【口述メモ】今年の口述試験の合格率はどうなるか?

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こんにちは。はらっちです。
ご存じのとおり、2次試験は筆記試験と口述試験で構成されています。筆記試験が合格率20%前後と難関なのに比べ、口述試験は受験するほとんどの人が合格する、言わば最終面談のような位置づけです。

各年度の2次試験の合格者・不合格者数と合格率をまとめると、次の表のようになります。

統計
口述試験の合格率は平成14年度に98%となっていますが、ここ10年は99.5%を下回ることはなく、受けた人のほとんどは合格しています。第2次試験案内・申込書の「試験の目的及び方法」にも書いてあるように、口述試験は、「筆記試験において相当の成績を修めた方が対象」とされています。能力的な判定は既に筆記試験で行われているので、さらに能力を判定して絞り込みを行うところまでは求められていないということが想定されます

平成24年度は筆記試験の合格率が25.0%と過去最高を記録した年ですが、あまりにも急激に合格率が上昇したため口述試験の合格率が大きく下がるのではという憶測が流れ、その年の口述試験対策セミナーは大盛況、受験生たちも口述試験対策に必死になって取り組んだ結果、その年の口述試験の合格率は新試験制度に代わってから初の100%となりました。結論としては口述試験の立ち位置は変わっていませんでした。

これらのことから考えると、おそらく今年の筆記試験の合格率も、口述試験の在り方も、大きく変わることはないと想定されます。

けれど、それ以外は毎年数人の不合格者が出ています。はらっちの合格した平成26年度は5人の不合格者が出ています。はらっちが大阪会場で口述試験の順番を待っているとき、一人だけ番号を呼ばれても出てこない人がいました。ですので、少数ではありますが口述試験を受験せずに不合格となる人がいるようです。

それ以外で不合格となる人は伝説レベルでしか語られていませんが、緊張して沈黙してしまうなど、筆記試験でいうところの解答欄を空欄にしてしまうような行為が不合格になると言われています。前述したとおり、平成24年度の試験では合格率が初の100%になったことを踏まえると、油断をしてまったく対策をしない人が毎年数人はいて、そこから不合格者が出るという推測もできます。

これまで、独学で勉強されていた方や、職業柄人と話すことが少ない方は、話すことによるアウトプットが苦手という方が多いと思いますので、その危険性をできるだけ早く回避しておいた方がいいでしょう。

今年の口述試験は12月20日(日)です。ふぞろいな合格答案では、合格発表後、東京、大阪ともに口述試験セミナーを開催します。緊張感のある会場を想定したレイアウトによる模擬面接を実施予定ですので、自分は大丈夫だろうと高を括らず、参加して一度はアウトプットの練習をしておいてください。

申し込み方法などの詳細はブログで公開していきますのでもう少々お待ちください。

さて、明日はすぎっちです。すぎっちのイラストを見る機会も、あと少しになりました。名残惜しいやら、ほっとするやら。

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