こんにちは。
多年度生合格ナビゲーター、キッラーンです。
前回のブログ では、自信マンマンで臨んだ2次試験で大ゴケした話を書きました。今回は、こうして勉強への取り組み姿勢を大きく変えることを決意したキッラーンが、どのように自分の課題に取り組んだのかについて、3つのターニング・ポイントを軸に書きたいと思います。
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【ターニング・ポイント1 ~気付き編~】
時は平成23年12月9日AM10時。合格した気のキッラーンは自信マンマンで協会のホームページを見にいきました。が、いくら探してもキッラーンの受験番号が見当たりません。しばらく、信じられない気持ちでしたが、やがて事態を受け止められるようになると、こんな感情がふつふつと湧いてきました。
とにかく恥ずかしい
しかし、こういう時こそ躊躇するとどんどん恥ずかしくなると考え、すぐに勉強仲間へ結果を報告しました。やがて、他の勉強仲間の合否報告がとどきます。そんな中、前回のブログでも話をした最後まで苦しんで愚直に勉強していた、一番の戦友である勉強仲間が合格したとの知らせが届きました。この時は、素直にキッラーンも嬉しくなりました。と、同時にキッラーンの何が間違いだったのかに気付きました。
自己主張ばかりしていて不合格になった自分と、なかなか結果が出なくて最後まで苦しんでいた彼は、ちょうど『ウサギとカメ』のように思えました。
そんなことを思いながら今後のことを考えているとき、自分に足りかかったことがキーワードとして、頭に浮かんできました。それは「謙虚さ」という言葉でした。
そこで早速、「謙虚」というキーワードでAmazonを検索してみました。すると、1位に出てきたのは、以下のようなタイトルの本でした。
「素直な心になるために」
そして、著者を見たときに、キッラーンは大きな衝撃を受けます。
松下幸之助
ここで、経営の神様の名前を見た瞬間、自己主張ばかりしていた当時の自分が「どれほど中小企業診断士にふさわしくない人間なのか」を痛いほど感じることができました。
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【ターニング・ポイント2 ~方針転換編~】
自分を変えなければ!
そう考えたキッラーンは、環境を変える決心をします。以前、みほみほが「予備校を変えるか変えないか」というテーマでブログを書いていましたが(こちら 参照)、キッラーンは予備校を変える選択をしました。さらに、それまで参加していた勉強会からも少し距離を置くことにしました。
ただし、ここで誤解してほしくないのですが、それまでの予備校や勉強会が悪いから変えたのではないということです。
当時のキッラーンは、「謙虚に素直に人の話を受け入れること」から勉強を再開しようと考えていました。しかし、それまでと同じ環境にいると、自分がつい教える側になってしまうことが想像できました。それは自分にとっても、仲間にとっても決してプラスではないと考えたため、環境を変えることにしたのです。
ちなみに、勉強会の人たちにはちゃんと自分の意図を話したうえで距離を置いたので、参加回数は減りましたが今でも良好な関係を続けられています。(たとえば、ポンポロ さんとかwww)
ちなみに、こうして新しい環境で勉強を再開したキッラーンは、新しい予備校へ通う電車の中では、「素直な心になるために」を読むことにしていました。そして、読めば読むほど、前年の自分がどれほどダメだったのかを再認識させられました。
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【ターニング・ポイント3 ~弱点克服編~】
こうして少しずつ「素直な心」になってきたおかげで、キッラーンは自分の最大の弱点に気付くことができました。
もともと事例Ⅱは他の科目に比べて得意ではありませんでしたが、以前に比べて成績の良い時と悪い時の差が大きくなっていました。そして、その原因を追及していったところ、「読む」精度が低いために「自分の考え」を書いてしまう余地が多くなっていることに気付いたのです。
つまり、ちゃんと「人の話を聞く」よりも「自己主張」をしてしまうクセが抜け切れていなかったのです。
そこで1カ月間、徹底的に「読む」にフォーカスしたトレーニングをしました。過去問は事例Ⅱだけを特訓しました。具体的には以下の通りです。
●「読む」トレーニング
小学生向けの中学受験の教材を毎日解きました。
これです。
↓
中学入試を制する国語の「読みテク」トレーニング
http://www.amazon.co.jp/dp/4286104613
●事例Ⅱの演習ポイント
中身が薄っぺらくてもかまわないので、与件の言葉だけで解答を書いてみる。
このトレーニングをしたおかげで、キーワード感度が大きくアップしました。おかげで、その後は事例Ⅱだけでなく、すべての事例で大事故を起こしにくくなった気がします。
ちなみに、この集中特訓をしたのはちょうど6月頃です。2次試験に専念してる人にとってこの時期は比較的中だるみになりがちなので、この時期に徹底的に弱点にフォーカスして特訓するのもおすすめです。
少し時間が飛びますが、この時に集中特訓した成果は、合格した平成26年度の試験でも出たと思っています。事例Ⅱ全体としては決して出来は良くなかったのですが、それでも合格することができたのは要因のひとつは、第3問のデシル分析の設問で、「顧客層」と「顧客像」の違いに気付けたことにあると考えています。
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さて、以上のようなターニング・ポイントを経て、平成23年度の本試験の日がやってきました。何より心の中で強く思ったことは、こんなことです。
前年の失敗を繰り返さないように
前年は、自己主張しすぎて失敗したので、具体的には「まず事例をちゃんと受け入れる。自己主張をせずに、与件の言葉で書く」ということを意識しました。
そして、試験を終えた時は、前年と違う手ごたえを得られました。「自分の考えは書かなかったぞ!」という達成感もありました。
おそらく、読者の皆さんは
これで合格したのでは?
と思うでしょう。
しかし、
この程度で合格していたら
堂々と「ドロ沼」なんて言葉は使いません(笑)。
今みなさんに向けてキッラーンがブログを書いているということは、当然ながらこの年も不合格でした。それはなぜでしょう? 合格した今だから気付くことなのですが、当時のキッラーンは本当の「素直さ」には、まだたどり着いていなかったのです。ただし、そんなことに当時は気付くはずもありません。では、ここからキッラーンはどうしたのか? 続きは改めて書きたいと思います。
今回はキッラーンのターニング・ポイントを紹介しましたが、6/20発売予定の「ふぞろい8」では「これが私のターニング・ポイント」という特集ページがあります。そこでは、合格への転機を6人のふぞろいメンバーのエピソードを中心に掲載していますので、ぜひご覧ください。
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次回のブログは、2年目生合格ナビゲーターの“けいたん”です。何やら、“けいたん”からもお知らせがあるよう です。何が飛び出すのか、お楽しみに!
■□■ お知らせ! 「ふぞろいな合格答案8」通信 バックナンバー ■□■
■1「ふぞろいな合格答案8」の表紙が決定しました!⇒6月1日
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■4「ふぞろいな合格答案8」の生徒キャラを大公開!⇒6月4日
長らくお待たせいたしました。
「ふぞろいな合格答案8」が6月20日に発売されることになりました。
ぜひ、手にとって見てください。
毎年、発売後にすぐに売り切れ店が続出するため部数を増やしておりますが、
1次試験後は入手しにくくなることが予想されるので早めにご購入いただければと思います。
ふぞろいな合格答案8の発売に向けて、さらに盛り上げていきます。
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春セミナーにご参加いただき、ありがとうございました。
夏はまだ先ですが、ふぞろいでは夏セミナーも開催いたします!
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