こんにちは、評判のイノシのイケカコブログがしっかり理解できず焦るどみーです!笑
1次試験を受験された皆さま、お疲れ様でした。今年はとても難しかったと耳にします。
自己採点を終えて2次試験に進まれる皆さま、いよいよ診断士試験の本丸ですね!2次試験対策、思い返すとキツかったな〜なんて思いますが、それだけ学びが多かったのも確か。あと3ヶ月元気に勉強を駆け抜けられ、充実した学びが得られますよう陰ながらお祈りしています。
さて本日は、昨年度2次試験事例Ⅰで83点が取れた再現答案と、どのように事前準備をしてどのように試験本番で対処したか、一例としてご紹介したいと思います。少しでも参考になれば幸いです。
※当該過去問を解かれた後に読まれることをおすすめします
目次
事例Ⅰの過去問に取り組みはじめてすぐ、よく言われるように、過去問演習で①点数(ふぞろい自己採点)がいまいち伸びない、②点数が安定しない、③掴みどころがない感覚が残る、と思いました。
演習を重ねながら、その要因は以下だと分析しました。
①点数がいまいち伸びない→抽象的な問われ方をするため、抽象的に答えがちで、結果、設問にど真ん中から直接的に答えられていないため
②点数が安定しない→与件文と設問から記述すべきキーワードを頭の中に想起できず、結果、適切なキーワードを記述できていないため
③掴みどころがない感覚→頻出の論点を把握しておらず、聞き方を変えられると対処できなくなっているため。また、暗記事項に引っ張られ、解答の方向性を大外しすることがあるため
その後、事例Ⅰのポイントとして以下を意識するようになりました。
①設問で聞かれたことに直球ストレートに答えているか、解答を書きながら何度も自問すること
②頻出事項、特に重要項目のメリット・デメリットをフレーズで徹底することで、文章中のヒントから適切な暗記項目を確実に想起すること(骨子作成時にブレスト的に思いつくことを全て書き出していましたが、そこで絶対に取りこぼさない)
③頻出論点を頭に入れておくこと。よく言われる「レイヤー」の考え方から、全ての設問がどのレイヤーに当てはまるか初めにざっと考えること。解答に迷った時、「診断士試験を離れていちビジネスパーソンとして可笑しなところはないか?」と冷静に1分くらい考えること。
うーん、改めて、全てよく言われることではありますね。②は先日のくろひょうブログでも触れています。
実際の再現答案と、試験中に考えたことは以下の通りです。
第1問(設問1)
<再現答案>「ビジョンは①インバウンドブーム、日本の文化や伝統に憧れる顧客を捉え②老舗ブランド力を活かし高め③酒造事業の収益性を改善し④既存事業とのシナジーを発揮し⑤地域の活性化に繋げる事である。」
<考えたこと>ビジョンと書いていても聞かれていることはいつもの「経営戦略」。設問文を何度か反芻し、与件文から関連する記述を確認、暗記項目からキーワードを想起、重要度と時勢に沿って並べる。
第1問(設問2)
<再現答案>「理由は①蓄積されたノウハウ、人的ネットワークの獲得②即戦力を採用し育成コストを抑制③ベテラン従業員や地域の反発を防止、によりスムーズな経営の移行を図ったため。」
<考えたこと>「スムーズな経営の移行」って当たり前過ぎて得点になるのか?と不安になったが、ビジネスパーソンとしては外せない説明だからやっぱり書く。
第2問
<再現答案>「手順は①ベテラン女性事務員と2年協働し知識や経験を吸収②複雑な事務作業や取引先との商売を掌握し情報を整理③一元化しDBへ落とし込み④社員で共有し適宜参照できる体制を構築した。」
<考えたこと>具体的な問われ方だから具体的な抜き出しで対応。大きく外さないため。一見事例Ⅲのキーワードだが、直接的な解答になるのであれば答えてよし、と以前高得点者解答の分析記事にあったから、直接的な回答か?と何度か反芻した結果そうであると判断して書く。
第3問
<再現答案>「伸ばす能力は①最終消費者顧客への対応力②インターネット上でのニーズ収集、ブランド価値向上施策③企画開発力④コミュニケーション能力である。これらを伸ばすことで直販売上の伸長を図った。」
<考えたこと>今思えば「ビジネスパーソンとして?」の意識がいくつか苦し紛れのキーワードを書かせてくれ、結果的に救ってくれたのかな、と。あまり自信はなかった。
第4問
<再現答案>「助言は①同族経営、多様な事業展開の為部門毎の公平性ある評価基準の設定②権限委譲を進める③研修等で能力開発に注力④成果連動型報酬の段階的導入により社員の士気向上に留意する。⑤後継者を計画的に育成する。」
<考えたこと>1問は必ず出ると思ってた人事施策が出た! ブレスト的に思いつくもの全て書き、この会社だからこれだ!と言えるものを選ぶ。(でも結果的に、上手く説明できていないと思うので、この設問は得点が伸びなかったと予想)
思い返すと、事前準備に加えて、
・朝一番の事例なので、試験開始スタート時の集中力をピークに持っていけるよう生活、行動の全てを万全に準備できたこと、よって与件文を読む時の集中力をピークに持っていけたこと
・開始15分で解答書き始めるスタイルだったのですが、100字の文章全体の構成を感じながら書く(抽象的でごめんなさい)ことがこの事例では綺麗な文章に結びついてくれたこと
が良かったのかなと思います。もちろん当日の運もありますが(笑)
ちなみに某雑誌企画でこの事例の高得点者もう一方(85点)と座談会をしたのですが、与件からキーワード抽出するプロセス、想起したキーワード群、結果書いた解答がとても似ていて、やっぱり事例1はパターン化しやすいのかなと感じました。
長文お読みいただきありがとうございました🙏
明日は実務補習でリーダーシップを発揮中のみっこ🐱が登場です〜!