受験生最後の1週間!

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こんにちは。

再現答案&企画チームのあやです。

 

今日は2次本試験が1週間少々に迫ってきたこともあり、特別企画をお送りします。

ストレートで合格したかれんじさんと、2次試験2回目で合格しためんふくろうさんのお二人に、昨年試験1週間前をどのように過ごしたかを聞いてみました。

それでは、お二方よろしくお願いします!

 

【ストレート生かれんじの場合】

<1週間前の状態>

ようやく2次試験の事例問題には慣れてきていましたが、直前の予備校演習は相変わらず点が伸び悩んでいました。特に最後の事例Ⅰ演習は「20点!」と非常にやってしまった感のある点数だったことを覚えています。しかし、ある程度は手ごたえを掴めてきている実感もありました。1ヵ月前は絶対だめだと感じていたのですが、ここにきて事例問題が解けるようになってきました。そのため、最後の1週間をどう過ごすかですべてが決まると考えていました。

 

<何をどのように取り組んでいたか>

残り1週間で取り組んだことをご紹介します。

1.セルフ模試

・休日を利用し、2次試験と同様のタイムスケジュールで1日4事例を解きました。

・問題は受験校の春の模擬試験を使用しました。案の定、半年以上振りに解いたので、思いっきり内容を忘れていたので初見の問題と変わりませんでした。

2.切り口集の見直し

・試験2~3週間ほど前から切り口集を作成していました。切り口集というのは、

経営資源であれば、「人・モノ・金・情報」というようにキーワードから連想できるワードをまとめたものです。

3.直近の過去問解き直し(3~4回転目)

・試験前日を除き、直近の過去問を1日1~2事例ほど解きました。与件文の内容が頭に入っているので、60分で1事例を解くようにしていました。

 

<効果>

「1.セルフ模試」のメリットは試験当日の1日の過ごし方を検証できることです。試験当日は、しっかりとセルフマネジメントができるようにする必要があります。

80分の使い方だけでなく休み時間の使い方や、試験中に難問にぶちあたった時の対処法、疲れている中でどのように事例Ⅳを乗り越えるのか、など。セルフ模試を通し1日の過ごし方を最終確認し、良くない部分は改善するようにしました。

 

次に、「2.切り口集の見直し」により知識の定着を確実なものにしました。設問文、与件文を読んだときに、キーワードから何も想起できないと厳しいものがあります。切り口を毎日のように見直しをして、定着させることで想起力を高めました。

 

最後に、「3.過去問解き直し」により解答プロセスの最終確認を実施しました。この時点で解答プロセスを変えるつもりはありませんでしたが、解答プロセスを毎日確認していないと不安になるというのが正直なところです。そこで過去問を利用し、日々解答プロセスを確認していました。もちろん解いた過去問はふぞろいを用いて採点をしていました。

 

<応援メッセージ>

よくストレート生の方は最後まで力は伸び続けると言いますが、まさにその通りだと思います。後は伸びるだけですのであと1週間、絶対に諦めずに走り抜けて下さい。

そして、試験当日に力を出し切るためにも、体調管理は気を付けてください。仕事によっては避けられないかと思いますが、お酒の飲み過ぎ、夜更かしなどはあまりなさらぬよう、くれぐれも体調を崩さないようお気を付け下さい!

 

【2次試験2回目めんふくろうの場合】

<1週間前の状態>

直前模試では、財務の計算ミスオンパレードで順位が伸び悩んだことを引きずり、「今年落ちればやり直し」という恐怖感がとても強かったことを覚えています。それでも可能性を信じて一通り過去問に取組み、予備校の演習問題もやり終え、まとめノートを作成していました。一方で、本試験を1週間前にして何をしたら良いか?という迷いと不安に包まれていました。

 

<何をどのように取り組んでいたか>

限られた時間で効率的に総復習するのに、手っ取り早いものは何か?と考えた末、以下の3点に絞ることにしまいた。

1.第三者に採点してもらった演習、過去問の答案をすべて見返す

・自分が書く文書の「癖」をもう一度確認したかった

・設問、与件の情報、フレームワーク、解答構成など、問題を解くための流れの再確認したかった

2.予備校の演習、過去問の模範解答をざっと読む

・2次試験で出題可能性が高いと思われる知識の総復習がしたかった

・漏れている知識の補充、思考プロセスの最終確認をしたかった

(今思うと、新しいことの補充というよりは、確認をすることで精神安定剤になったような気がします)

3.財務の解法、メモルールの再確認と軽い計算練習

・転記ミス、情報整理ミス、計算ミスが怖かったので、他の事例での解答プロセスと同様に、計算においても問題毎にルールを決めておき単純なミスを減らしたかった

 

<効果>

1.成長した自分を体感

初期段階の解答を見直していて思ったことは「この1年で成長したな~」ということでした。勉強初期の解答は、自分でも何が書いてあるのか、何が言いたいのかよくわからない。それでも勉強初期の自分の解答について「何をどうすれば読みやすく伝わる解答になるか」と考えることで、伝わりやすい文章、表現の再確認ができたように思います。

2.ふとした発見

各事例の設問と模範解答を一気通貫で確認することで、人事らしくまとめる、マーケらしくまとめる、生産らしくまとめる感覚を得られたように思います。本試験では時間に追われ、やむなく一般知識寄りの解答をせざるを得なかった問題で、与件の言葉と一般知識を交えつつ無難に、かつ事例に沿った解答にまとめられたように思います。

3.財務の計算問題でも大きなミスなく、また記述問題でも解答プロセスを悩まず記述できた

財務分析の出題形式が変わったことには面を食らいましたが、その他の問題ではメモ書きや記述ルールを決めておいたことで、比較的落ち着いて取り組めたように思います。事前準備の大切さを知りました。

 

<応援メッセージ>

まだ残り1週間あります。ストレート生は最後まで伸びると言われますが、複数年の人でもきっかけをつかめば一気に伸びる可能性は十分にあります。まだまだ時間はあります。今できる最善の準備を行って、試験に臨んでいただければと思います。2次試験は診断報告書です。聞かれていることが難しくても落ち着いて現状(与件)を確認し、4社の社長の思いを受け止めて、「中小企業診断士」として報告書を作成してきてください。試験まであと1週間強となりました。悪あがきができる最後の時間です。

合格者2名の体験談からもわかるとおり、超直前期にも実力は上がります。この1週間でやりきったと思えるほど勉強すれば、

試験当日は落ち着いて試験に臨めるはずです。悔いが残らないよう、頑張ってください!

 

皆さんの合格を祈念しております。

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