ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
2020年から始めたウェイトトレーニングは今も継続中、くろです。
2次筆記試験の合格発表から1週間が経ち、少し落ち着かれたころでしょうか。
惜しくも届かなかった方は、さまざまな思いを抱かれているのではないかと思います。
合格された方は、明日の口述試験に向けて、体調管理に十二分にお気をつけください。
2次筆記試験の合格は今年限りで次年度に持ち越せませんので、くれぐれもお大事になさってください。
さて、口述試験をクリアして最終合格された方は、これから診断士としての活動機会が多すぎて悩むときがあるかもしれません。
不本意な結果になってしまった方も、翌年また受験するか否か、悩まれるのではないかと思います。
そこで今回は「なぜ診断士を目指すのか」をテーマに、書いてみました。
目次
中小企業診断士という資格を私が知ったのは、30歳前後のときでしょうか。
学校を卒業して十数年、たとえ大企業で働いていたとしても定年まで安定した暮らしができるという確信が持てなくなったことで、給与以外の収入源が欲しいと思っていたときに、知りました。
その後、年を重ねるにつれて、経営学、経済学、財務会計、情報技術など、一定の知識がないと上司や先輩の話が理解できないことに気づき、それらを網羅的に学べる手段として、中小企業診断士試験が目にとまりました。
とはいえ診断士試験は1次試験7科目+2次試験4科目。
勉強が不得意で高校受験も大学受験も滑り止めに入学した当方は、試験のボリュームに恐れおののき、自分にこなせるか、年単位で悩みました。
MBA通学も選択肢のひとつに入れていましたが、学費と授業時間という2つの大きな壁がありました。
通いたい学校は、夜間ではなくて昼間の授業だったからです。
悩んだ結果、給与以外の収入源を作れること、会社経営に必要な知識を網羅的に学びたいこと、の2点とも満たせそうな診断士試験に、チャレンジすることにしました。
ただし、これは受験の動機としては、弱かったと思います。
運よく1年で合格できたから良かったものの、もし不合格になっていたら、翌年も受けたかどうかは分かりません。
数年かけて試験に合格された方々のお話を聞くと、試験に対する深みがあることに気づきます。
勉強を続けた方には、どうしても診断士になりたいという強い意志があったと思うからです。
診断士1年目をどのように過ごしたかについては、12月にご紹介したとおりです。
ふぞろいプロジェクトや中小企業診断協会での活動、執筆活動、起業家が集まる塾への入塾など。
有償、無償、実にさまざまな機会があり、活躍している同期を見て焦るときが多々ありました。
みんな経験している○○の業務を自分はまだ経験していない、●●を持っている人が多いけれども自分は持っていない、など。
診断士になった理由は人それぞれです。人と比較しても幸せにはなれません。
何のために診断士になったのか、受験を決めたときに目指していた姿を実現するためには何をしたらいいのかを、ことあるごとに振り返ることが大切だと気づきました。
目指す姿を描き、それを実現するための戦略をたてて、実行する。
サステナブルな診断士活動には、バックキャスティングの考え方が大切だと気づいた1年目でした。
自分はなぜ診断士になろうと思ったのか、初心を大切にして、自らが目指す姿を一緒に進んでいきましょう。
明日はだいきの登場です。