皆さんこんにちは。成長目指して奮闘中! ストレート合格ナビゲーターのとっくんです。
1次試験まで残り約40日間となり、多くの方が残された時間をどう活用するか考えつつ、学習を進められているかと思います。
特に今年7科目全てを受験予定の方は、出題範囲の広さに悩まされることも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、去年初めて試験に臨んだ私が、1次試験前に重視したことについて書きます。
目次
自分が最も重視していたことの1つは、「苦手分野に的を絞り、繰り返し問題を解くこと」です。
科目ごとに次のような問題集のリストを作り、間違えた問題(「/」でマーク)や理解が不十分な問題(「△」でマーク)のアウトプットに集中して取り組んでいました。
※問題集はTACのトレーニング(過去問を抜粋したもの)
間違えた内容は右の行に論点を記載していくことで、学習の管理表かつ、1次試験のファイナルペーパーとして活用しました
自身の苦手分野とその関連用語が一目で把握できたため、時間がない中で復習できるツールとして効果があったかと思います。
ちなみに直前期になると、予備校を利用している場合は重要論点のまとめ冊子のようなものが配られるケースも多いかと思います。
私の時も同様に「最終講義レジュメ」と呼ばれる冊子が配られましたが、正直あまり目を通しませんでした。
理由としては、自分が間違えやすい論点を優先して復習したかったからです。
まとめ冊子も重要論点が抜粋されているので良い教材かと思いますが、その中には既に自分が理解できている内容も多くあるんじゃないかと考えていました。
ただ何より、自分自身が納得した方法で学習することが一番です。
人それぞれ「合う・合わない」があるので、最も「しっくりくる」やり方で勉強を進めるのが効率的だと思います。
次に意識して行っていたことは、「失敗談を把握すること」です。
本試験の後に後悔しないためにも、事前に知れる失敗はある程度認識し、回避したいと考えていました。
初めて受験する場合は、経験が浅くなかなかイメージできないかもしれません。
私の場合は受験仲間や予備校を通じて話を聞いたり、受験生支援団体のブログで意識的に探したりしていました(先日はるかのブログでしくじり体験が紹介されていましたが、まさにそのような情報です)
世間には上手く実力を伸ばせなかった勉強方法や、試験当日に遭遇した不運など、いろいろな種類の失敗談があるかと思います。
私が診断士の勉強を始めた頃は、合格体験記などの成功談のみ参考にしていました。
ただ成功談は人並みならぬ努力の賜である場合も多く、自分がすぐ真似できるものばかりではありません。
それに比べて、失敗談の方は意識さえすれば回避できるものも多いかと思います。
一年に一度の大切な試験。同じ轍を踏まないために、過去の失敗を知っておいて損はないはずです。
続いて、2次試験対策とのバランスについてです。
先週の春セミナーでも、「この時期に取り組むべき2次対策を知りたい」というご意見をいただきました。
私の場合、2次対策はGWまでに過去問を数年分解きましたが、それ以降は1次試験の対策に集中しました。
1次試験で苦手としていた分野が多く、2次対策に割ける時間がなかったからです。
ただ1次の後は2次対策にすぐ切り替えられるよう、関連科目の「企業経営理論」と「運営管理」を1次の直前期に重点的に取り組む計画を立てていました。
「財務・会計」は比較的自信があったのであまり時間はかけず、GWを過ぎてからはまず「経済学」・「情報システム」・「経営法務」の苦手分野に取り掛かかりました。
結果論かもしれませんが、1次試験直前に「企業経営理論」と「運営管理」を集中して学習したことは、2次試験への準備・対策として奏功したのではないかと思います。
ただし、最後まで軽視していた「中小企業経営」は60点割れとなりました。
「範囲が狭いのでなんとかなる」と最後までなめていたのが裏目に出た結果です。
1つの失敗談として参考にしていただければと思います。
直前期に入るこの時期、これからは「何を勉強しないか」、「どこに力を注ぐべきか」を考え、自分自身にベストな時間配分を検討してみるのがよいかもしれません。
だんだんと暑くなってくるこの季節。
体調管理にも気遣いつつ、有意義に学習を進めていただければと思います。
今回は以上! 明日は特別編です、お楽しみに♪