中小企業診断士一次試験まで3か月! 苦手なアイツとうまく向き合おう!

同友館
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ゴールデンウィークも今日で最終日ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。今年は飛び石連休だったため、休日に挟まれた平日にお休みを取り、大型連休にされた方も多いのではないでしょうか。

私自身は昨年在籍した予備校の合格祝賀会があり、お世話になった講師の方に直接お礼を伝えられたのと、診断士の同期合格者の方とネットワークづくりができたので充実した連休だったなあと感じてます(こうしたことも合格後の楽しみのひとつかな、と感じました)。

今日は残り3か月をうまく乗り切るために「苦手なアイツ」との向き合い方をご紹介しようと思います。最後までお読みいただけると、とっても嬉しいです!


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どうぞお楽しみに!

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一次試験まで3か月ですね。

8月6日、7日の令和4年度中小企業診断士一次試験まで3か月を切りました。これからの3か月は一次試験直前期と言われ、予備校のカリキュラムで行くと連休明けから本試験レベルの予想問題を中心に答練をこなしていく時期になります。私の通っていた某大手予備校では一週間に2科目ずつ、合計7週間で各科目を2回ずつ答練をこなしていくカリキュラムでした。その後6月後半から7月初旬に公開模擬試験があり、本番レベルの得点力をチェックしたうえで知識の仕上げにかかる流れです。

苦手な論点との向き合い方

予備校を利用する方はこうした答練を通じて、独学の方は過去問などの問題集を通じて得意・不得意の把握が進むと思います。また、そうした中でどうしてもここは苦手だな、という論点もでてくると思います。ちなみに私は企業経営理論ではモチベーション理論、リーダーシップ理論は何度トライしてもどうしても頭に入りませんでした。。

こうした苦手な論点は時期ごとに向き合い方を変えることでうまくつきあえると感じましたので、以下にご紹介しようと思います。

直前期(5月以後)

苦手な論点かつ頻出論点を優先して復習しました。問題集のできなかった問題、および正誤判定ができなかった選択肢に印をつけておきます。何度か問題を解いた結果、そうした印が多い箇所ができてくるので、そこを中心にテキストを読む、その他教材を確認する、ノートに要点を書き出してみる、など重点的に対策しました。

ちなみに試験本番が近づくにつれ不安感も増してくるので、どうしてもできる問題を再度解いて「よし。解ける! これもできる!!」と安心感を得たくなるのですが、ぐっとこらえて苦手な論点の対策を優先しました。自分の足りない部分と向き合うのはキツイのですが、そこが得点力の伸びしろでもあるため、重点的に時間をかけるようにしました。

なお、企業経営理論、財務会計、運営管理は二次試験の頻出論点かつ苦手論点があれば優先的に復習しておくと良いように思います。令和2年度 事例Ⅳの「負ののれん」のように一次知識がそのまま二次試験で出題されたりしていますので、この時期に抑えておくことで一次対策をしつつ二次試験の得点力を養う効果も期待できるのではと思います。

超直前期(7月以後)

この時期は残り時間が少ない中でいかに効率よく得点力を養うか、加えて試験当日の気持ちの作り方も大事になるので、それまでとガラッと変わり、苦手な論点は思い切って捨てました!(ただし中小企業経営・政策など純粋な暗記科目は試験開始数分前まで得点力アップ機会があるので、試験一週間前を切った超超直前期には優先して詰め込みました)

一次試験当日

把握した得意論点、苦手論点をふまえ、科目ごとにどの論点で得点を取るのか大まかに作戦を立てておくと当日の処理が安定するように思います。

企業経営理論ですと出題の構成が、戦略論⇒組織論⇒労働関連法規⇒マーケティング、と大きく4ブロックに分かれます。労働関連法規やマーケティングはシンプルに知識の有り無しの勝負になる一方、戦略・組織論は選択肢を良く読んで処理する必要がある印象を持ったので、試験当日の方針を以下としました。

  • 戦略論⇒時間がかかるので後まわしにしてじっくり解く
  • 組織論⇒同上(リーダーシップ理論、モチベーション理論は運に任せる。。)
  • 労働関連法規⇒最初に解く(知らない知識は考えてもムダなので時間をかけない)
  • マーケティング⇒労働関連法規の次に解く(知っている知識と知らない知識が1問中に混在したりするので、消去法でなるべく二択くらいまで持ち込んで処理)

他にも運営管理であれば生産管理(文章・知識系)、生産管理(図表・「パズル」系)、店舗・販売管理、など分類できますので、時間をかければわかるパズル系を最後に解く方針としていました。科目ごと、論点ごとに得意論点、苦手論点の把握が進んだら、こうした試験当日の方針に落とし込んでおき、できれば直前期の模擬試験を通じて磨きをかけることをオススメします。

学習意欲との程よい距離感

中小企業診断士試験にチャレンジされる方はそもそも学習意欲が旺盛な方だと思いますし、実務に関連する論点など知識自体に興味を持つものも多くあると思います。ですが、あくまでも試験合格を目的にされている時期については、そうした知識欲と程よい距離感を保つのが良いかもしれません。

私自身も知識自体に興味関心を持ったほうでして、テキスト、問題集のみならず、各種書籍に手を出して知識欲を満たした結果、少々遠回りした印象もあります。。同じ傾向がある方は、そうした気持ちは合格後にとっておき、学んだ知識がどの程度の得点力向上につながるのか、そのために時間をかけるべき範囲をどう絞り込むか、意識されると良いかも知れません。

さいごに

いかがでしたでしょうか。直前期といっても「まだ3か月」あります。これまでの基礎学習が徐々に得点力になっていく時期でもありますので、ぜひ限られた時間を有効に活用いただけると良いと思います。今日の内容が皆様のお役に少しでも立てたなら幸いです。

明日は一度話せばみんな人柄に惚れ込む。ふぞろいの癒しの太陽「がき」の登場です。ご期待ください!

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