「どんな診断士になりたいか」えとえん編

同友館
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どーも、みなさん、えとえんです。

前回のおみその記事はお読みになりましたか?

今の時期から2次試験対策に取り組めると、一次試験合格後にいいスタートダッシュが切れますので、余力のある方はぜひ!

え?お前はどうだったって?

この時期は一次試験の講義がやっと全部終わって過去問に取り組み始めたくらいですね笑

さてさて、本日は私がどんな診断士になりたいかというテーマでお話しようかと、思います。

いままで経営や経済について全く学んでいない医師が、どうして中小企業診断士を受けようと思ったのか、今後どういう方向性を考えているのか、深掘りしたいと思います。

始まりは浪人時代

思い返すと、経営やら経済に興味ができたのは浪人時代でした。

実は私、浪人を機に理系から文転したクチなんです。

あまりにも数学ができなかったのと、文系KOボーイになってパリピ(失礼)したくてですね。

それで、もし文系に行くとしたら経営を学びたいなと考えていました。

ただ、なんやかんやあってその年は医学部に滑り込むこととなり、その夢は露と消えました。

ぼんやりした違和感を覚えた研修医時代

そんなこんなで無事医学部を卒業、国家試験も合格し、晴れて研修医となりました。

ただ、研修3ヶ月目にして「なんかずっとお医者さんやってくのは違うなぁ」とぼんやり考えるようになりました。

いや、お医者さんにやりがいは感じるし、適性も結構あってそつなくこなせてたんですが、なんとなくずっとこれはおもんないなと。

せっかくならスーツ着てオフィスでバリバリ仕事したいな~なんて考えていました。

とはいえ、医師になったからにはそれなりに社会貢献しなければと思い、数年間は真面目に医療に打ち込んでいたんですけど。

産業保健をやるなら経営知らないとなんにもならん

医師6年目くらいになると余裕が出てくるので、内科医をやりつつ、副業がてら産業保健にも顔を出していたところ、中小企業に携わる機会を得ました。

大企業ならいざしらず、中小企業は人数が少なく、人事と経営が直結していますので、「この人はだいぶメンタルキテるんで休ませたほうがいいですよ」と軽々しく言えないのが現状です。

なので、産業医として助言をする際に、経営状況的に有りなのか?無しなのか?と考える必要を感じました。

が、真面目にお医者さんをしていたので、経営状況なぞ何もわからんからなんにも言えんなというのが現実。

その頃辺りから、経営学びたいな~という気持ちがふつふつと湧き上がってきました。

コロナ禍でこのままではあかーんと痛感

そして今もまだなお大きな爪痕を残すCOVID-19の登場です。

これ、結構医療機関に大きなインパクトでですね。今後の先行きが暗くなったなと感じました。

(補助金じゃぶじゃぶやないかい何言ってんねんという気持ちはわかります)

まず1つ目に、オンライン診療の普及によるいままでの開業医のモデルの崩壊があります。

コロナ禍前は手間がかかりお金がかかるが全然儲からないシステム(保険点数的に)だったんですが、コロナ禍のニーズに対応した結果、かなりオンライン診療が普及してきました。

個人開業医の対応は十分ではない一方で、巨大資本が参入し始めて来たのです。

今までは直接受診が必要である、という点が参入障壁となっていましたが、コロナ禍でそれは崩れました。

結果として、医師の出口戦略である個人開業医というキャリアプランは足元が大きくゆらぎ、沈没仕掛けています。

そして2つ目には、膨れ上がった社会保障費とインフレの波があります。

保険診療に従事する医療者の収入の財源は、皆さんから徴収される社会保障費となっています。

高齢化および医療の高度化により、年々増加していましたが、このコロナ禍で急増し、連日値上げを検討する状況となっております。

しかしながら、これ以上社会保障費の増大をすれば、世論の反発は必至であり、さらに上がっても自分たちの首を締めることになるため、この先の見通しは不透明です。

社会保障費が上げられないとなると、保険診療に携わる医療者の収入は低下することは確定的に明らかです。

さらに、インフレによって物価が上昇し、賃上げが叫ばれていますが、上記のごとく医療者の賃金を上げることはほぼ不可能でしょう。

これらを勘案し、「保険診療だけやってはあかん!なにか別の食い扶持を探さねば!」と考えるに至りました。

じゃあどうするのか

そこで、自分の中にふと湧き上がってきたのが、「経営、学んじゃう?」という気持ちでした。

当初は王道のMBAを考えていたのですが、時間も金もかかる上、結局海外MBAじゃないとあんまり意味ない上に、社費でいける人と机をならべるのは悔しいと感じました。

何か他にないかと、調べて見つけたのが、「中小企業診断士」なのでした。

そうして中小企業診断士試験を受け、辛くも合格したのが、今の自分となります。

ここからが本題になるのですが、結局自分はどうなりたいのか。

自分のスタンスの中小企業診断士は3つの意味を有しています。

①一般的な中小企業診断士として経営者に助言する、中小企業診断士。

②産業医として経営者に助言する、中小企業診断士。

③医療者として経営者に助言する、中小企業診断士。

①については、そのまんまの意味ですね。いわゆる経営コンサルタントとしての立ち位置になります。

②については、産業医としてのスタンスが有りつつ、それを超えた付加価値を想像することを目標にしています。

③については、経営のわかる医療者かつ医療のわかる経営者として、開業医などにアプローチをしていくことです。

この三位一体戦略で、唯一無二のコンサルタントとして成り上がっていく!というのが自分の考える診断士像です。

(とはいえ、お医者さんスペック高いんで本気で目指せば再現性高いと思いますー)

最後に

長々となりましたが、つまるところ私の考える診断士像は「臨床×産業保健×経営」とゆーわりとTwitterとかのアカウント名の後ろに書いてあるチープなやつですね。

まぁでも、そこに「ふぞろい」の成分が入ることで、少しは希少価値が上がったんかな、とも思ったりします笑

なんにせよ、中小企業診断士は懐が深くて広い士業なので、どんな職種とも掛け合わせることができます。

自身の強みを生かして唯一無二の存在になりたい!そうお考えの方はぜひとも合格を勝ち取ってください。

さて、次は我ら改善チームの長たる「ゆーき」の登場です。どんな話をしてくれるのやら、楽しみですね。

ではでは、このあたりで。

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