レジリエンスと想定外

同友館
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こんにちは。さすらいのストレート合格ナビゲーター、元金型屋のかーなです!

前回までの記事はこちら

もうすぐ、いよいよ、二次筆記試験の結果発表ですね。

ドキドキしますね。

昨年の私は、試験直後は「もしやいけたかも!?」と思ったのですが、再現答案を作成し、同じ試験を受けた方との飲み会で話をするうちに、その自信がどんどんしぼんでいきました。

なのでこの時期には「どうせダメなんでしょ」と思いつつ、いざその日が近づくとソワソワする自分に、自分で疲れるという、なんというか心中騒がしい数日でございました。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

突然ですが、昨日のヌワンコの記事を見て「っレジリエンス!!」と思ったのでちょっとその話をさせて下さい。

最近よく聞くレジリエンス「回復力」とも「逆境を乗り越える力」とも言われます。

実はこの1年ほど、御多分に漏れずいろいろと大変なこともありまして、レジリエンスについて調べる機会がありました。

その時読んだ本にあったのが、「レジリエンスのある人は、何か予想外の嫌なことが起きても、ただ嘆くのではなく、その経験をどう生かせるかを考える」という一節でした。

 

別に我々スーパーマンじゃないし、嫌なことがあったら嘆いていいし、不貞腐れてもいいと思います。

ただ、いい加減それにも飽きたら、「この経験から何を学べるか」を考える。

それができるようになると、「どんな結果でも素直に受け止めよう」というマインドセットができるみたいです。

ヌワンコの「結果を受け止める心構え」というフレーズを読んで、そんなことを思い出した次第です。

 

さて、本題です。

口述試験ではいろんな想定外が起きるので、何があっても慌てず目の前のことに対処しましょう、というお話です。

私は昨年の口述試験本番で、4問とも同じ事例について聞かれる、という経験をしました。

既にご存知のことと思いますが、口述試験では面接官の方が二人いて、合計4問くらい出題されると言われています。

受験生支援団体のブログや、口述セミナーでも「だいたい2つの事例から、2問ずつ出題される」と聞いていたので、すっかりその気で本番に臨みました。

一人目の方がC社について2問、出題したところまでは良かったんです。

手元のメモによると、「作業の標準化を進める際の留意点」と「人材不足への対応策」についてでした。

 

ここでもう一人の方がおもむろに、「では、私から……C社について、お尋ねします」と話し始めます。

自分、「ん??」って、顔に出ていたと思います。絶対。

「えっ、そういうのアリなの? ミスじゃない? 出題ミスじゃない?(←ミスなわけない)」と頭の中は一瞬にして大混乱です。

最初相手の話している文章が頭に入らず、「お尋ねの件は……すみませんがもう一度確認させて頂けますか?」と苦し紛れにその場をしのいだ覚えがあります。

たまたま比較的得意な事例Ⅲだからなんとかなった(?)ものの、これが他の事例だったら……と思うと変な汗が出てきます。

 

 

ここから皆さんにお伝えしたいことはただ一つ、口述試験中は何を聞かれても「診断士と顧客」という役割を演じきってください、ということです。

試験だとどうしても「こういう質問が来るはず(今回でいうと、2つの事例から2問ずつ聞かれるはず)」という想定で臨んでしまいますが、実際の診断士業務では予想通りに運ばないことも多いでしょう。

今日はIT導入の話をするつもりで行ったのに、先方がやたら人事制度のことを聞きたがるかもしれません。

そんな時、「準備した資料と違うんで、その話は今日は無しです」とは言いませんよね。

「あ、人事制度ですね……例えばどんなところが?」と話し始めると思います。

ぜひ、口述試験もそんな気持ちで臨んで下さい。

 

さて明日は、「トラブルは起こると思って準備する」が自然体でできる、頼れる紳士、まっつの登場です。

明日もお楽しみに♪

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