【2次試験:初受験する方向け】まずは時間への意識を変えよう

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1次試験終了、2次試験モード開始!!

おはようございます!!事例Ⅰ担当、ブログリーダーのがきです。1次試験からすでに一週間経ちましたが、改めて言わせてください!!

1次試験を受験された方!!
本当にお疲れさまでした!!

そして、(あくまでも自己採点段階ですが)結果により2次試験受験資格を得た方、おめでとうございます!!このまま2次試験モードにフルスロットルで突入しましょう。

私、がきは2次試験を2回受けており、つまり一度不合格を経験しています。ストレート合格を目標としていましたが、とにかく勉強する期間が短く、焦りを感じながら勉強していました。

そんな中で「ここに気づいていれば(もしかしたら)ストレート合格できていたかも」という反省ポイントがありましたので、それを書かせていただきます。

今年初めて2次試験を受ける方(ストレート目標)、2次対策を始めたばかりの方に・・特にこの時期読んでほしい内容です。

 


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ふぞろい16メンバーのブログは2月20日スタート!

どうぞお楽しみに!

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1次試験終了直後、陥りやすい事

まず、私自身の経験からまずはお話しさせていただきます。1次試験終了後、自己採点により合格を確信。(1週間はゆっくりして)早速2次試験の勉強を開始します。当時は「この勢いで絶対ストレート合格するぞ!!」という意気込みで勉強を開始しました。

勉強自体は

  • ふぞろいを活用して過去問を解く
  • 予備校の演習問題を授業に沿って解く
  • そこから「不足している」と感じた1次知識の復習

の3つを中心にしていました。概ね、スタンダードな勉強方法では無いでしょうか。

その中の、「ふぞろいを活用して過去問を解く」、「予備校演習」の2つの勉強手順は

  1. 問題を解く
  2. 自己採点をする
  3. 何が書けなかったか、なぜ書けなかったのかを自分なりに考える
  4. もう1回解答を書き直してみる

の流れです。

しかし、2次対策の勉強を開始してからほどなくして、日々焦りを感じるようになりました。

その焦りとは・・・・

フゥ・・14時から勉強初めてもう22時か・・・オイ!1事例しか解けてないぞ(焦)!!

というものです。

1次試験の特徴は、とにかく知識の範囲が広く、習得すべき知識のボリュームが多いこと。

7科目全てに目配せしながら、ひたすら過去問を解き、膨大な知識量を詰め込み続けることが体に染み渡っていた身からすれば、2次対策の勉強は「こんなに進まなくて大丈夫か?」「なんかガツガツ勉強した!!という満足感が足りない・・このやり方は正しいのか?」と感じる事が多く、不安が募りました。

その結果、「まずは、とにかく多くの事例(過去問)をこなさないと!!このペースでは過去問5年1回解いただけで終わってしまうぞ!!ヤバい」というマインドになり、上記の勉強のサイクルの中で特に

「3.何が書けなかったのか、なぜ書けなかったのかを自分で考える」と「4.もう一回解答を書き直してみる」を端折ってしまいました。というかサッと終わらせてしまいました。

解答して、採点結果だけ見て「すぐ次」の問題へと移る勉強ペースにしてしまったのです。こうすると日々「解いた過去問事例数」がどんどん積み上がっていくため、精神的に充足感が増します。

・・・が、これは非常に危険です。ただ解いて、採点するだけだと絶対に点数は伸びません。

このような勉強方法だと、結局「運任せ」のような状態になってしまいます。

自分も1年目はこのような状態でした。エクセルシートで過去問のリスト表を作り、チェックリストを埋めることに注力していました。

極端な言い方をすると、1次試験は「勉強量が問われる(もちろんいい意味です)試験」、2次試験は「勉強の質が問われる試験」だと思います。この違いを理解しておくことは非常に重要、というのが私の意見です。

必要な考え方

以上を踏まえ、私的に必要だと思う「心構え」を書きます。

勉強は「じっくり」が大事

一度解いた問題を採点した後、「点数」は重要ではありません。むしろ低得点の時は「学びポイントが多い」事を喜びましょう。大事なのは「なぜ、このキーワードが出てこなかったのか。与件文を見逃したからか、知識がなかったからか?」など、自己の解答と向き合う事です。

「半日かけて解いた事例が1コだけ」でも全然問題ありません。とにかく1つの問題を十分味わってください。

量の視点で焦る必要は無し!!

解答は書き直そう

これ、精神的に苦痛なんですよね。自分はすごく苦手でした。自分が書いた解答を脳内から一度捨てて、もう一度模範解答やふぞろいのキーワードを参考に解答を再構築すると、頭が痛くなってきました。

いつの間にか、「そこそこ点数取れたし、まあいっか」と言いながらキーワードだけ見て「フンフン」と分かった気になり、すぐに次の事例に取り掛かってしまっていました。

脳に負荷がかかる勉強ほど、身に付きます。書き直しは超重要です。

再現答案が書けるメモの取り方(自分流)を確立させよう

これも重要です。

当時、通っていた予備校の先生で非常にお世話になった方がいました。

その方も2次試験は2回目で合格された方でしたが、授業中の言葉を今も覚えています。「1年目、試験が終わってから再現答案を書こうとしても、書いた内容を思い出せず全く再現答案を作ることが出来ませんでした。逆に、2年目は一文字違わず再現答案を書くことが出来ました」

一文字違わず・・・というのはさすがにやり過ぎ(笑)な気がしますが、この言葉は真実だと思います。私もまったく同様でした。不合格の年は再現答案を書きようがありませんでした。なぜなら、答案用紙のメモスペースが落書きのような状態だったからです。後で見直して「ポエムかっ!!」とメモに突っ込んでしまいました。

真面目な話、単純にメモを多く書けばいいというわけではありません。

再現答案を書けるメモ取りとは、つまり「解答手順が自分の中で確立されている」「何をメモするか、ある程度ルールが決まっている」という事です。だからメモを見て自分の思考や考えが再現できるんだと思います。

是非、「どういう手順で解いて」「何をメモするのか」を考えながら一問一問に向き合いましょう。※上の部分で勉強の手順を書きましたが、この「何をメモしたか」というのも復習し、毎回見直す必要があります。

繰り返しになりますがじっくり考えてください。解いた事例の数は無理に追う必要はありません。

さいごに

いかがだったでしょうか。2次試験まで、短いようで実はまだ時間はあります。そもそも診断士試験の1次試験と2次試験が毎年この間隔ということは、この期間で合格に必要な実力を仕上げることは可能、という事なんだと思います。

引き続き体調には気を付けながら、頑張りましょう!!

次回は・・・もっちゃん・・・と思いましたが、もう1個この時期お伝えしたいことがあるので、明日もう1回投稿させていただきます。宜しくお願い致します!!

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