中小企業診断士資格を取得してアメリカで役立ったこと(2)

同友館
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皆さん、こんにちは。

診断士発アメリカ行き★ストレート合格ナビゲーター「ぬまっち」です。

 

口述試験を受験された皆さんお疲れ様でした。

一方、今回は残念な思いをされた方々、その悔しさを絶対に忘れないでください!人間は悔しいと感じなくなってしまった時成長が止まる、と私は思っています。悔しさを原動力に自らを高めていってください。

 

さて、ニューヨークはますます寒さが厳しくなり、ここ2週間で既に数回雪が降っており、所々に雪が積もっています。

今日は前々回に続き、中小企業診断士資格を取得してアメリカで役に立ったと思うことについて、お伝えしていきます。

 

その前に、

アメリカでは中小企業診断士のネームバリューは無い!

ということを、まずお伝えしておきます。

アメリカには、日本の中小企業診断士に該当するような資格はありません。

中小企業診断士は、中小企業支援法を根拠としていますが、弁護士や医師のように業務独占資格ではありません。

そしてまた、日本とアメリカでは中小企業政策が大きく異なります。

ですから、アメリカ人に「中小企業診断士(SME Management Consultant)って何?」と聞かれても、なかなか説明が難しいのが正直なところです。

おそらく、アメリカ以外の諸外国でも、中小企業診断士という名称そのものへの評価はほとんど無いと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、ネームバリューは無いものの、前々回の投稿では、海外現地法人への駐在員として求められる経営的視点という意味で中小企業診断士資格が役立ったとご紹介しましたが、他に2点ご紹介します。

 

診断士の人脈によってアメリカにいても、日本の生の情報が入ってくる!

これまで多くのふぞろいメンバーも書いてきましたが、試験合格後同期合格者を中心に、一気に人脈が広がりました。

そうした診断士仲間が、企業内や独立、東京や地方といったさまざまな分野で日本を盛り上げるために活躍しています。

その仲間は皆アクティブで、公私問わず面白そうなことにチャレンジしたり、積極的に情報発信をしたりしてくれています。

連絡も取り合っているため、ミクロレベルでの日本の様子をアメリカでも感じとっています。

遠く離れていても、人脈を維持し情報が入ってきて日本で起きている変化から取り残されないで済んでいるのは、単にSNSのおかげだけでなく、面白い情報を発信してくれる診断士仲間のおかげだと感じています。

診断士資格を取得していなかったらこうした「生の」日本の情報をアメリカで入手するのは難しかったと思います。

 

他のアメリカの資格試験において同じような内容が出題される!

私は、アメリカに来てから、また新たな別の資格取得にチャレンジしています。

その資格は、米国認定損害保険士と呼ばれるもので、一般的に取得まで1~3年を要すると言われています。

出題内容は、保険の知識だけでなく、戦略論、ファイナンス、ITに関する出題も多く、診断士一次試験で学んだことがそのまま活かせています(一次試験の問題がそのまま英語になったイメージ)。

どうやら調べてみると、他のアメリカの民間業界向け資格でもこうした中小企業診断士資格と重複する領域の出題がなされることがあるようです。

つまり、アメリカにおける会社員には、自分の業界の知識だけでなく、企業経営に関する広く一般的な知識も身に着けていることが求められているようです。

このように、診断士資格を取得していたことで、アメリカの資格取得に向けた学習負担が軽くなっているという点で役に立ちました。

 

今回は中小企業診断士資格について、前々回の記事とは異なり、直接的ではないですが違った形でアメリカで役立ったことをお伝えしました。

 

最後に、残り約1週間となりましたが、12/31まで、『ふぞろいな合格答案11』出版に向けて、皆さんの再現答案を募集中です。

登録はこちらまでお願いいたします。

皆さまのお名前(ハンドルネーム可)はふぞろい11に掲載させていただきますととともに、答案分析を元にした採点フィードバックをお返しさせていただきます。

自分の名前を本に載せて周りに紹介したい方!提出をお待ちしています!

 

明日はライフハックママ★2.5年生合格ナビゲーター「みゅー」の登場です。

きっと忙しい年末を過ごしていると思われますが、みゅーからの役立つ情報をお楽しみに。

 

それでは、皆さん、ひと足早いですが、良いお年をお迎えください。

また次回お会いしましょう。

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