こんにちは、
再現答案チームのFrederique(フレデリック)です。
ゴールデンウィークも終わり、1次本試験まで残すところ約3ヶ月となりました。世間が連休でなんとなく楽しそうな雰囲気に染まっている中で、連日、勉強に集中し続けるのは大変なことだったと思いますが、合格してしまえばそんな苦労も楽しい思い出になります。最後まで気を抜かず、体調管理にも万全を期して頑張って下さいね。
さて、これから受験校での1次試験の模試が本格化してきますが、せっかく安くない受験料を払って受けるのですから、合格に向けてより有意義なものにしたいところです。今回は模試を活用するにあたり、自分がやってみて効果的だったことをご紹介したいと思います。
活用方法1.学習進捗の確認と計画の見直し
模擬試験を受験してみて最も気になるのは、「合格ラインを超えているかどうか」という点だと思いますが、結果が良かったにせよ悪かったにせよ、学習計画の見直しをすることが大切だと思います。
?安定して合格ラインを超えている方
次のステップである2次試験の学習にどのように取り組むのか、早めに検討してみてはいかがでしょうか。1次試験が終了してから2次本試験まではわずか2ヵ月ちょっとしかありません。昨年の2次受験生とも競わなければならないことを考えると、少しでも早く準備をしておく必要があります。2次試験ではどんな問題が出題され、合格者はどのような学習をしていたのかといった情報を収集し、自分に足りないものを把握しておくことが望ましいでしょう。
?残念ながら合格ラインを超えられなかった方
どの科目のどの分野で間違えたのかをじっくりと確認してみて下さい。模擬試験で間違えたというのは、合格に向けては大きなチャンスです。というのも、中小企業診断士試験のように出題領域が広い試験では、どの科目も完璧に準備することは不可能といってもよく、必ず学習不足で穴のようになっている部分があるはずで、それを事前に発見できたということは、合格に一歩近づいたと言えるからです。
人間の脳というのは、知っていると思っていることはあまり覚えないが、知らないと思っていることは積極的に覚えるという性質があるそうです。皆さんも経験上、「以前、間違えたことがあったから今回は間違えなかった」ということがあると思いますが、これは脳のこのような性質により、間違えた事柄をうまく記憶に留めて置くことができたためです。ですので、模擬試験で間違えたことは、本番での得点アップのチャンスだと考えてみてはいかがでしょうか。
活用方法2.モチベーションアップ
成績が良かった方はもちろん、悪かった方も落ち込むのではなく、「次は良い成績を取れるように頑張ろう」あるいは、「本試験前に自分の弱点をたくさん確認出来てよかった」と前向きに考え、気持ちを切り替えてみて下さい。試験の難易度を変えることはできなくても、気持ちの持ち方しだいで自分自身の勉強への取り組み姿勢を変えることはできます。前向きな姿勢を持ち続けることで、最後のラストスパートの学習をより効果的なものにできるでしょう。
2009年版「ふぞろいな合格答案」も6月の発売開始に向けて、いよいよラストスパートにかかっています。今年も執筆陣一同、少しでも受験生のサポートをさせて頂きたいとの思いを込めて、合格者のノウハウを余すところなく盛り込んでいます。1次試験に取り組んでいる皆さんも、次のステップである2次試験に向けて、ぜひ手に取って頂ければ幸いです。