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診断士1次試験・直前対策に役立つ記憶のコツ

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こんにちは。チャンスを逃すな! 多年度合格ナビゲーターの、おはこです。

1次試験まで2か月を切り、そろそろ細かい知識の暗記にとりかからないと。効率よく暗記ができるコツはないの? 

今回は、1次試験直前期に向けて効率的に暗記に取り組みたい人に、すぐに使える「記憶のコツ」をお伝えします。

直前対策に役立つ記憶のコツ

大切なのは「思い出せる」こと

記憶で大切なのは、覚えたことを思い出せるようになることです。

物事を記憶する目的は覚えた情報を一定時間後に使うためで、使いたいときに思い出せないと意味がないからです。試験前に一生懸命暗記するのは、覚えた知識を試験当日に取り出して正解を導きたいからですよね。

では、どうすれば覚えた知識をすらすら思い出せるのか。これを知るには、記憶のしくみを理解しておくとよいです。

記憶のしくみ

◎記憶の過程と記憶の種類

記憶のしくみは、記憶したい情報が頭の中に貯蔵されるまでの「記憶の過程」と、記憶が持続する時間に応じた「記憶の種類」の視点で整理できます(心理学領域での考え方)。

記憶の過程には、①物事を覚えこむ「記銘」、②記銘された情報を頭の中に貯蔵する「保持」、③保持された情報を必要に応じて取り出す「想起」という3段階があります。

記憶の種類には、①目や耳などの感覚器に数百ミリ秒のごく短時間とどまる「感覚記憶」、②数十秒から数分の間だけ持続する「短期記憶」(初めて聞いた電話番号を書き留めるまでの間覚えているような状態です)、③数分以上の長い時間保持できる「長期記憶」があります。

感覚記憶は一瞬で消えてしまいますし、短期記憶は持続時間が短く容量も小さいです(覚えていられるのは7個程度)。そのため、必要な情報は容量がほぼ無限大の長期記憶に移しておく必要があります。

◎情報が長期記憶に貯蔵されるまで

情報は次のような流れで長期記憶に貯蔵されます。

まず、感覚器で受け取った膨大な量の感覚記憶のうち必要な情報に注意を向けることで、短期記憶へ移行させます(記銘)。

次に、短期記憶に移行した情報を繰り返し反復(リハーサル)することで短期記憶を持続させ、さらには長期記憶へ組み込むことができます(保持)。

そして、長期記憶に移行してきた情報をすでに持っている知識と関連付け、整理することで、長期記憶が強化されます。記憶したい事柄の理由や結果を考えたりして「意味づけ」することで、覚えやすくなるわけです。

◎忘却

長期記憶に保持された情報は必要に応じて想起されます。

しかし、記憶したはずのことを想起できないことがしばしば起こります。「覚えたはずなのに、思い出せない」という状態です。

これを「忘却」といいます。忘却の原因は、他の記憶が干渉し想起を妨げているためと言われています。

では、どうすれば忘却を防ぎ、覚えた知識を思い出せるようになるのでしょうか。

すらすら思い出すための「想起練習」の方法

覚えたことを思い出せるようになるには、ある手がかりから記憶すべき事柄を思い出す「想起練習」を繰り返すとよいです。

具体的には、1次試験用の参考書などで、覚えるべき太字部分の用語を、その周辺の記述から思い出す練習をします。

たとえば、「アンゾフの成長ベクトル」について参考書に以下の記述(図表)があった場合を考えてみます。

この図表の場合、以下のような想起練習をします。

◎「アンゾフの成長ベクトル」の想起練習
「アンゾフの成長ベクトル」といえば、「市場と製品の2軸で戦略を分類」
「顧客内シェアの向上」といえば、「市場浸透」
「既存製品の新用途開発」といえば、「新市場開拓」
「新製品・技術で顧客深耕」といえば、「新製品開発」
「新製品で市場開拓」といえば、「多角化」

想起練習のポイントは3つです。

①参考書からいったん目を離して思い出すこと。想起練習の目的が、思い出すプロセスの強化だからです。文字を目で追うだけでは効果が薄くなります。

②手がかりと記憶すべき事柄をセットで思い出すこと。想起するにはきっかけとなる手がかりが必要だからです。必要ならば逆の流れも練習します(例:「市場浸透」といえば、「顧客内シェアの向上」)

③できれば複数の手がかりを用意すること。ある手がかりで思い出せなくても、別の手がかりがあれば思い出せるからです。

想起練習を繰り返すことで想起の神経回路が太くなり、覚えた知識を思い出せるようになります

まとめ

直前対策に役立つ記憶のコツをまとめます。

  • 記憶で大切なことは、思い出せるようになること
  • 必要な情報を長期記憶に組み込むには、反復(リハーサル)とすでに持っている知識との関連付けが有効
  • 他の記憶が干渉し、記憶したことが思い出せないことがある(忘却)
  • 忘却を防ぎ、すらすら思い出せるようになるには、手がかりから記憶する事柄を思い出す「想起練習」を繰り返すことが有効
  • 想起練習のポイントは、①参考書から目を離して思い出すこと、②手がかりとセットで思い出すこと、③できれば複数の手がかりを用意すること

1次試験直前期に向けて、すぐに使える記憶のコツをご紹介しました。オーソドックスですが、ちょっと意識するだけで暗記の効率が上がると思いますよ。

あすはじょーきです。前回の記事「2次試験の基礎は「現代文」で鍛える!」で伝えていること、私もよくわかります。現代文ほんと大事。


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