ぼんそわー!ほりぃーです。
暑くなったり涼しくなったり、かと思えば大雨が降ったり。
9月って、なかなか落ち着かない季節ですね。
私の地元・北海道では、9月とも慣ればすでに「寒い」と感じる頃ですが、東京に来て早20年弱。
東京の9月を過ごしていると、秋というより「夏の名残がある季節」なんだな、と感じるようになりました。
受験生の皆さんもそろそろラストスパートに入っている頃でしょうか。
模試の結果に一喜一憂したり、思ったように勉強時間が取れなかったりと、「もっとやらなきゃ」と焦っている方もいるかもしれません。
でも、少し疲れているなら、思い切って休むのも大切です。
しっかり休んで、また机に向かえばいいです。
まだ1ヶ月あります。
さて、今年の2次試験前に、私から受験生の皆さんにお話しできる機会も、今回が最後になるかと思います。
私は2次試験に3回挑戦し、3回目でようやく合格することができました。
振り返ってみると、合格した年は、何か特別な勉強法を見つけたわけではありません。
むしろ、それまでの自分に足りなかったものに気づき、「考え方」と「やること」を少し変えたことが大きかったように思います。
今回は、そんな私の経験から、
「合格した年は、それまでと何が違ったのか」
を2つに絞ってお話ししたいと思います。
目次
2次試験まで残り1ヶ月強。
この時期になると、予備校の演習や公開模試の結果を見て、「思うように点数が伸びない」「もっと勉強しなければ」と焦っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
できるだけ時間を充てて勉強したい時期かと思います。
ただ、例えば社会人受験生の場合、なかなかそうもいかないと思います。
四半期の締めで仕事が忙しくなったり、急な仕事が入ったり。
仕事を定時で終えたと思ったら、急な用事ができたり、勉強しようと思っていた図書館やカフェがいっぱいだったり。
例えば、、「今日は4時間勉強するぞ」と意気込んでいたのに、思うようにいかない。
そんな日もあると思います。
実は、私自身も2回目の2次試験のとき、まさにそんな状況でした。
当時は、基幹システムの入れ替えと2次試験の時期が重なってしまいました。
連日のように遅くまで残業し、トラブルが起きれば土日も対応。
夜遅くの電車に揺られながら、「どうして自分がこんな目に遭わなければならないんだ」と何度も思っていました。
本来なら貴重な勉強時間であるはずの通勤電車ですが、仕事へのストレスを引きずってました。
「もっと勉強しなければ」と思っても思うように勉強できない。そしてまた焦る。そんな状態だったように思います。
それでもなんとか2次試験を迎えましたが、あと6点届かず、不合格。
悔しかったです。ただ、その経験があったからこそ、後になって気づいたことがあります。
それが、「自身の境遇を、いったん受け入れてみる」ということでした。
実際、あれだけ苦労した基幹システムの入れ替えも、終わってみれば悪いことばかりではありませんでした。
苦労して一緒にシステムを導入したことで、社内の絆が深まったように感じましたし、それまで以上に周囲からいろいろな相談をしてもらえるようにもなりました。
その経験を通じて、物事には二面性がある。と気づきました。
一見すると「できれば避けたかったこと」であっても、後から振り返れば、自分にとって大きな学びになっていることがあります。
そして、これは受験勉強でも同じことが言えるのではないかと思っています。
「仕事が忙しい」「思うように勉強時間が取れない」「予定していた勉強ができなかった」
もちろんできれば避けたいことですが、それでも
「こんな状況だから勉強できない」と考え続けるより、
「では、この状況の中で、自分は何ができるだろう?」
と考えてみる。そうすると、少しだけ気持ちが楽になります。
そして、不思議なことに、そうやって割り切れるようになると、勉強にも向き合いやすくなったように思います。
残り1ヶ月強。皆さんそれぞれ、仕事や家庭、ご体調など、置かれている状況は違うと思います。
理想通りの環境で2次試験を迎えられる人は、そう多くないのではとも思っています。
だからこそ、今の自分の状況を一度受け入れてみて欲しいと思っています。
受験対策では予備校に通っていたので、毎週のように演習がありました。
土曜日の午前と午後、それぞれ80分の演習を受け、その後に解説を聞く。
そんなサイクルで勉強していました。
最初の頃はなかなか思うように書けなかったのですが、回数を重ねるにつれて、少しずつ「こう書けばいいのかな」という感覚が掴めるようになってきました。
演習や模試でも、それなりに点数が取れるようになってきます。すると、だんだんこんな気持ちが出てきました。
「あれ、自分、結構できるようになってきたんじゃないか?」
今振り返ると、ここが危なかったのだと思います。
特に1回目の受験の時は、そんな気持ちが強かったように思います。
そして結果は、周りの人は合格して、自分は不合格。
「できるようになった」と感じていたけれど、試験には受からなかった。
そこで改めて自分の勉強を振り返ってみると、圧倒的に足りなかったものがありました。それが、過去問への取り組みでした。
過去問は「答え合わせ」のためだけにあるのではないと思います。
中小企業診断士の2次試験は、1次試験のように明確な正解が公表される試験ではなりません。だからこそ私は、
「出題者は、この問題を通じて何を考えさせたいのか?」
「この事例で、何を根拠に、どのような答えを求めているのか?」
ということを、過去問を通じて考え尽くす必要があったのだと思います。
予備校の演習問題を解いて、「今回は70点だった」「この書き方なら点が取れた」と一喜一憂する。
それ自体が悪いわけではないですが、そこで終わってしまうのではなく
「そもそも、この試験はどんな答案を求めているのか?」
ということまで戻って考えてみる。そのために、過去問は非常に重要だったと思います。
もう一つ、私が3回目の受験で意識したのが事例Ⅳでした。
事例Ⅳは計算問題だからこそ、「計算ができれば大丈夫」と思ってしまいがちです。
私自身、過去問への取り組みが不足していたことで、独特な出題形式や問われ方に十分なれることができていませんでした。
本番で最後の最後につまずかないためには、「解ける」だけではなく、「本番特有の聞かれ方でも、落ち着いて対応できる」ところまで準備しておく必要があったと思います。
3回目の受験では、とにかく過去問に向き合いました。
特に難しかった令和2年〜6年の問題については、80分以内でミスなく対応できるところまで繰り返しました。
さらに、平成13年まで遡り、解けるだけ過去問を解いてみました。
ここまで遡る時間のない方もいらっしゃるとは思いますが、何を勉強するか迷ったら事例Ⅳの過去問がオススメです。
独特な出題形式や問われ方に自身が順応していくのが体感できると思っています。
3回目の受験で、私は何とか2次試験の合格を掴み取ることができました。
振り返ってみると、私の場合は、
この二つが大きかったように思います。
ただ、これはあくまで私の場合です。
2次試験は、一人一人置かれている状況も違えば、これまでの勉強量も、得意・不得意も違います。
だからこそ、合格するために必要なことも、一人ひとり違うのではないでしょうか。
もし今、思うように点数が取れないのであれば、
「自分には何が足りないのだろう?」
と、一度立ち止まって考えてみてください。
自分の課題が見つかれば、あとはそこに向き合うだけだと思います。
今この時期に「まだまだ足りない」と感じている方でも、十分にチャンスはあると思っています。
焦ることも、不安になることもあると思いますが、ここまで勉強してきた自分を信じて、あと1ヶ月、もう一段だけ頑張ってみてください。
私も診断士になってから日々違う課題で頑張っています。
残り1ヶ月強、一緒に頑張りましょう。
本番の向こう側で、お待ちしております。
