事例Ⅳアドバイスリレー 〜第1問編〜

しゅうと似顔絵
同友館
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こんにちは、しゅうとです。今日からは事例Ⅳ担当メンバーによるアドバイスリレーをお送りします!事例Ⅳチームからは、再現答案を分析した時にどのような議論があったか?を問題ごとにお伝えします。もしまだ昨年度の問題を解いていない方はぜひ解いていただいて、考え方の参考にしていただけたら幸いです!(問題はこちら

設問1①②優れていると考えられる指標について

ここは正解率も高く、答案分析も迷う部分がほとんどありませんでした。ただ、収益性、効率性、安全性いずれも同業他社に比べて優れている、という特徴は例年にはなかったので面食らってしまい、次の③劣っている指標で苦労した人も多かったです。

設問1③劣っている指標について

設問1③はメンバーの間でもかなり時間をとって議論しました。

①②優れていると考えられる指標のところで述べたように、収益性、効率性、安全性どれも同業他社と比べ優れている、という論理展開で進んでいたことを考えると、消去法的に生産性以外の解答は加点できない、という結論になりました。

また、有形固定資産回転率を生産性の指標としてカウントするか?について、配点を1点にするか2点にするかどちらの意見もありました。

合格者と不合格者の解答率を見てもどちらにするか迷う状態だったのですが、ここは論文や書籍をあたって私たちなりの答えを出し配点を決めました。

しゅうと
しゅうと

再現答案だけで答えを絞れないときはコツコツ調べたのです・・・

予備校の模範回答だと「劣っている指標は『労働生産性』!以上!!!」で終わりにされてしまいますが、実際には有形固定資産回転率と書いて合格した人がたくさんいることを感じてもらえるのは、ふぞろいならではだと思います。

設問2明らかに劣っている指標と要因について

第1問設問2は、第3問の正答率が低かったことを受けて、この設問2ではできるだけ甘めに加点されたのではないかと思います。実際にこの問題で得点を稼いだ人は多く、ここで大きく加点できなかった受験生にとっては厳しかったのではと思います。

「劣っている指標」については、設問1の要求にもあった「労働生産性」など生産性の指標が劣ることを指摘した人だけでなく、より幅広い加点対象としました。

要因については多面的な解答をできている人を満点としていたのですが、「海外販売事業」など具体的な内容を挙げた解答よりは、「投資」「多角化」など短い抽象的な言葉でまとめている解答の方が高得点者に多かった印象です。

しゅうと
しゅうと

その方が文字数を抑えられてより複数の要素を盛り込めるからかなと思います。

いかがでしたでしょうか?明日はけーたに第2問について書いてもらいます!お楽しみに!

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