こんにちは! 勉強は自分に合ったやり方で!多年度合格ナビゲーターのまっつです。
ついに2次試験まで残り1ヶ月ほどになりました。
これまでもそうだったのですが、直前期は、本当に人によってやるべきことが変わってきます。
まだまだ過去問分析が足りない人、
初見問題で本番対策を始めつつある人、
とことんまで過去問と向き合おうとしている人、
ここにきて勉強方法を変えてみようと決めた人、
……と、様々な方がいらっしゃると思います。
2次試験を受ける方全員が、残された少ない時間の中で、あと数回の意思決定を行うはずです。
そんな時に迷ったら、
自身が2次試験本番の日にどうなっているべきなのか?
そこに至るには何が足りていないのか?
を自問自答しながら、残り1ヶ月を駆け抜けて下さい。
そうやって決めたことであれば、その判断は間違っていないはずです。
自分を信じましょう!
目次
さて本題です。
事例Ⅳは、誰に聞いても「経営分析は落としてはいけない!」というアドバイスを受けることが多いと思いますが、それは本当にその通りです。
ただ、その経営分析でちょっと変わった問題が出たらどうする?
ということを本試験までに一度は考えておきましょう。
受験生とお話しする機会を何度か頂いている中で、過去問は5年分取り組んでいる方が多い印象を受けました。
それよりも少し前の経営分析でちょっと変わった問題があるので、もしかしたら知らない方がいるかもと考え、紹介しようと思った次第です。
平成27年度以降の事例Ⅳしか取り組んでいないという方は、少しだけお付き合い下さい。
直近5年の過去問しか知らないと、この年の経営分析にはビックリするかもしれません。
おそらく、解答用紙を見た瞬間にアレ? と思うはずです。
ビックリポイント
まず、ビックリポイント1.ですが、経営分析を始める前に一つお仕事があります。
丁寧に計算をすれば、間違えずに済むのですが、怖いのはこの問われ方で焦って平常心をなくすことです。
しかもここで間違えると、この後の設問での解答がほとんどバツになります。
こんな問題を本試験で初めて見たら、迷いすぎて試験中におかしくなりそうですが、一度見ておけば、こういうことをやってくるのが事例Ⅳだと焦ることはなくなります。
次にビックリポイント2.ですね。
基本的に、事例Ⅳの経営分析は、収益性・効率性・安全性の3つの切り口で解答することほとんどなのですが、平成24年度は、収益性が改善したか否かを判定するのに最もふさわしいと考えられる財務指標という縛りがあります。
これも初見が本試験だと相当焦りますけど、一度見ておくと全然違いますよね。
ビックリしても二度見する程度で済みそうです。
まぁ、この年のツッコミどころは、経営分析だけではなく他の全ての問題(笑)なのですが、今回の記事で取り上げるのは経営分析だけです。
ビックリポイント
コチラのビックリポイント1.は、問題用紙をチェックした瞬間にアレ? と思います。
損益計算書がない。。。
もし、自分が本試験でこの問題に初めて出会ったら、間違いなく「落丁かな?」とページを確認すると思います。
さらに、設問に書かれている出資直後の貸借対照表も間違いなく探します。
ビックリポイント2.は、貸借対照表のみで3つの指標を書かせるところです。
平成24年度の分まで、安全性についてたっぷり書けということなのでしょうか。。。
平成25年度の受験生は、前年が前年だけに平常心で解けたはずですが、やはりこの問題を本試験で初めて見ると混乱するだろうと思います。
私はこの2事例があったおかげで、【3つの切り口で解答するな】というあからさまなメッセージがあるときは【平成24・25年度パターン】として処理し、それ以外の時は【必ず3つの切り口で解答する】と決めることができました。
また、経営分析の前に計算させる問題が出たときは、経営分析に取り掛かる前に検算を済ませるとも決めていました。
本来なら、現場対応で華麗に切り抜けるのがいいと思うのですが、私の場合は、不安定な精神状態での事例Ⅳの現場対応はリスクの方が高いという判断でこの戦略に落ち着きました。
今回紹介した事例を解いたことがない方は、挨拶程度に1度は取り組んでみて下さい。
損はしないと思います。
事例Ⅳは、この1年間で最後の最後に立ちはだかる試練です。
準備を万全にし、揺れない心を持って挑んで下さい。
明日は、毎回締め切りギリギリでブログを書き上げる私の原稿を笑顔でチェックしてくれるテリーの登場です。