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平成29年の2次試験は事例Ⅳが地雷科目だったようですね。
いっしーも実際に解いてみました。全体的にボリュームが多い上に連結財務に関する問題もあり、かなり難化した印象です。
平常心を失う⇒タイムマネジメント失敗⇒大崩れ、のパターンに陥った方も多かったのではないかと思います。
いっしーは時間内に解き終わらず、さらにケアレスミスもあり、結果は散々でした。1年のブランクで実力が落ちていることを痛感しました。やはり事例Ⅳは毎日コツコツ計算問題に触れることが大事ですね!!
◆平成29年度経営指標選択問題について
ではいっしーが選択した指標を説明します。
今回は課題と考えられる指標を2つ、優れている指標を1つ選択する問題でした。
課題と考えられる指標
①売上高総利益率(収益性)
②負債比率(安全性)
優れている指標
③棚卸資産回転率(効率性)
いつも通り、モレなくダブリなくの観点から「収益性」「安全性」「効率性」指標から一つずつ選択しました。
◆各指標を選択した理由
①売上高総利益率
PLの中で最も悪い指標だったこと(売上高営業利益率、売上高経常利益率と比べて)、与件文で「適正料金化による採算改善、生産プロセス見直し、原材料VAや物流合理化によるコスト削減が当社の課題点」と売上高総利益率の改善に直結する内容だったこと、からこの指標を選択しました。
②負債比率
BSで自己資本比率の低さが際立っていたのと、PLで営業外費用(支払利息)が同業他社比過大であることが気になりました。したがって、安全性指標の中でも借入金(支払利息)にフォーカスができる「負債比率」を選択しました。
但し、ここでトラップがありました!
今回は連結財務なので「非支配株主持分」を純資産から除く必要があったようです(いっしーも知りませんでした!!)。
正しい計算式は、
負債比率=負債合計÷(純資産合計-非支配株主持分)
自己資本比率=(純資産合計-非支配株主持分)÷資産合計
となります。
負債比率、自己資本比率のどちらにしても、純資産合計をそのまま使用した場合は厳密に言うと不正解となります。うーん難しい・・。これを完璧に解けた人はごく少数だったのでは? (ということは純資産合計を使用しても正解に近い点数が期待できるかもしれませんね)
③棚卸資産回転率
課題指標の2つは即決できましたが、優れている指標はヒントが少なくて迷いました。
まずは財務諸表分析により、棚卸資産回転率と売上債権回転率に当たりをつけました。
次に与件文から、連結財務対象の子会社D-a社が「仕立て、包装荷造業務、保管業務」を行っていること、第4問(設問1)で問われた様にD-a社は親会社D社の赤字をカバーするほど高収益企業であることから、仕掛・在庫管理能力も当然高いのではないか?と推測し、棚卸資産回転率を選択しました。
有形固定資産回転率も頭をよぎりましたが、数値は同業他社と比べてあまり優位性がないこと、今年度一部の工場(低稼働と思われる)を閉鎖していることなどから、優れている指標としては選択しづらかったです。
いかがでしょうか?
もちろん、何が正解は分かりません。あくまでいっしーの考え方を記したまでです。自己資本比率や有形固定資産回転率が正解の可能性もあります。
◆総評
今回の事例Ⅳはかなりハードでした。特に第3問(NPV)と第4問(連結財務含めた記述問題×3)の正答率は低いと思われます。相対的に解きやすい第2問(CVP)をいかに取りこぼさず正解できたかが鍵になるのではないでしょうか?
毎年のことながら、経営指標選択問題については、各予備校の意見が分かれているようです。こればっかりは、得点開示請求から正解を分析しないと分かりませんね。
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