皆さん、こんにちは。
2008年版「ふぞろいな合格答案」で主にアンケートを担当させていただいたレスラーです。
今日は、診断士登録後の活動について簡単にお話ししたいと思います。
私は、昨年の4月に診断士登録を行い、同時に診断協会へも入会しました。
現在、東京支部の中の城北支会という所に所属しているのですが、昨今の経済情勢の影響もあり、支会へは様々な支援要請が入ってきます。
私は、自身の経験が生かせる製造業向けの支援活動を中心に行っており、ここ最近ではある区から委託を受けた巡回訪問調査を行っています。
リーマンショック以降の経済環境の急激な冷え込みを受けて国だけでなく、自治体も様々な臨時の産業施策を設けています。
そういった施策はタイムリーに実施されることが重要で、スムーズな実施のために私達、診断士が役に立てる所があります。
自治体も広報やホームページ等で施策の告知をしているのですが、それらの施策を知らなかったり正しく理解できていない経営者の方が意外と多いのです。
そういった事情もあり、課題や要望の調査も兼ねて巡回訪問を行っています。
訪問先で経営者の方と話しをする中で、財務のこと、取引関係のこと、雇用のこと、知的財産のこと、廃棄物処理のこと、近隣住民との騒音問題(苦情)に関すること等、実に様々な相談を受けるケースがあります。
もちろん全ての相談を解決できるわけではありませんが、その解決に向けた道筋を示せるだけでも経営者の方にとっては有益なものとなり得ます。
先日も訪問先の社長から雇用維持に関する相談があり、国が行っている雇用調整助成金制度のお話しをさせていただいたところ、早速、窓口へ問い合わせてみるということになりました。
いつも鞄には、中小企業施策ガイドブックを入れて持ち歩いているのですが、すっかりボロボロになってしまいました。
日本の中小製造企業には高い要素技術を持っている所がたくさんあります。
これらが今日の我が国の経済基盤を作り上げてきたと言っても過言ではないと思います。
これらの要素技術は、わが国の貴重な財産であり、その財産を失わないためにも百年に一度と言われるこの苦境を何としても乗り越えなければなりません。
多くの中小製造企業が再び上昇気流に乗れるよう微力ながら私も支援活動に邁進していきたいと考えています。
そのためには自分にできることを考え、日々、学び続ける姿勢を忘れてはならないと思っています。
次回の投稿では、別の活動について書いてみたいと思います。