2次試験を解くときに考えていた1つのこと

同友館
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おはようございます、分析統括&事例Ⅰ担当のいっけーです。

これを読んでいる受験生の皆さん、2次試験対策は順調でしょうか。
去年の自分なら「順調なのかよくわからないです……」と応える気がします。

事例を解く⇒ふぞろいで採点⇒復習 と繰り返していると、とりあえずなんとか回答のかたちにはなってくるのですが、新しい事例を解くとどうしても上手くかけず、ふぞろい流採点では50点前後という鳴かず飛ばずな状態でした。

今日は今だからこそ思う1つの考えについて話していこうと思います。

それでは、本編スタート!!

制約条件を守りつつ、一次知識を与件に合わせて回答する

2次試験はこれに尽きると思っています。

何を当たり前なことを言っているんだと思うかもしれませんが、ここで大事なのが3つの要素です。

  • 制約条件を守る
  • 一次試験の知識を使う
  • 与件文に合わせる

この3つ全てができていないときっと点数にならないんじゃないかなと僕は思っています。

試しに1問考えてみましょう。

B 社のフランチャイズ方式の移動販売において、置き配を導入する場合に、それを利用する高齢者顧客に対して、どのような取り組みを実施すべきか。中小企業診断士の立場から⒜フランチャイザー、⒝フランチャイジーに対して、それぞれ 50 字以内で助言せよ。

(令和3年度2次試験事例Ⅱ設問3)

まず、『制約条件を守る』ということですが、この設問で制約条件とは何があるでしょうか。

  • 置き配を導入する場合
  • 高齢者が顧客
  • どのような取り組みを実施すべきか

思いつくのはこんなところでしょうか……

つまり、対面受け取りの話であったり、若者向けの取り組みであったり、フランチャイザーはこうであるべきというように具体的な行動でない場合、制約条件を守っているとは言えないのではないでしょうか。

当たり前なことと感じるかもしれないですが、当日の緊張下で見落としてしまったり、わかっているのに文章を書いていくと実は守れていなかったりなどは、よくあるミスだと思います。

2つ目は『1次試験の知識を使う』ということですが、この設問では直球でフランチャイズ方式についての1次試験の知識に該当すると思います。

<フランチャイザーのメリット>

  • 急速な拡大と市場進出による成長の機会になる
  • 収益とロイヤルティを継続的に得られる
  • 加盟店にリスク分散をできる
  • 一貫性のあるブランドイメージを築ける

<フランチャイジーのメリット>

  • 既存の成功したブランドであるため、成功可能性が高い
  • フランチャイザーからノウハウやサポートを受けることができる
  • 消費者の信頼を得やすい

全てを使うわけではないですが、こういった知識が頭の中にあるのとないのでは回答の厚みが変わってくることも多いと思います。

そして『制約条件を守る』、『1次試験の知識を使う』という2つを元に、与件文から使える単語やフレーズを見つけるのです。採点者に向けて、自分はこの与件文を読んで答えているということをしっかり伝えることが大事だと思います。

実際に診断士になってコンサルティングをする際、一般的な知識だけでアドバイスをするのではなく、しっかりとコンサルティング先の企業に寄り添って助言をしていかなければ受け入れてもらえないはずです。

だからこそ『与件文に合わせる』というのが大切だと僕は思います。

おわりに

さて、次回の登場はおそらく2次試験直前になると思います。

次に僕の記事を読むときには「やれることは全部やりました!」と胸を張って言えるように、これからの1カ月頑張ってください!

それでは明日はお待ちかね、ぜあの登場です。

明日も絶対読んでくれよな!

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