どーもこんにちは、えとえんです!
1次試験まで1ヶ月を切り、皆さん直前の追い込みをしているかと思います!
私も1年前、試験前日のホテルで「こんなんむりやんけ」と絶望したことを今でもありありと覚えています。
試験前日にホテルで泣きながら勉強しているとふと、「医師国家試験の試験前日はすごーくのんびりしてたな」と思い返していました。
そもそも試験勉強に費やす時間も科目も違うので、単純な比較はできませんが、巷によくある国家試験ランキングの結果とは自分の感覚は違うように感じます。
なので、せっかくなので今まで誰もしたことがないであろう、中小企業診断士1次試験と医師国家試験を比較を行いたいと思います!
目次
医学生や研修医が「国試」と呼称する、医師になるための国家試験です。
基本的には6年制の医学部医学科を卒業した人だけが受けることのできる試験で、この試験に合格すると晴れて医師として名乗ることができます。(むしろそれ以外で名乗ったら医師法違反です)
毎年2月の頭に行われ、医学部生活の集大成と言われており、ここをクリアしなければ卒業してもただの医学に詳しい人になってしまうため、皆必死に勉強します。
現在は2日間に短縮されましたが、私が受験したときは3日間で500問を解く必要があり、知力だけでなく体力も試される試験となっています。
範囲は内科学、外科学に始まり、皮膚科、眼科、泌尿器科、整形外科、精神科、小児科、婦人科、更に公衆衛生など、多数の分野からの出題があり、幅広い知識が必要とされます。
医学知識を問う「一般」、臨床的判断能力を問う「臨床」、医師として必須の知識を問う「必修」があり、「一般」「臨床」は6.5〜7割、必修は8割を得点しなければ不合格となります。
さらに禁忌肢という、「これを選んだらドボン」という選択肢もあり、常に緊張を強いられます。
医師の専門性を担保するための重要な試験であり、厚労省がもっとも力を入れる分野の一つと言ってもいいでしょう。
とまぁ言ってみたものの、実際はそこまですんごい難しいわけじゃないです。
6年間の集大成といえども、実際に出題されるのはそのうちの3−4年生で勉強したものが大半ですし、ある程度授業をきいて真面目に試験をパスすれば4年生の終わりでも突破できる人はいると考えます。
最近はむしろ国試より前のCBT(4年生で行うコンピューターテスト)やOSCE(診察試験)、そして6年生の最後の難関である卒業試験(卒試)のほうが難しいことが多く、国家試験は一種のイベント戦闘みたいなものと考えていただいてもいいかもしれません。
とはいえ、国試を受けることができる人の全体で下から1割に入ってしまうと自動的に落とされるので、油断はできませんが。
500問という問題数も、集中力を保つのは大変ではありますが、問題数が多ければ1問あたり配点が少なくなるため、多少のミスを気にしなくてすむので、むしろ気が楽になります。
必修問題の8割はたまに難しい問題がきてビビりますが、大抵は簡単な問題ですので、なんだかんだ8割取れるな〜って印象です。
禁忌肢は、私が受験したときは3問までオッケーだったので、1問くらい踏んでもまあいっかという気分でしたね。
どちらかというと、9割が受かる試験であることに対する「落ちてはならぬ」という気持ちがプレッシャーになります。
ぶっちゃけ、中小企業診断士1次試験のほうが辛かったですね。
何よりも7教科それぞれで40点以上を取らなければならないという制約がしんどく感じました…
企業経営理論や運営管理などの問題数が多い教科はそこまでなのですが、経済学や財務会計などの1問4点問題は1問1問のウェートが重く、連続でわからない問題が出た時の追い込まれ感は凄まじかったです…
また、科目ごとの関連がほぼない事もまたしんどさを増やしました。
医学の知識はある程度人間の体において決まったルールがあり、周辺知識が脳内ネットワークを構築するので、記憶の保持がしやすいのですが、中小企業診断士1次試験はそれぞれについて全く関係のない知識を覚える必要があり、一つの科目に集中すると他の科目の知識は忘却してしまうことがざらにありました。
記憶の定着には反復練習が必須なのですが、仕事をしながら7科目を反復するのはなかなかの苦行となりました。
この歳になってセンター試験を全力でやり直すようなもんですね笑
個人的に1次試験をパスできる人はセンター試験9割は行けると思います(今はもう無くなりましたが…)
中小企業診断士1次試験は医師国家試験よりも辛い!
なので今苦しんでる皆様、苦しくて当たり前です!
医師国家試験レベルの苦行を強いられてるので、苦しいのです!
なので、胸を張って勉強してください!
次回はゆーきの登場です!試験直前だけど自信が湧かないっ!そんなあなたに送る一本となっております!乞うご期待!