皆さん、おはようございます。事例Ⅰ担当&ブログリーダーのがきです。
いよいよ、2次試験が実施される10月に突入しました。ブログ投稿の際毎回書いていますが、とにかく体調管理が重要です。生活のバランスを崩さないようにして、万全の状態で試験に臨めるようにしましょう!!
昨日、ふぞろいメンバーによる2次試験対策オンラインセミナーを開催しました。参加していただいた皆さん、ありがとうございました!!試験当日まで、ふぞろいメンバーは受験する皆さんを応援し続けます!!
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ふぞろい16メンバーのブログは2月20日スタート!
どうぞお楽しみに!
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目次
皆さん、「中小企業白書」、「小規模企業白書」(以下「白書」)は読んでいますか? と言いつつも、読んでいなくても問題ありません。特に直前期に迫ったこのタイミングで、試験対策として白書を精読する必要はありません。ボリュームも無茶苦茶あります。今はこれまで積み上げてきたやり方で試験対策に集中すべきです。
ですが、白書は経済産業省が「中小企業の置かれてる環境の分析、そしてこれからどうあるべきか」を整理した内容。2次試験との関連性は間違いなくあると思っています。
なので、白書のポイントをある程度知っておくことは、2次試験を受ける上でも多少なりとも皆さんの力になると思い、本日から土曜日まで、「2022年度版 白書」から、その内容をふぞろいメンバーがポイントを絞って紹介させていただきます。
先に断っておきますが、「出題予測」ではありません。1週間通して読んでもらい、ざっくりと現在の中小企業にとっての重要事項をインプットして頂き、試験での対応力を少しでも上げていただくことを目標としています。
是非、今日から続けて毎朝チェックしてみてください。
本日は、私がきがポイントになりそうなところを紹介します。これに沿って、各日メンバーが案内いたします。
※注意:白書で示されている膨大なデータなどは、細かく説明しません。あくまで、ストーリーや全体感の部分を紹介したいと思っています。
まず、このタイトル画にも使用している表紙をご覧ください。「中小企業白書」「小規模企業白書」ともに「新たな時代へ向けた」とあります。コロナ禍を受け、社会環境が大きく変容している事。そしてその変化に適応していかないといけない、という事がよく分かりますね。
そして、その共通する冒頭の言葉の後に続くのが
「自己変革力」
「事業の見直しと地域連携」
とあります。変化への適応と変革は自ら強い主体性を持って進めていかなければいけない、という強いメッセージを読み取ることが出来ますね。
事業の見直しと地域連携もいかにも重要キーワード。この辺りは今週の各回で紹介いたします。
ここからは、経済産業省がまとめた資料から、重要なパーツを引用・紹介させていただきます。
※ちなみに、その資料はこちら。これは短い時間で読めるので時間のある方は是非。
https://journal.meti.go.jp/p/22405/https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2022/PDF/2022gaiyou.pdf
以下引用:
(中小企業における足下の感染症への対応)
足元の事業継続とその後の成長につなげる方法の一つとして、事業再構築が重要。売上面への効果や既存事業とのシナジー効果を実感する企業も存在。
「既存事業とのシナジー効果」は事例企業の頻出論点ですよね。間違いなくチェックしておきたいポイントですが、特に今年の白書ではタイトルが「事業の見直し」で、事業再構築もこれにあたると考えて良いでしょう。では、白書ではどのように紹介されているか…実際の白書掲載企業も含めて、みっちーがご案内します!!
以下引用:
(企業の成長を促す経営力と組織)
・中小企業の成長を促すための取組として、ブランド構築や人的資本への投資を始めとする無形資産に今回着目。
・ブランド構築について、ブランドコンセプトの明確化や従業員への浸透などを行う事も必要。
・人的資本への投資について、経営者が積極的に計画的なOJTやOFF-JTを実施し、従業員の能力開発を進めることが重要。
「無形資産に今回着目」と強調してあります。ここにおける無形資産とは、「ブランド構築」と「人的資本への投資」の2つを指します。そしてこれが「中小企業の成長を促すための取組」とまで書かれているため、見逃せません。
敢えて言うと「ブランド構築」は事例Ⅱ、「人的資本」は事例Ⅰでしょうか。
あと、無形資産と言えばどうしても真っ先に「のれん」が頭に浮かびますよね。直近の事例Ⅳで「のれん」はかなり高い頻出論点でしたが、昨年は出ませんでした。もしかして、今年・・・いや、余計な詮索はやめておきましょう。
以下引用:
(小規模事業者における事業者見直し・地域課題の解決)
・地域課題の解決に向けて、他の事業者との協業を行う小規模事業者は、支援機関のネットワーク・ノウハウを活用する事が重要
地域課題は事例企業のテーマとしてもよく出てきますよね。地域と「連携」し「課題解決」する事が(コロナ禍以降)、より重要になってきていることは、このテーマが「白書」のタイトルになっていることからも明らかです。
こちらについては間違いなく超重要論点。22年白書で関連するデータを見ると
・後継者が不在の企業の割合(後継者不在率)は21年で61.5%と、前年比3.6ポイントと減少。
・経営者年齢に関しては事業承継した企業による若返りと、承継していない企業の高齢化と、二極化が進む。
・中小企業のM&Aは増加傾向。
という傾向が見て取れます。ますます重要度が増すこのテーマについても紹介いたします。
以上、今週の企画について全体感を紹介させていただきました!!
また、白書についてのリンクはこちら。
中小企業白書
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2022/PDF/chusho/00Hakusyo_zentai.pdf
小規模企業白書
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2022/PDF/shokibo/00sHakusho_zentai.pdf
どのようなことが書かれているか、ざっくり知りたい方は是非どうぞ。冒頭でも書いたように、非常にボリュームのあるものなので、この時期に全て読むことはお勧めしません。
それでは、今週白書を皆さんと勉強していきたいと思います。
明日はみっちーによる「事業再構築」です。お楽しみに!!