こんにちは!しゃろんです!
1次試験が終わり、いよいよ2次試験対策が本格化する時期になりました。皆さんは、過去問演習を始めていますか?
私は一度2次試験に不合格となった後、「ふぞろい18」の執筆・分析に携わる機会をいただきました。その経験を通じて、「過去問を解く意味」を自分自身が十分理解できていなかったことに気づきました。
今回は、その時の経験を踏まえながら、「なぜ過去問を解くのか」、そして「どのように取り組めば合格につながるのか」をお伝えしたいと思います。
目次
「過去問にもっと真摯に取り組まないといけない。」
そう感じたのは、ふぞろい18の分析に携わったときでした。1回目の2次試験受験の際にもふぞろいを活用して受験に臨んでいましたし、過去問演習が不足していると感じたこともありませんでした。しかし、実際に執筆メンバーとして答案分析に携わる中で、自分の過去問研究がいかに浅かったかを思い知らされました。
受験生の皆さんからいただいた答案の一言一句を大切にして分析する中で、自分の作成した答案の一言一句まで突き詰めて考えられていなかったことに気づかされました。
さらに、開示点数と答案を横並びにして分析する中で、「なぜ私の答案が低い点数なのか?」ということを深く分析しておらず、間違えた理由の言語化ができていなかったことに気づきました。つまり私は、「そもそもなぜ過去問を解くのか?」を本当の意味で理解できていなかったのです。
では、皆さんはなぜ過去問に取り組んでいるのでしょうか? そしてこの問いに、自分なりの答えを持てていますでしょうか?
過去問演習は、多くの受験生が当然のように取り組む学習法です。しかし、その目的を深く考えずに取り組んでしまうと、せっかくの演習効果を十分に引き出せないかもしれません。
ある診断士受験生の方に聞いてみたところ、「これまでの出題の傾向を知るため」と回答してくれました。この回答はとても的確です。しかし、予備校や動画等で中小企業診断士2次試験の出題傾向自体は簡単に知ることができますが、傾向を知るだけで合格に辿り着けるほど簡単な試験ではありません。
では、なぜ過去問演習は診断士2次試験合格のために必要不可欠なのでしょうか?
私は、「自分の間違いのパターンを見つけて修正するため」と考えます。つまり、自分が問題を解くときにどのようなエラーを起こしがちがという情報を集めて、解答プロセスを修正するために過去問を解いているのです。
解答プロセスを見つけて修正する術を持っていないと、本番でも自分が犯しがちなエラーをしてしまい、余計な失点をする可能性が高いです。今後自分がエラーしない方法を開発して実践することまでを含めて、過去問を徹底的に研究すべきなのです。「過去問が解けないようでは合格できない」というのはまさにこのことなのです。
では、どうすれば過去問を徹底的に研究できたと言えるのでしょうか?
もちろん、各年度の問題文や与件文を丸暗記することではありません。真の過去問研究は、自分の解答に丸付けをした後から始まります。
ふぞろいの書籍には、ベスト答案やA答案など優秀解答が多く紹介されています。まずは自分で作成した答案と優秀解答を徹底的に比較しましょう。
比較する中で、優秀解答で記載されている解答ポイントと自分の解答とが異なる設問が出てくるはずです。その設問については、演習中の自分の解答プロセスを言語化したうえで、優秀解答のプロセスと比較してみてください。ふぞろいでは会話パートをヒントに再現可能ですし、生成AIを壁打ち相手として活用するのも手です。
プロセスを直接比較できれば、自分が解答プロセスをどのように修正すべきか、のアイデアを得ることに繋がります。これを繰り返すことで、自分なりの解答プロセスを確立し合格可能性を高めることができます。
実際2次試験2回目の受験時に私は、過去問演習を通じて、合格答案を書けるような解答プロセスを習得することを意識し続けました。一朝一夕で結果が出るものではありませんが、自分を信じて愚直にこのアプローチを繰り返し実施した結果、安定的に高得点を確保できるようになりました。
「過去問を解くこと」は、多くの受験生が取り組んでいます。
しかし、「なぜその解答になったのか」「なぜ点数が伸びなかったのか」まで掘り下げて分析できている人は、決して多くありません。上位20%に入ることが求められる2次試験では、この積み重ねが大きな差になります。過去問を「問題集」ではなく、「自分の弱点を映し出す教材」として活用してください。その積み重ねが、本試験で安定して得点できる自分だけの解答プロセスにつながります。
皆さんが充実した受験生活を送り、その先に合格をつかみ取られることを心より願っています!
