平成26年度2次試験の感想~事例Ⅰ~

同友館
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こんにちは。あんどぅです。

写真 2014-10-28 23 11 45

みなさま!!本当にお疲れ様でした!!m(__)m
会場へ伺いましたが緊張した雰囲気に私も緊張しました。
ほんと、、、終わりましたね。。。。
長い間、いろいろと我慢してきたこともあるかと思います。
思う存分欲望を爆発させて下さいませ。

ただ、Zaroさんのコメントにある通り、
「再現答案」だけはすぐに作りましょうね。(^^
口述も含めていろいろな意味で役立ちます。日に日に書けなくなりますよ。
もちろん、ふぞろいへの提出もお願いします!w

さて、平成26年度、今年の問題。
公開されたデータで私もざっと見させていただきました。
忘れたい人もいるかもしれませんが、私なりの感想を記載させて頂きます。

なお、本感想はあくまでも私個人の感想です。
もちろん間違っている考えも多いと思います。
また、1年のブランクがあるところへ、ざざっと集中した環境で読んだわけではないので、
読みと精度の甘さはご容赦下さい・・・(^^;;

■全体感

ざっと読んだ限り、今年はビックリがなかったという印象です。
事例Ⅳが昨年のような激変はなく、従来のオーソドックスな問題になりました。
また、事例Ⅰ~Ⅲもほぼ同一形式であり、
事例Ⅱのデータ分析もさすがに2回目なのでちゃんと電卓も出していたと思います。(笑)
その結果、たぶん、「全くできなかった!!」(><)という人は少なかったのではないでしょうか。
このパターンだと過去問を中心にしっかり対策をとった人に有利なオーソドックスな力の差が出た試験だと感じました。
(なお、事前の予想ほとんど当たらなくてすみません・・・)

■事例Ⅰの感想

事例Ⅰは、例年通り?やはり分かりにくい問題ですかね。
産学連携をテーマにした問題ですので、
私は昨今の、STAP細胞?とか、LEDのノーベル賞などがイメージされました。

●第1問

昨年同様に事例Ⅰではこの問題が一番難しく感じました。
特に、「精密ガラス加工に限っていない」という点が悩ましいですね。
素直に材料を集めると
・技術革新のスピードが速い
・製品ライフサイクルが短い
・公的助成金が整備された

などがあります。しかし、「近年」という制約がある中で、近年とは与件全体ではここ5年程度を指していそうなのです。
すると、列挙した材料はいずれも以前からある傾向なのでそれだけでは不足していそうなんですよね。
さらに探せば「以前にもまして、研究開発力の強化なくして~痛感」という文や、
与件全体に散見する「大企業側がやりたくない動きや中小企業へ期待すること」を、読み取っていって類推してエイヤ!って書くかなぁ・・・。
ということで私なら「やりたくなる理由」「できるようになった理由」の2つの観点で類推して以下3つくらいを書きそうです。
「やりたくなる理由」
①技術革新のスピードが速くなったことで、企業の研究開発への投資リスクが高まり大学や外注と連携が促進されたこと。
②製品ライフサイクルが短くなり、中小企業でも新しいアイデアや研究成果次第でビジネスに結び付きやすくなったこと。
「できるようになった理由」
③助成金が整備され研究開発の投資が行いやすくなったこと。

というくらいしか書けないのですが、ここはやっぱ良く分かりません。

●第2問

主力製品が育たなかった理由なので、私は素直に育った2つの事業の理由の「裏返し」で考えました。
つまり、
①レーザー用放電管が育ったのは
大学や大手企業の研究機関の依頼ではなく社長のアイデアで主力製品
(つまり言い換えれば)→自社開発ではなく他社の依頼による開発のため独自性のある自社製品にならなかった。
②理化学分析用試験管が育ったのは
内製化と自動化によって量産体制と品質向上
(つまり言い換えれば)→手作業など生産技術が確立されておらず生産性と品質が確保できていなかった。

ここは素直な考えで良いのではと思います。

●第3問

ターニングポイントの組織管理上の課題ですね。解答の方向性よりも文字数に対して、
どのレベルまで書くかが悩みました。100字なので深いレベルで書きますかね。

①レーザー用放電管
 独自のアイデアや自社製品を創出し続ける研究開発力の強化。→研究室の設立 
②理化学分析用試験管
 生産効率や品質を確保する生産体制が必要になった。→生産部門の設立

●第4問

60%から90%へ大幅改善した理由ですが、「近年」でのA社の変化を探すと2つあります。
①製造部門の中途採用者が課長に昇格した
②大学院卒の博士号取得者を採用
ここで、②の観点で類推すると、研究室の観点になるわけで、
「研究室を開設して、研究開発力が強化され製造装置など高精度の分析が可能となったことで品質が大幅に改善した」
という観点です。しかし、11段落には「その成果こそいまだ未知数」と書いてあるので解答に入れるか悩みます。
一方で、①は素直に採用できますので、私なら、
「生産技術に特化した中途採用者を課長に昇格させて権限委譲したことで生産改善が進んだ」
という観点で掘り下げて書いて、②は入れないような気がします。(いや。ビビッてチラっと入れちゃうかも。。。)

●第5問

長期的に勤務させる管理施策ですね。
平成25年度の第3問新卒採用のように明確な材料がない問題に見えます。
そこで、時間もないので、たぶん私なら「研究職が喜ぶ施策」を列挙してA社に使えそうなもので書いて逃げます。
例えば・・
・短期的な業績ではなく、長期的な実績や論文等による評価
・勤務体系の柔軟化
・特許権など知的財産への適切な報酬
・学会での研究発表など社会へのアピールや参加の促進
・研究設備や機器など職場環境の充実
などでしょうか。。。。

●問題のつながり

以上で出した解答の方向性から問題のつながりをチェックします。

第1問 外部環境分析(特にO)
技術革新のスピードが速い
ライフサイクルが短い
公的助成金

第2問 内部環境分析(特にW)
①A社主導の研究・自社製品ではなかった(第3問①へ)
②生産技術が確立されていなかった(第3問②へ)

第3問 課題(組織管理上)
①技術力のある研究開発部門の設立(第5問へ)
②技術力のある生産部門の設立(第4問へ)

第4問 対策(第3問②より
生産部門の技術力、品質向上の施策
中途で専門家を採用し権限委譲する。

第5問 対策①(第3問①より
研究開発人材の定着化
研究者が喜ぶ人事制度の導入

ということで何となーく繋がりましたので、そこそこ外していなさそうな感覚が出ました。

さて、みなさまはどんな解答を書いたでしょうか。。。

事例Ⅱも読みましたが事例Ⅰで書き疲れたので後日書きます。(^^;
デシル分析って・・・・・(笑

ふぞろいでは口述セミナーやりますので是非きてくださいませ。
詳しくは本ブログで。

 

安藤さん

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