【ふぞ16】再現答案パートの見どころは?

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 事例Ⅰ/再現答案担当のぜあです。すでに、ご購入いただいている方も多いと思いますが、「ふぞろいな合格答案16」では、各事例の答案分析はもちろんのこと、各種の特集記事も執筆陣が力と愛を込めて書き上げました。その中でも、私を含むふぞろいメンバー6人が尋常ならざる情熱を注ぎこんだのが139ページから262ページまでの『第3章 合格者による、ふぞろいな再現答案 ~80分間のドキュメントと合格者再現答案~』のパートです。本日はその見どころをご紹介したいと思います!

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80分間のドキュメント

 メンバー6人が各事例の80分の制限時間で、試験とどう向き合ったかを克明に記録したのがこのセクション。「どのようなプロセスで解答を導き出したのか」はもちろんのことですが、「どこで悶え苦しみ、何を解答として捻りだしたのか」という観点で読むと、新たな視点を得られるかもしれません。(私も試験中はずっと苦悶してました…)。以下、メンバーのドキュメントを読んでの私の気づきです。

<事例Ⅰ>

 特に第3問の「A社は大手中食業者とどのような取引関係を築いていくべきか」について。私の解答はA社との関係のみに終始したものとなり、「安定した取引関係」と書いたのですが、問題演習を重ねてきたメンバーの解答は、「A社との関係も継続するが、販路も拡大し、依存度低減を図る」とまできちんと書けていました。私の中では、「1社依存からの脱却」というセオリーは頭の中で認識していたものの、解答が「A社との関係」のみに終始してしまい、そこから発展できなかったという点で大いに反省が残りました。

 また、第4問の組織構造の問題についても、ふぞろいメンバーがそれぞれの考え方で「機能別組織」か「事業部制組織」かを判断しており、そのプロセスも要チェックです!

<事例Ⅱ>

 私にとって、事例Ⅱは好きな事例(←得意とは言っていない)だったのですが、時間的にかなり追い詰められたメンバーも多く、限られた時間の中で何を閃いて書いたか、というのはとても参考になると思います。ポエムではなく、与件文に沿った解答をどう仕上げるか、という意味で六者六様の多様性が見られますよ。あと、個人的なことでいうと、自分はどの事例も第1問(R4事例Ⅱでは3C分析)を一番最後に解いていたのですが、メンバーの中では少数派っぽかったのも、興味深かったです。

<事例Ⅲ>

 第4問の「社内活動」に戸惑った人は多かったものの、割と落ち着いてこなした人が多い印象。特に、問題演習の量をしっかりこなしてきた人は自信をもって解答を書いているイメージ。翻って、私の事例Ⅲは相当あたふたしてしまったのだけど。。。(個人的に、事例Ⅲは生産現場を知らないゆえに、腹落ちしてなくて、苦手です…。)個人的な感想でいうと、事例Ⅲはフレームワーク(DRINK)の汎用性が非常に高いので、演習量が多くなるほど、自信をもって解答できるようになるのではないかと感じました。

<事例Ⅳ>

 全員が第1問の「生産性」に立ちすくんだけど、うまくリカバリーできた人は点数が高いし、私のように引きずられてしまい、茫然としたまま他の問題にも進んでいった場合はあまりよくなかった、という印象です。事前に決めたタイムマネジメントをしっかり守れているとより高得点につながると感じました。大事なのは、「できない問題に引きずられない」ということだと思います。NPVほか、各種の計算が苦手な人は、着実に文章問題(今回の場合、第4問)で点を取りにいかないと、痛い目見ます。

 

過去問大集合!ふぞメンたちのイチオシ事例紹介

 メンバー6人のキャラクターがでているパート。私の場合、過去問は5年分しか解いていなかったので、そこまでのバリエーションはありませんが、それでも、「この過去問は役に立った!」と思うツボの部分がバラバラで、それもまた面白い。受験生の皆さんも、各メンバーがおすすめする年度を見たうえで、問題演習を終えた後に、改めてこのパートを見てみるのも一興かもしれません。個人的には、インバウンドの仕事に関わっているので、平成30年度事例Ⅱはとりわけお気に入り。

受験生のお悩み解決!ふぞメン大座談会

 このパートも相当な気合と愛情で書きました。先日開催した【ふぞ16夏セミナー】でも、ご参加いただいた受験生から頂戴した質問のかなりの部分は、このパートに載っている内容だった気がします。この一言一句すべてがおすすめなのですが、私としては、「メモの取り方」について言及している部分がハイライトかなと思います。独自のメソッドでMECE(漏れなく、ダブりなく)を徹底追求しているおみそ、実際の解答に近いものをメモとして書き、転記する私、設問間のつながりを意識し、事例企業の全体像・将来像をイメージするまっち、とメモの取り方は本当に「ふぞろい」。どれが正しい、というのではなく、メンバーが自分にあったメソッドで合格を勝ち取ったということがよくわかります。

 ほかにも、事例Ⅳでは、試験開始直後に主要財務指標について計算するというやーみん、7本のカラーペンを使いこなし、150ものフレームワークを操るこやちん、シャーペン1本で戦い、どんな問題にも動じないみみ、と6人の個性が花咲く読み物となっています。ぜひ、試験の合間にでもお読みいただけると嬉しいです。

まとめ

 ふぞろいは、キーワード分析はもちろんのこと、本日ご紹介した再現答案パートなど、どの原稿も執筆陣が愛情惜しみなく注いで書いたものです。「そこに愛はあるんか?」と問われたら、「当たり前やんか」と答えたくなるほどの気合の入りようです。ぜひ、【ふぞ16】を使い倒して、合格を勝ち取っていただければ、私どもとしてもこれ以上の喜びはありません。

 そして、【ふぞ16】では、夏セミナーに続き、秋セミナーを予定しています。皆さんのお役に立てるセミナーになるよう、現在、準備を着々と進めているところです。詳細はこちらをご覧ください。

「ふぞ16 お疲れさま会」のお知らせ

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【ふぞ16 お疲れさま会 開催決定!】

「ふぞろいな合格答案」では、夏・秋とセミナーの開催をしてきましたが、今回は完全にフリートーク。2次試験を戦い抜いた受験生の皆様とふぞろいメンバーで、ただただ自由に語り合う場です。激戦を終えた皆さんに、ふぞろいメンバーから「お疲れさまでした!」を伝えさせてください!!皆さまのご参加お待ちしております! 

[開催日時]
 ・11月5日 (日) 19:30~21:00 お申し込みはこちら
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皆様のご参加、心よりお待ちしています!

 あすのブログはいったんお休み。明後日は事例Ⅰチーム、再現答案チームで私と苦楽をともにしてきた「やーみん」の登場です。ご期待あれ!

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