こんにちは。宮崎から受験生を応援!独学ストレート合格ナビゲーターのシンゴです。
気候も段々と暖かくなり、私の住む宮崎では先日、早くも桜が開花したと発表されていました。
今から家族でお花見に出かけるのが楽しみです。
今回は、科目免除を受けるべきか否か?という点について私なりの考えをお話しします。
目次
(参照)中小企業診断協会>中小企業診断士試験>よくある質問>第1次試験の科目合格・科目免除について
科目免除とは、条件に当てはまる科目の受験を申請により免除してもらう制度です。
免除してもらった科目は、合否判定の対象外となります。
例えば、7科目中2科目の免除申請を行い、5科目受験した場合、免除申請した2科目は合否判定の対象外となります。
そして、受験した5科目について合格基準を満たしていれば合格となります。
科目免除の対象となる条件は、①科目合格による免除、②他資格等保有による免除、の2つです。
①科目合格による免除は、昨年または一昨年の受験で科目合格することのできた科目が免除対象となります。
②他資格等保有による免除は、その科目に関し一定の資格・経験等を有する人が免除対象となります。
(詳細は、よくある質問の「Q.「他資格等保有による科目免除」とはどのような資格が対象ですか?」をご覧ください)
まずは、ご自分が免除対象となるかどうかについて確認してみてください。
では、科目免除を受けるべきでしょうか?
1次試験の合格基準は、「総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないこと」(年によって若干の調整あり)です。
この合格基準から、以下のような科目免除のメリット・デメリットが導き出されます。
◆メリット
・免除した科目で足切り(満点の40%未満)となってしまうリスクを無くすことができる。
◆デメリット
・免除した科目で高得点を望める場合、その科目で得点を稼いで総点数の向上に寄与することができなくなる。
また、免除のメリットとして、その科目に充てるはずだった勉強時間を他の科目に充てることができるようになる、という時間的メリットも見逃せません。
1次試験は科目数が多く、分野も多岐にわたりますが、全ての科目について足切りラインを超える点数を取る必要があります。
そのため、どうしても、すべての科目を万遍なく勉強する必要が出てきます。
科目免除によって1科目でも勉強の対象を減らすことのできるメリットは大きいと言えます。
加えて、試験問題の難易度には、毎年波があります。ある年の問題が簡単だったとしても、その次の年は非常に難しくなる、ということもあり得ます。
したがって、少し得意だからといって得点源科目になるかというと、そう甘くはないわけです。
以上の点から、私なりに考えた、科目免除を受けるべきか否かの基準は、次のとおりです。
【科目免除を受けるべきか否かの基準】
①過去5年分ぐらいの問題を解いてみて、安定して7割を超える点数が取れるようであれば、科目免除を受けずに実際に試験を受ける。点数を稼ぐ科目にする。
②6割取れなかったり、不安定だったりする場合は、おとなしく科目免除を受ける。
「過去5年」や「7割」を基準としているのは、難易度に波があるためです。慎重派の方は、この基準をもっと厳しくする(「7割5分」など)のもアリかと思います。
そして、重要なのが、科目免除の有無をいつ決めるか、ということです。
最終的には、1次試験の受験申込(例年、5月末から6月初めが締切です)までに決めればよいのですが、ぎりぎりまで保留にしてしまうと、せっかくの時間的メリットが減少してしまいます。
個人的には、できれば4月中、遅くともゴールデンウィークまでには決めてしまった方がよいと思います。
ちなみに、私の場合どうだったか、を最後にお話しします。
私は弁護士なので、経営法務の免除資格を有していました。
しかし、試験申込の時点では、科目免除についてそれほどシビアに考えることはせず、「さすがに6割は取れるだろう」と考えて受験することにしました。
その結果、恥ずかしながら経営法務は52点でした。
しかも、受験した1次試験の科目の中で最低点というオマケつきです。
自己採点中、「素直に免除申請しておけばよかった…。」と何度も後悔していたのは言うまでもありません。
みなさんは、科目免除についてしっかりと検討して、戦略的な受験をしてくださいね。
明日は、諦めないことがコツ!多年度生ナビゲーターまりぃの登場です。
まりぃの送るゆるっと情報、今回はどのようなものになるでしょうか。
お楽しみに!
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