こんにちは
ノリで合格してみたらええやん!独学ストレート合格ナビゲーターのさっきーです(^^)/
少しずつ、暑さが和らぐ日も出てきましたね。過ごしやすい時期に入ると勉強がはかどり過ぎてしまいますね。
さて、今日は与件文から「つかず離れず」ということをお話ししていきたいと思います。
まずは「離れず」について。
以前、勉強会で初学者の方から「事例Ⅱの書き方がわからない」という意見をいただきました。確かに「プロモーション」なんて言われると、ふわっとした感じで捉えどころなく感じますよね。よくわかります。これに対して別の受験生の方からは「ある程度自分の発想がOK」という意見がありました。ある程度自分の発想がOK…?まったくそんなことありませんよ!
例えば、「プロモーション施策」や「マーケティングコミュニケーション」について答えなさい、とあって、「案内状を送付する」とか「掲示板を設ける」なんて解答例があったとします。
与件文にそんな単語自体が出てくるわけではないといえばそうなのですが、、、それは自分オリジナルの発想、ではなく、その程度のありきたりな発想でよい、と捉えてほしいのです。
別にあなた自身のアイデアが解答に求められているわけではなく、与件文(事例企業)に対応する施策を書くとしたら何か?、というだけの話。まったくもって身構える必要はありません。
それでもつかみどころがないとしたら、考え方の切り口を押さえましょう。
事例Ⅱで言うと、「だれに・何を・どのように」です。まず、設問で「だれに・何を・どのように」のどこの部分を問われているのか、よく確認してください。それから、例えば「どのように」(プロモーション・販売)が問われているとしたら、すでに定まっている「だれに」(ターゲット)はどんな属性を持っているのか、「何を」(商品)はどんな付加価値を持っているのか等、与件文をもとに確認しましょう。そうすれば効果的な「どのように」は浮かび上がってくるはずです。
続いて「つかず」について。
与件文にこだわりすぎると、与件文の「あら探し」が起こります。解答に使っていない箇所が与件文にあると気になりすぎてしまう現象です。多年度生に多いように感じますね。
解答作成にあたってヒントとなる記述は、設問文と直接関連する段落だけでなく、ちょっと離れた段落にあることもしばしば。例えば、事例企業の今後の施策が問われ、与件文の序盤に記載されている箇所(例:地域の主要産業)が解答のヒント(例:連携してイベントをする)だったり…なんて場合です。
こういうことがあると、他に与件文の見落としはないか、これも入れとかないとまずいんじゃないか?という気がして焦ったり、無理やり解答に詰め込んだり、、、ということが起こるのです。
例えば会計の問題だったら、当期はいつで、利払日はいつで、どこが未処理で、、、とか設問文のポイント全部押さえとかないと不正解!となるのですが、診断士の二次試験はそうではありません。思い出していただきたいのは各事例60点取れば受かる試験、ということ。
とにかく与件文の要素を詰め込めば満点ではなく、設問文が問うていることは何か、関係する与件文はどこか、と素直に読み込んで解いていく。つまりストレートに読んでストレートに解いていく、これが肝心なのです。
与件文からつかず離れず、とはいうものの「離れず」が圧倒的に大事です。解答のよりどころは何よりも与件文。とにかく解いて解きまくってきたなぁ、、、というときに「つかず」についても考えてみましょう。
さて次回は、Mr.ブラック!?事例Ⅱチームリーダーまっすーが登場!ご期待ください♪