みなさんこんにちは、よしかずです。
中小企業診断士2次筆記試験まで残り12日!
試験も目前に迫り、不安を抱えている方も多くいるかと思いますので、早速、本題に入ります。
目次
<選択肢>
アンケート結果を見ると、「生産統制」と回答したメンバーが一番多かったです。
「4Mを駆使して生産計画を立案し、計画と実績の差に対して原因把握と対応策を実施する生産統制を行い、QCDを高める」という一連の流れの中で、事例Ⅲの設問で最も問われる原因・課題と対応策に関する生産統制を重視している状況でした。
また、DXにも関連する情報戦略が重要と回答するメンバーも多かったです。
それでは、ふぞろいメンバーが見る最重要論点「生産統制」とはなんなのか。
もう少し詳しくみていきましょう!
生産統制は進度管理・現品管理・余力管理の3要素のことであり、生産計画通りに生産活動ができているかを管理することです。そのため生産計画と密接に関係しています。
生産計画 | 生産統制 | 生産統制の具体的な内容 |
日程計画 | 進度管理 | 納期を厳守するため、作業の進捗を管理し、適正な生産速度を調整 |
資材計画 | 現品管理 | 原材料や部品、製品などを適正に把握、管理 |
工数計画 | 余力管理 | 各工程や作業者の能力と負荷を調整し、手待ちや遅延を解消 |
生産計画、生産統制の視点から、試験で問われそうなキーワードをまとめてみましたので、ご参考ください
生産計画 | 生産統制 | キーワード |
日程計画 | 進度管理 | 全社的な生産計画生産計画の短サイクル化定期的に進捗管理を見直し生産リードタイムの短縮 |
資材計画 | 現品管理 | 受注予測の精度向上ロットサイズの適正化発注頻度の見直し在庫を考慮した発注入出庫の管理過剰在庫の削減 |
工数計画 | 余力管理 | 作業負荷の平準化手順の見直し外注管理の見直し生産リードタイムの短縮段取り替えの見直し作業の標準化、マニュアル化、OJT教育多能工化 |
なお、当然ですが試験ではこれらのキーワードを羅列すればよいわけではなく、与件文や設問文に沿って問題点やその原因、問題を解決するための課題、対応策、効果など、整理しながら解答することが重要です。
その他、頻出論点ではないけれど、これは見ておいたほうが良いかもしれないと野生の勘が言っているとふぞろい17メンバーが感じた論点についても聞いてみました。
出題されることを保証しているわけではないので、「当たったらラッキー!」な今年の占い感覚でチェックしてみてください。
生成AIを用いた生産性向上とか
DXの時代なのでやっぱりDRINK関連の話題
生産性向上は出ると思う。外注活用、従業員育成、労働集約的な部分の機械化などで対策を
と、生産性向上やDXに関連するコメントがありました。
2024年度版中小企業白書でも概要の中で「企業の人手不足が深刻化。今後、就業者数の増加が見込めない中で、日本の国際競争力を維持するためには、中小企業の生産性の引上げが必要となっている。生産性の向上のためには、省力化投資や単価の引上げを追求する必要がある」と記載されており、「第1部 第4章 第2節:生産性向上に向けた省力化投資」「同第7節:DX」「第2部 第1章 第3節:省力化投資」など、省力化に関連する内容も記載されています。
試験直前で余裕がないと思いますが、一度、目を通されてはいかがでしょうか。
R5第5問の設備投資や、事例Ⅲのよく使われるフレームワーク「DRINK」についても見直しポイントかもしれません
昨日のもろのブログの終わりに事例Ⅲは「『工場で働いたことないのにイメージできん!』と最後の最後まで悩まされた事例」とありました。私は実際の現場を知らなかったため、素直に「できていないことをできるようにしましょう」と解答を書くことができたと思います。現場を知らないことで先入観なく解答が書けるとポジティブに考えてみてはどうでしょうか。
明日は、簿記1級合格者であるオスカルから、直前期に詰め込む事例Ⅳの内容について紹介してもらいます。お楽しみに!