madmaxです。
今日は、診断士2次試験で重要だといわれている「力」について述べたいと思います。
一般的に、診断士2次試験に合格するには「読む力」、「考える力」、「書く力」が必要だといわれています。
しかし、上記3つはあくまでも2次「筆記試験」に合格するための力であり、自分としては2次試験に合格するには、「口述試験」に合格するための力も必要であると思っています。
したがって、2次試験に合格する力と言われた場合には、正確には以下を示すと考えます。
①各種情報を細大漏らさず読んだり聞いたりしながら整理分類する能力
②①で収集した情報を踏まえ、自分の知識を具体的な提案に結びつける能力
③自分の提案を相手に文章や口頭で論理的にわかりやすく伝える能力
これって結局は、診断士が実務として助言診断を行う上で必要な基本能力なんですよね。
②で使う知識は1次試験で問われているということですので、2次試験では細かい部分まではあまり問われていないというのも納得できます。
上記①~③の力を実務で使って、実際の企業に対して診断・助言する経験を積ませるのが実務補習、実務従事ということになるのでしょう。
筆記試験では、これらの能力を80分という限られた時間の中で発揮させ、社長を納得させられる提案ができるのか?ということを問われていると言えるでしょう。
上記の、「読む力」、「考える力」、「書く力」を個別の合格テクニックとして学ぶことは否定しませんが、診断士試験はあくまでも「診断士にふさわしい能力を持った人を選別する試験」であり、問われているのは診断士として実務を行っていくうえで、必須の習得技術なんだと考えた方が、モチベーションもあがり習得スピードも速くなるのではないでしょうか?
次回は、「設問間の一貫性を維持する力」「文章の因果関係を丁寧に結ぶ力」について述べたいと思います。