みなさん、こんにちは!
「やるときゃやれば何とかなる!」大和の国の2年生合格ナビゲーターたくじです。(たくじの自己紹介はこちら)
いよいよ明日は合格発表ですね!口述試験で落とされる方はほとんどいないので、記述試験の時より安心して合格発表を迎えられるのではないでしょうか。合格発表後はゆっくりしていられません。実務補習の申込準備をしておきましょう!実務補習に申し込めないと診断士登録が遅れてしまいます。
それでは、今回は「合格のその先」と題しまして「実務補習の概要」について書きます。
◎実務補習の概要
みなさん、実務補習がどのようなものかご存じでしょうか。簡単にまとめてみます。
○中小企業診断士の登録要件
中小企業診断士第2次試験に合格後、3年以内に実務補習を15日以上受けるか、診断実務に15日以上従事することにより、中小企業診断士としての登録を行うことができます。(中小企業診断協会のページより)
上述のように、実務補習とは、試験合格後、3年以内に何らかの形で、15日間の診断活動を行うことです。登録要件を満たすための選択肢は実務補習だけではありません。ただ、企業に勤める合格者にとって、実際に診断活動をできる中小企業を見つけることは容易ではなく、結果として、数多くの合格者は実務補習を受けます。
○5日間コースと15日間コース
実務補習には5日間コースと15日間コースの2種類があります。基本的に企業診断をするという点は同じですか、いくつか違いがあります。
5日間コースでは、毎回担当教官、メンバーが変わりますが、15日間コースでは、基本的に担当教官とメンバーは変わりません。また登録可能になる時期は15日間コースの方が早いです。これにはメリット・デメリットがあるためどちらがいいかを明言することはできません。それぞれに向いている人を考えてみたので参考にしてください。
◇5日間コース
・仕事との調整が難しい方
・様々な担当教官やメンバーと出会いたい方
・長期的に計画を立てて、少しずつ学んでいきたい方
(本業と企業診断の相乗効果を得ることができます)
◇15日間コース
・独立する、などビジョンが明確に決まっており、早く診断士登録を行いたい方
・参加メンバーの密な関係を構築したい方
・短期間に集中して、診断スキルを磨きたい方
ちなみに、私は5日間コースを3回行いました。仕事の関係や間隔を空けて、診断の感覚を掴もうと考えたことが理由です。また、社会人経験の浅い私にとっては、社会人経験の豊富な方々との共同診断は非常に勉強になりました。
15日間コースでは担当教官・メンバーが変わらない分、良い人ばかりであれば非常に良いと思いますが、厳しすぎる教官(途中で脱落する人もいるぐらいです)や問題のあるメンバーがいればそれだけで実務補習が苦しいものになってしまいます。
どちらのコースに参加するかはみなさんの判断次第ではありますが。
○実務補習の流れ
・概要
担当教官(一定の基準を満たした中小企業診断士)がつき、5~6名程度の合格者でグループをつくり、5日間かけて1社の診断を行います。それを3回行うと、晴れて中小企業診断士として登録できます。
・申込
まずは、申込です。申込できなければ何もできません!合格発表前に事前登録をしておきましょう。事前登録はこちらから⇒中小企業診断協会HP
基本的にはインターネットでの申込になると思いますが、郵送での申込も可能です。
補習前―担当教官より対象企業に関する情報提供や事前準備についての連絡がメール・書面で送付されます。⇒この時点で実務補習は始まっています。対象企業の概要や市場環境等を調査しておきましょう。1日目のヒアリングをスムーズに行えるようにしましょう。なお、この時点で担当した分野の希望を聞かれる場合があります。
1日目―企業訪問・ヒアリング
簡単なガイダンスの後、チームに分かれ自己紹介・班長決めを行います。その後、ヒアリング内容を決定します。実際に企業に訪問し、ヒアリングを行います(ここでの情報収集が後の作業の質を大きく左右します)。
2日目―前日のヒアリング内容を踏まえて、診断の方向性を決定します。
自習 ―決定した方向性基づき、各自のパートの報告書の作成等を行います。
3・4日目―各自の報告書内容をチームで共有・議論し、全体の方向性との整合性と各パートの質の向上を目指します。また、報告書を印刷します。
5日目―報告会・プレゼンテーション
いよいよ報告会です!これまでの集大成です。チームで話し合った内容を社長に伝えましょう。みなさんの本気度が社長に伝わるはずです!
以上、簡単ではございますが、是非実際に経験していただけたらと思います。
おっ、と少し分量が多くなってしまったため続きは次回に持ち越します。次回は「たくじの実務補習と合格後の選択肢」について書きますね!
明日は、宮崎から受験生を応援!独学ストレート合格ナビゲーターのシンゴの登場です。お楽しみに!