こんにちは。チャンスを逃すな! 多年度合格ナビゲーターの、おはこです。
1次試験直前期に気が早い感じがしますが、1次試験後に2次対策を始める準備は済んでいますか?
私は1次試験後なかなかスタートダッシュが切れず、あっという間に半月経ってしまいました。1次試験から2次試験までの期間は11週間なので(※)、そのうちの2週間を無駄にしてしまうのは影響が大きいです。
(※)令和2年度は例年と試験日程が異なり、15週間あります。
今回は、1次試験後に2次直前対策のスタートダッシュを切るために、今やるべきことをお伝えします。
目次
2次直前対策をスムーズに始めるために、できれば1次試験前に準備をしておきましょう。
暑い時期に2日間ぶっ通しで受験する1次試験の後は、肉体的な疲れや試験を終えた安堵から、勉強に集中できなかったりするからです。
こういうとき時間を無駄にせず少しでも勉強が進められるよう、今のうちに準備をしておくことが大切です。
では、具体的にどんな準備をすればよいでしょうか。3つの視点で考えてみます。
まず、1次試験による疲労を最小限に抑えるため、体力をつけておくことが考えられます。丸2日間教室に缶詰めになる1次試験は、体力勝負の面が無視できないからです。
今年はコロナ禍で外出ができず、体力が低下している人も多いのではないでしょうか。運動は頭のリフレッシュにもなるので、1次試験直前であっても体を動かしておきましょう。
私だったら、風呂に入る前に30分前後のジョギングかウォーキングに出かけます。そのとき、事前にピックアップしておいた暗記勉強をします。
具体的には、暗記事項だけ記したメモをもって、ジョギングをしながら〝独り一問一答〟をします。今ならマスクをしながら外出するので、多少ブツブツと呟いていても目立ちません。
運動はジョギングに限らず、ヨガやストレッチなど何でもよいです。
ちなみに、独り一問一答は、前回の記事「診断士1次試験・直前対策に役立つ記憶のコツ」にある「想起練習」と呼ばれるもので、試験対策として記憶する際に一番重要な「知識を思い出す」回路をつくるのに効果的です。
次に、自分の行動を律するために、1次試験後のスケジュールを立てておくことが考えられます。
1次試験後は溜めてしまった仕事を処理したり、勉強に専念させてもらった分の家族サービスをしたりして、あっという間に時間が経ってしまうことが起こり得るからです。
私は1次試験直前は3日くらい休みをとり、勉強の仕上げをして体調を整えていました。でも、仕事を3日も休むと、けっこう溜まっているんですよね。試験翌日からバタバタと処理しているうちに、次の週末を迎えてしまいました。
仕事や家庭のことも想定して、現実的な勉強計画を立てておきましょう。
私だったら、試験直後の3日間くらいは仕事や家庭を優先し、試験前に保留していたことを処理してしまいます。そして、木曜くらいから勉強を再開できるように計画します。
3つ目は、疲れていても勉強できるよう、テキストや問題集を用意しておくことです。
試験後の疲労感の中で、社会生活との調整もしながら勉強することを考えると、勉強への障害を取り除いてただ机に向かえばよい環境をつくっておくのが確実だからです。
たとえば、最初に見直すテキストを用意しておく、取り組む問題を選んでおく、解答用紙を印刷しておく、といった準備をしておきましょう。
私だったら、2次試験用に頭を整理しなおすためのテキストを用意し、過去問や事例Ⅳの計算問題の問題用紙や解答用紙を印刷しておきます。そして、それらに付箋を貼ったりクリアフォルダに小分けしたりして、何も考えずに勉強できるセットを5日分くらい作っておきます。
こうすることで、とりあえず机に向かえさえすれば勉強に取り掛かることができます。
2次直前対策のスタートダッシュを切るために今やるべきことをまとめます。
これから体力をつけたり、単に行動を律するよりも、環境を整える方がやりやすいと思います。今週末は、2次直前対策のスタートダッシュに向けて、テキストや問題集を準備してはいかがでしょうか。
テキストと言えば、2次試験対策の参考書『ふぞろいな合格答案エピソード13』がいよいよ6月中旬に発売されます。
合格者の1年間の過ごし方と試験当日の行動をまとめた「80分間のドキュメント」や、「ふぞろいな高得点答案 事例Ⅰ~Ⅲの80点超え答案はコレだ!」「過去問をどれくらい解く? 合格までに必要な過去問演習」といった特集記事は気楽に読めるので、1次試験直後におすすめです。【Amazon、楽天ブックスほか全国の書店で予約受付中】
あすはじょーきです。前回の記事でのじょーきの奥さんの言葉は、私の心にも響きました。