以内で述べよ。

生産管理上の」とは広範囲だな。与件文引用ではなく、知識での回答にならざるを得ないかも。過去問論点と同じように、進度・余力管理、生産統制あたりを盛り込むべきかな。

 

【第2問】C 社社長は、現在の生産業務を整備して生産能力を向上させ、それによって生じる余力をCNC 木工加工機の生産に充てたいと考えている。それを実現するための課題とその対応策について 120 字以内で述べよ

専任担当制を改善すること、標準化・マニュアル化を進めることを回答の方向性としよう。これは比較的解きやすい問題だ。

 

【第3問】C 社では、ホームページを活用した CNC 木工加工機の受注拡大を考えている。示会での成功を参考に潜在顧客を獲得するためのホームページの活用方法潜在顧客を受注に結び付けるための社内対応策を 160 字以内で述べよ。

ホームページ?なんか事例Ⅱっぽいなあ。「展示会での成功を参考に」が制約条件だ。外さないように慎重に書こう。成功体験を整理すると、「実演の動画を公開」「質問を公開」「FAQ方式」などが回答要素になるかな。事例Ⅲっぽくない回答だけど、大丈夫かな?

 

【第4問】

C 社社長は、今後大きな設備投資や人員増をせずに、高付加価値なCNC木工加工機事業を進めたいと思っている。これを実現するためには、製品やサービスについてどのような方策が考えられるか、140字以内で述べよ。

大きな設備投資や人員増をせずに」「製品やサービスについて」制約条件だ。製品?サービス?なんだろう?製品面、サービス面ともに汎用化や情報の蓄積を図るって事かな?またはメンテナンス技術の教育?うーん、難しい。

 

◆全体を通して感じたこと

・H28年度と同様、4問のみの出題。大外しのリスクあり。

・第2問、第3問は与件文にヒントあり、ある程度回答の方向性は定まるはず。この2問は外してはいけない問題かな。

・第1問、第4問はそれぞれ30点と高得点かつ、与件抜き出しでは対応できず難易度は高い。ただし受験生の回答もバラけるだろうから、空白でなければ一定の点数はもらえるんじゃないかな?

・「制約条件」を外してはいけない設問が多い。焦って読み飛ばしたら危険。

・まさかのSWOT無し?これは戸惑った人が多いはず。

 

今回の事例Ⅲ企業は、今までとは違って課題点が比較的少なかったと思います。昨年までは数多くの課題点をどの設問で使用するのかで迷った印象ですが、今年は与件文から想像力を働かさないと回答できない内容だったので、難易度は高かったと思います。

 

明日はスタミナ任せの全力青年!2年目生合格ナビゲーター「けい」の登場です!

 

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