「合格答案」は本当に正解?

同友館
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オフィシャル・サポーターチーム兼任のナンシーです。
「ふぞろい」は、昨年受験した私達みんなのたくさんの再現答案を結集させて、
いろんな角度で分析して作られています。
そして再現答案の一部や全部がそのまま本の中に掲載されていますので、
文章や言葉づかい、切り口などについて、生々しく見ることができると思います。
ところで、合格答案=正解? という点、
みなさんはどう思いますか?
ふぞろいの中で紹介されている再現解答を読む中で、
「なんで、こんな解答で合格なの?」って思っちゃうこと、きっとあると思います。
というより、正解ってなんなのでしょうね。
よく予備校の先生から
「答案は答案じゃなくて、診断報告書の目次のようなものだと思って書きなさい」
指導を受けますよね。
事例ケースを通して、プチ診断報告書を書かせて、中小企業診断士としての能力や適
性を試験されているってことなのか?
じゃ、どんな能力が必要なのだろうという視点で、「出題の趣旨」を読み返したこと
がありました。
(あ、正確には、試験後ですが、数年分写経してみました)
そこでの、きづき。
「情報把握能力とか、分析能力とか、助言能力とか、繰り返し書かれてる。」
(ふぞろいの本文にも出題の趣旨は書いてありますから、参照くださいね)
再現解答と出題の趣旨を、文章対文章で照らし合わせたりして、「うーん」って
うなってしまっていましたが、この○○能力という視点で読んでみると、
ちゃんと与件情報踏まえてるよ、分析したよ、助言してるよと
いうメッセージが伝わる解答が合格答案に多いように思えてきました。
ナンシー的解釈ですが、「助言能力」ってどうやったら表現できるか考えてみまし
た。
ひとつの方法として、診断報告書を読むひとを想像して、書くといいと思います。
事例企業の経営陣、それから実際に新しい戦略の実行の担い手となる従業員の皆様の
こと。
社長と社員のみなさんが納得していただけるような表現、内容になっていることが、
ひとつのゴールかなぁと。
最後に、
ナンシーの4事例との対峙も載ってますので、是非読んでみてくださいね!
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