みなさんこんにちは。事例Ⅳチームです。
今日は昨日に引き続いて「ふぞろいの使い方」を紹介します。
昨日は事例Ⅰ~Ⅲについてお伝えしましたが、今日は事例Ⅳに特化した内容です。
「ふぞろい」ならではの事例Ⅳ学習、ぜひ参考にしてみてください!
(事例Ⅰ~Ⅲの使い方についてはこちら)
目次
事例Ⅳは事例Ⅰ~Ⅲと比べて、ひとつ大きな違いがあります。
それは「正解が想定できる」ということです。
正解が公表されない2次試験。事例Ⅳも他にたがわず正解は公表されません。
しかし予備校各社の模範解答をみると、事例Ⅰ~Ⅲはバラつきが大きいのに対して、
事例Ⅳはほとんど同じです。
それもそうです。事例Ⅳのベースにはあらゆる企業が順守する会計基準が存在するのです。
異なるルールを適用したら比較可能な財務諸表は作れません。
したがって事例Ⅳだけは正解が公表されずとも、ある程度正解が想定できるのです。
それなら予備校の模範解答があればいいじゃないか、と思う方もいるかもしれません。
そんな方のために、今日は「ふぞろい」ならではの事例Ⅳの使い方を紹介したいと思います。
「ふぞろいな合格答案」では、設問ごとに3つの難易度をつけています。
「みんなができた」「勝負の分かれ目」「難しすぎる」
これは再現答案の解答傾向から導きだしたものですが、
事例Ⅳにおいては、この難易度を知ることは非常に意味があります。
事例Ⅳは学習時間が長くなりがちです。いかに効率的に学習するかがひとつの鍵です。
そのうえで「みんなができた」基本的な問題、「勝負の分かれ目」になる応用問題、
この2つに注力して学習できれば、ぐっと学習時間を短くできます。
難しい問題はみんな解けないものです。相対評価と思われる試験では、
多くの人ができた問題をいかに落とさないかが大切だと思います。
再現答案から導きだした設問の難易度を知り、それを学習に生かす。
実践してみてください。
冒頭、事例Ⅳは正解が想定できると言いましたが、それに反して
令和2年度の経営分析は解答が分かれる問題でした。
実際、予備校各社でも解答はばらけていました。
そんなときこそ、ふぞろいの出番。
より多くの合格者が選んだ指標は何だったのか、知りましょう。
ただし、ひとつ気を付けて欲しいポイントがあります。
沢山の合格者が選んでいたとしても、沢山の不合格者も選んでいたとしたらどう思いますか。
その指標は何らかの欠点がある可能性がありますよね。
よって、相対的に合格者が多く選んでいた指標を知ることが大切だと思います。
そしてもう一つ。その指標が選ばれた根拠、つまり特徴もセットで知りましょう。
合格者は与件文からどんなストーリーを描いて指標を選択したのか、
合格者と不合格者の違いは何だったのか、それを垣間見ることができるはずです。
ふぞろい事例Ⅳの最大の魅力はこれかもしれません。
計算問題では通常、正解のみが模範解答として載っています。
しかしふぞろいでは不正解も載っているのです。
不正解が載っていると何がいいのか。
それは陥りやすい計算過程のミスを認識できること。
解説には不正解の解答がどこでつまずいたのか、詳しく書いています。
気を付けるべきポイントを明確にできることで、効果的な学習が期待できます。
記述問題は計算問題と違い、明確な正解は想定しにくいです。
一方で会計基準の知識を問う問題も出題されており、これは正解が想定できます。
でも1次試験のように選択式ではなく、記述式になると筆が止まりませんか。
理解の深さが求められるんですね。
そんなときは、ぜひ解説を読んで欲しいです。
できるだけ記憶に残りやすいように、楽しい会話で会計知識を説明しています。
会計の学習を楽しいと思うきっかけになれば幸いです。
さて、今日は事例Ⅳのふぞろいの使い方を紹介してきました。
事例Ⅳの学習は正直なところ「ふぞろいな合格答案」だけで
完結できるものではないと思います。しかしふぞろいを活用することで、
効率的かつ効果的に学習を進めることができるのではないかと思います。
皆さんのお役に立てることを願って事例Ⅳチーム一同渾身の想いで執筆しました。
ふぞろいを使って事例Ⅳが好きになりました!の声をお待ちしております!!
明日は使い方シリーズのラスト「合格者による、ふぞろいな再現答案」の紹介です!お楽しみに★