皆さん、こんにちは。
独りで頑張るあなたを応援したい。独学サポーターのひろまてぃです。
今回は、以前の記事の第2弾として文章力について取り上げたいと思います。
目次
診断士試験では、単に「ハーブの栽培方法」ではなく、
「無農薬で高品質なハーブの効率的な栽培方法」といったように、
修飾語を入れて答案を作成していきます。
そのため、修飾語についてのかかる言葉と受ける言葉が明確になっている必要があります。
例えば、次のようなAさんの台詞について、皆さんはどう受け取りますか??
Aさん「彼はとてもイケメンだとは言えない」
この場合、(1)まったくもってイケメンであるとは言えないのか、
あるいは、(2)めちゃくちゃイケメンだ、とは言えないのか、曖昧になります。
そして、仮に正解が(1)だとした場合、皆さんが採点者だとしたら、
このようなAさんの台詞を書いた答案について、加点しますか?それともしませんか?
このような曖昧さをなくすためには、「、」を入れて明確にする方法があります。
しかしながら、「、」を入れる方法は、
100文字以内などの多い文字数の場合には問題ありませんが、
40文字以内などの少ない文字数の場合、1つの「、」も入れたくないということがあります。
このような場合の方法として、かかる言葉と受ける言葉を直接つなげるという方法があります。
Aさん「彼はとてもイケメンだとは言えない」
→Aさん「彼はイケメンだとはとても言えない」
診断士試験では文字数制限で苦しむこともあるかと思います。
文字数を増やしたい場合には「、」を入れる方法で修飾語のかかり受けを明確化し、
少なくしたい場合には、かかる言葉と受ける言葉を直接つなげる方法で修飾語のかかり受けを明確化する、
といったように、使い分けるのも良いかと思います。
続いて、このような文章について、考えてみましょう。
「この大型バスの事故で、乗客のうちの5名が重傷、3名が散乱した窓ガラスの破片により全治1週間のけがをした。」
いかがでしょうか。
1週間のけがについてのみ詳細が記載されている、ということは置いておき、
これは、「3名が散乱した」の部分に違和感があります。
「散乱した窓ガラスの破片により3名が全治1週間のけがをした。」とした方が、抵抗なく読めると思います。
続いて、「AがBにCをプレゼントした。」という文章について考えます。
これは、例えば「BにAがCをプレゼントした。」や「CをBにAがプレゼントした。」、
「AがCをBにプレゼントした。」としてもわかりやすさ、という面では変わりませんね。
さて、次のような要素を追加してみるといかがでしょう。
要素①私の親友の旦那さんであるB 要素②私が嫌いなC
これについては、例えば、次のような文章が考えられます(他にも考えられますが省略しています)。
(1)Aが私が嫌いなCを私の親友の旦那さんであるBにプレゼントした。
(2)私の親友の旦那さんであるBにAが私が嫌いなCをプレゼントした。
(3)私の親友の旦那さんであるBに私が嫌いなCをAがプレゼントした。
(4)私が嫌いなCをAが私の親友の旦那さんであるBにプレゼントした。
この場合、(3)が一番読みやすいのではないか、と思います。
ここから言えることは何かということですが、
長い修飾語から先に入れていく!ということです。
答案を作成するにあたり、色々な要素を入れていく必要が出てきますが、
その際にはこのことを意識すると良いと思います。
診断士試験では、定められた文字数以内で答案を作成する必要があり、文章力がとても大切だな、と思っています(理由については以前の記事参照)。
少しの意識でだいぶ変わってくるものだと思いますので、答案作成の際の参考にしていただければと思います。
さぁ、明日は皆さんが待ちに待った、ドミーの登場です。
明日はきっとカバに乗ってくると思います。お楽しみに~!