机に向かいたくないあなたにおすすめ!負担感の少ない学習法

同友館
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オールドルーキーの心の友、くろひょうです。

2020年春、晴天。おっさんになって、物欲も無くなってきた私が久しぶりにはしゃいだことを良く覚えてます。その日は、我が家に自立式ハンモックが届いた日でした。

 

2020年は診断士試験もあり、比較的多くのモノを買った年でしたが、2020年くろひょうヒット商品ランキング、堂々1位が自立式ハンモックでした(ちなみに、第2位がAirpods pro、第3位がApple watch)。「この春の素晴らしい季節、いくら診断士試験があるとはいえ、極力、ハンモック上で過ごしたい」と考えた私は、机の上でしなくても勉強になることは何かを必死に考えていました(他に必死に考えるべきことがあるだろう、という突っ込みは謹んで受け入れます)。というわけで、今回は机無しでも可能な学習法をお伝えしたいと思います。机に向かうのが苦手だったり、やる気が出ない時の負担感の少ない学習法に興味がある方にお伝えできればと思います(真っすぐ机に向かえる方には参考にならないかもしれませんので軽く流して頂ければと思います。。。)

前回のブログでお伝えしましたが、私は二次試験対策として事例Ⅳは毎日コツコツ解くと決めておりました。決めたのはいいものの、机に向かって計算機も出さなければならないということで1問解くだけでも結構な負担感でした。でも1問だけではStudyplusの時間が稼げない、困った困った・・・(この当時は診断士に合格するには1000h以上勉強が必要という意識が強かった)。ということで、私がやった机に向かわずにできるおすすめ学習法を以下にご紹介します。

 

「がっちりマンデー!!」でVRIO分析をする

「がっちりマンデー!!」はTBSで毎週日曜7:30~8:00に放送されている番組です。正式タイトルは「応援!日本経済がっちりマンデー!!日曜に勉強!月曜から実践!」とのことです。これはStudyplusの勉強時間にカウントできますね!

 

(1)たくさんの中小企業が登場、業種も幅広く、理解の浅い業界についてイメージを持つことができる

まず、比較的マイナーな中小企業がたくさん登場するので、中小企業診断士を目指すうえで非常に興味が持てます。また、登場する業種が幅広く、この番組でいろんな業種を知ったので、どんな会社が出てくるか分からない二次試験の事例に抵抗感なく興味を持って取り組めたのだ、と今になって思います。また、製造工程の映像も出てきたりするので、事例Ⅲの勉強にもなります。

 

(2)VRIO分析ができる

VRIO分析は、「企業の競争優位の源泉は企業が持つ経営資源にある」というジェイ・B・バーニー氏の「RBV(リソース・ベースド・ビュー)」の考え方に基づき、組織が持つ内部資源(リソース)の有効活用可能性を評価するフレームワークと言われてます。詳しい解説はここでは省きますが、V(Value=経済価値、価値があるか)、R(Rarity=希少性=希少か)、I(Inimitability=模倣困難性=模倣コストは大きいか)、O(Organization=組織=組織体制は適切か)というVRIOの4つの問いがあります。私が実際にVRIO分析を知ったのは、一次試験合格後、二次試験直前コースの授業です。私の受講した講座はVRIO分析の重要さを事あるごとに強調してました。当然知っている前提で授業が進んだのですが、私は知らなかったので「ブリオ?ブリ男?何やそれ?でも恥ずかしくて聞けない……」と焦ってました。授業後に1次テキストを確認したら、しっかり記載されてましたが、学習した記憶すら無くなってました。。。これを機に、VRIOという言葉が強烈に頭に残ったのですが、VRIOの内容を知った時に思ったのが「がっちりマンデー見ていつも感心していることやん」ということです。番組がそれらの要素に注目して制作されているようにも思います。

診断士試験にどのように役立つかについてですが、VRIOの要素に注目していると、事例企業の強み等の絞り込みが容易になると感じました。私が受講した二次試験直前コースでも言われたことですが、特に事例Ⅱの与件文ではSWOTの要素がたくさんありすぎて、その会社が持つ本質的な強みを絞り込むのが難しいケースがあります。そのような時にVRIO分析の視点で考えると絞り込みに役に立つと思いました(例えば、模倣困難性が高い方を選ぶなど)。

 

(3)世の中のトレンドがタイムリーに把握できる

これはそのままですが、例えば、「コロナ下での新しいビジネスモデル」、「事業継承後に2代目が大きく伸ばした話」、「地域活性化」(「おらが町こそNo1」というようなテーマ)など、タイムリーな話題も多いです。

 

健全!どんぶり会計β版

次に紹介するのは、「健全!どんぶり会計β版」というサイトです。本サイトの目的として、以下の記載があります。「本サイトの目的は、会計の基本を学び、会計を面白いと感じる人を増やすことです。どんぶり会計では、財務諸表のビジュアル化(比例縮尺図)で会社の経営状態を大枠で捉えることができます」。この「どんぶり会計」についてはなぜ、会計嫌いのあいつが会社の数字に強くなった?―図だけでわかる財務3表」という書籍で記載がありますので参考までに紹介させていただきます。

この本でも「初学者も挫折せずに会計を学ぶため、まず、大きい数字に注目して、財務諸表をざっくりと捉えましょう」と言っておりますが、このサイトは財務会計に苦手意識のあった私にはPL、BS、キャッシュフローに馴染む意味でうってつけで、事例Ⅳの経営分析の勉強にもなったと思います。財務諸表ノートシェアというものもあり、最近だと「サイゼリヤの新型コロナの影響は?」、「ANAとJAL」(比較分析)等、とても興味深い分析もあります。

 

以上はあくまで私の「極力、負担感無くやらないと長続きしない」という性格上取った方法で、計画的にゴリゴリ勉強できる方はその方が効率が良いかもしれませんのでその点はご了承ください。

今回は無料でできる内容をご紹介させて頂きました。私は「如何に負担感なく学習できるか」ということに執着していましたので、お金が掛かることもいくつか試しております。次回以降で適宜ご紹介できればと思います。

 

明日は、往年の漫画やCMから最新ITツールの使いこなしまで何でも詳しい、頼れる同世代たまちゃんです。お楽しみに!

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