1人でこっそり勉強するあなたを応援したい!事務局&事例Ⅱ分析チームのたかしです。
ふぞ13のブログも4周目に入りました。
テーマの選び方もメンバーの色が出始めているなーと感じる今日この頃です。
私自身は、これから数回(恐らく5・6回)に分けて2次試験の勉強法を書いていく予定です。
独学で情報も十分にない中、どんな勉強法で2次試験を突破したのか。
n=1なのであくまで実体験でしかありませんが、参考になればと思っています。
(ちなみに、直近で紹介されたものだとまっつの勉強法に少し近いかもしれません…と一瞬思ったものの、やっぱりあんなにスマートではなく、もっと泥臭いかな。。)
今回はその⓪として、勉強の前提となる教材(2次試験の勉強で私が実際に使用した教材)をご紹介します。
目次
手前味噌でアレですが、少なくとも独学者にとって「ふぞろい」は必須だと思っています。私が使っていたのは「ふぞろいな合格答案10年データブック」「ふぞろいな合格答案エピソード12」です。
2次試験対策は過去問演習がメインになる中「過去問を解く→ふぞろいで採点をする」というのは誰もがやることだと思いますが、それだけではもったいないし、半分も生かしきれていないというのが個人的な意見です。
私がふぞろいを使って実践していた勉強法は、以下のようなイメージです。
私は、1~4を「具体化」、5を「抽象化」と呼んでいました。
具体化⇔抽象化の往復を繰り返し、自分流の「基本となる考え方」(解答の基本となる枠組み・パターン)を確立させることが、本番の試験での「再現性」を高め、解答レベルの安定につながると思います。
この「具体化」と「抽象化」に非常に役立つのが「ふぞろいシリーズ」です。
「ふぞろいの使い方」についてはまた別途まとめる予定ですが、「基本となる考え方」が独りよがりなものになるのを防ぐ上で重要な教材です。
(「ふぞろい=キーワード主義」と捉える方もいらっしゃるかもしれませんが)使い方次第で「基本となる考え方」をまとめる際の大きなヒントになります。
2次試験で必要な知識は、概ね1次試験で学習済です。ただ、1次試験の勉強では(当たり前ですが)1次試験に重要なものを重点的に勉強する一方、「1次試験で重要な知識=2次試験でよく使う知識」とは限らないため、知識の補完(学び直し)は必要だと思います。
その際役立つのが「全知識」です。
個人的な使い方として、この中身を丸々覚えるということはしていません。
(全知識というタイトル通り盛りだくさんなので、全てを使いこなせるレベルでインプットするのは初受験者にとってハードルが高いと判断しました…)
ふぞろいを使って上記1~6を回し、「基本となる考え方」をブラッシュアップしていく中で、「関連知識の補充」や「切り口のヒント獲得」を目的として活用していました。(使える!と思ったところをつまみ食いするイメージです。)
余談ですが、2次試験の過去問演習は電車の中で取り組みにくいので、私は通勤時間=知識インプットの時間として、この全知識や「各事例の基本となる考え方」をまとめたノートを見返す時間に充てていました。
全知識・全ノウハウシリーズの事例Ⅳ版ですね。
といっても、内容は大きく異なります。
個人的に、独学者が事例Ⅳを勉強する上で、この本と以下で紹介する問題集があれば60点以上は十分狙えるようになると思っています。(尚、この2冊をフル活用すれば足りましたということであって、他の教材より優れているということではありません。他教材を使ったことがないので、私には判断がつきません。)
購入した時期が少し早かったので私は2018年度版改訂版を使っていましたが、この本の記載レベルを理解して、取り上げられている問題を解けるようになっていれば、事例Ⅳで大きく失敗することはないのでは、という印象です。
(私個人としては、ほんの一部、「ここはこう考えた方が良くない?」と勝手に考え方・解き方をアレンジしていた箇所もありますが、全体を通してかなり充実した内容だと思います!)
事例Ⅳの計算問題集です。これを繰り返し解くことで、解法の定着&計算ミス防止に役立ちます。
上の「全知識&全ノウハウ」で取り上げられている問題よりも、問題のレベルとしては易しい印象です。実際の試験の平均的な問題レベルとしては、この問題集のレベルの方が近いかなと思います。
(ここまで書いて「あれ?もう事例Ⅳの勉強法書くことないんじゃ…」という予感がしました。ブログネタが減るかも。。。ちょっと考えます。。。)
私は補助教材は使っていませんでいたが(というより、運よく初めての2次試験が最後の2次試験になったので、そもそも補助教材を使う余裕はありませんでしたが)、2次試験経験者の中には「今の時期からそんなにモチベーション上がらない」という方もいらっしゃるのでは、と思います。
そんな方向けの補助教材(というか、読んで勉強になる&ついでに2次試験対策にもなりそうな書籍)を2つご紹介します。
中小企業診断士の勉強をする際、経営戦略はそれぞれ「ぶつ切り」の状態で覚えることが多いのではないでしょうか。
この本は、例えばアンゾフやチャンドラー、ポーターやバーニーはどういった背景のもとで自らの考えを生み出したのかも書かれているため頭に入ってきやすいですし、何より単純に読み物として面白いです。(同じ著者の本では「新しい経営学」も具体例が多く分かりやすくておすすめです。)
おはこのブログでマンガ版が紹介されていましたので、そちらでもいいと思います。
アカウンティング・ファイナンスをざっくりと理解するにはもってこいの本です。このレベルの知識があれば、実務でも数字に苦手意識を持たずに議論できるのでは、と思います。
2次試験まではまだ時間がありますので、今の時期は興味を持った書籍を読み漁って、知識の補充やモチベーションアップを図るのもいいのではないでしょうか。
以上、今回は2次試験勉強法⓪:教材編をお届けしました。次回は事例Ⅰの勉強法について、「具体化」⇔「抽象化」の実例も含めて書ければと思っています。
明日は圧倒的人脈+フットワークのRYO@福岡です。お見逃しなく!