予備校に通って1次試験に受かった話

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こんにちは!若手合格ナビゲーターのだいちです!

前回までの投稿で「独学で1次試験に受からなかった話」をしてきましたが、今回はそんな試験の結果を受けて私がどのように試験の戦略を変えたかについてお話しできればと思います!

前回までの投稿はこちら↓
独学で1次試験に受からなかった話
独学で1次試験に受からなかった話(続き)

試験勉強からの解放、からの…

2018年8月、1次試験が終了した私は意外にも清々しい気持ちでいた。
これで、中小企業診断士への挑戦が終わった。
もう、勉強しなくていいんだ!

不思議と開放感に満ちていたのを今でも覚えている。

その1ヶ月後、中小企業診断協会から郵送物が届いた。
郵送物はシンプルな葉書1枚だけである。合格証書だとしたらいささか小さい。
まあ、落ちたんでしょう。。  
そんな気持ちで葉書を見ると、身に覚えのない科目の欄に○がついている。
なんだこれは?
どうやら私は科目合格をしたらしい(企業経営理論と経済学の2科目)。

自分の身に何が起こったのかよくわからなかったので、この結果について、そもそものきっかけである先輩診断士に報告することにした。
すると、あろうことか先輩は、
企業経営理論が受かるってことは診断士の素質があるってことだな。当然来年も頑張るよな」 と満面の笑みで答えた。  

私は完全に嵌められた。先輩に話す前まで、
俺は自由だ!もう勉強しなくていいんだぜ!
と思っていた。
こうして2018年9月、無事に診断士試験へのリベンジがスタートした。

診断士試験へのリベンジ

さて、次の試験は来年8月。前回と違って時間はたっぷりある。
独学で挑むより、予備校でしっかり教えてもらうほうがいいに決まってるじゃん!
(半年前の勉強スタイルをあっさり否定)
と思ったので、某大手予備校の1次・2次のフルパッケージを購買した。
確か受講料が25万円くらいだったと記憶している。高かった。
その場で現金を持ち合わせていなかったのでクレジットカードで切ったのだが、その時カードを持つ手がプルプル震えていたのを覚えている。

ちなみに、予備校の受講料については教育訓練給付金という制度があり、受講料の20%程度の補助が受けられる(金欠の私は当然利用した)。
こうして2019年10月、予備校での勉強が始まった。


予備校の授業は全て楽しかった。
試験勉強の視点を取り払ったとしても、実務に結びつきやすい知識が多い。
本業の仕事でも役立てられたものもあり、予備校の授業を受講して本当によかったと思った。

ちなみに、私は科目合格をしていたため、受かった科目については早い段階から免除の方向で固めたが、予備校の授業は受けることにした。
免除の理由は以下の2点である。
・そもそも得意科目ではなかったから
・残りの5科目に勉強のリソースを集中させたかったから  

また、免除科目の授業を受けた理由は次の3点である。
・2次試験で使う知識があるから(企業経営理論の知識の習得)
・免除科目の学習内容が他の科目で出題される可能性があるから
・教育訓練給付金受給資格にあたり、出席率が80%必要だったから

実際に令和元年度の財務会計の問題で、経済学の範囲でお馴染みの無差別曲線の読み取りに関する問題が出題されていた(第13問)。
もし経済学の授業を受けずに試験に挑んでいたら、確実にこの問題は落としていたと思う。

さて、予備校での楽しい日々はあっという間に過ぎ去り、気づいたら2019年の春になり、試験が3ヶ月程先に迫ってきた。
他の受験生はこのタイミングから過去問に取り組むことが多いそうだが、わたしはすでに浴びるように過去問を解いてきたので、あまり負担に感じることはなかった。

そのため、過去問への取り組みと同時並行でテキストを読み返すといった知識のアップデートに努めた(特に暗記が重視される科目については重点的に)。
もし暗記が必要な科目(情報システムや法務など)で、覚えるのが苦しい場合は、可能な限り実務や身の回りにある事象と紐付けることで記憶に残した。

経営法務でいうと、当時、私の勤めている会社の取引先が吸収分割するという話があったので、これはちょうどいい!と思って調べていくうちに、気づいたら組織再編の問題が解けるようになっていた、という感じである。

テキストに書いてある内容は抽象的な表現が多いため、このように個々の論点をなるべく具体的なイメージで理解しようとしていたと思う。

2019年夏、1次試験のリベンジを迎えた。試験の前日に、職場の同僚の方から脳に良いからという理由でミックスナッツサバ缶を頂戴した。
サバ缶は試験会場で食べるのは憚られたので、試験が終わった日の夜に食べた。
よって、脳に良いというメリットを全く享受できていない。
しかし、あまりに美味しかったのでしばらくリピートした。
(カルディに売っている「サヴァ缶」という商品である。くせになる味だが、是非勉強期間中に摂取することをおすすめする。※サヴァ缶の参考URLはこちら) 

さあ、こんだけ勉強したんだから、絶対大丈夫でしょう!
自信満々で試験を受けたが、なんと1日目の感触はあまり良くなかった。

あ〜、どうしようどうしよう。。1科目でも40点切ってたら俺は終わりだ( ;∀;)
ネガティブな感情が脳内をリフレインする。

1日目の終わり、解答速報が試験会場近くの至るところで配布される。
私は早く結果を知りたい誘惑に駆られるが、どうにか思いとどまった。
予備校の先生から言われたことでもあるが、下手に結果を知って悪い結果だった場合は、2日目のパフォーマンスに影響してしまう。

私はすぐさま予備校でお世話になっている先生に悲鳴のメールを綴った。 しかし、先生からの返信は意外とあっさりしており、
試験の感触と実際の点数は比例しないから大丈夫だよ!
とのこと。

クヨクヨしていても仕方ない!  
私はそう思い、先生の答えに絶大な信頼を抱くことにより、この苦境を乗り切ることに決めた。

2日目、試験が終了した。
終了と同時に、私は脇目もふらずに最寄りのドトールに足を運び、スマホで解答速報を検索し、自己採点を始めた。

自己採点の結果、落ちてはいなさそうだという結果を確認できたため、ようやく私の心に静寂が訪れた。
ちなみに、これは試験の翌日に予備校が行なっていた採点サービスの結果である。

これでようやく1次試験合格の確証を得た私は、2次試験に向けて勉強を開始した。  



私の1次試験にまつわる話は、これで以上になります。
個人的な心理描写が中心でしたが、お楽しみ頂けましたでしょうか。

次回からは、2次試験に向け、私がどのように勉強を始めたかについてお話できればと思います。

さあ、明日はみんなのお待ちかねの超ハイスペック合格ナビゲーターのたかしより、2次試験に活用できる様々な教材を紹介してもらえる予定です。

お楽しみに!

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