先週金曜から、診断協会からABCD評価が返却されています。
みなさん、結果をご覧になった際の、感想はいかがでしょうか?
ご自身の手応えと合っていたでしょうか。
合っている方も、違った方も多くいらっしゃるかと思います。
例えば、
「手応えがなかったのに、なぜA評価なの?」
「昨年に比べてかなりレベルアップしたと思っていたのに、昨年と同じ総合B評価だったのはなぜ?」
など。
なぜ、手応えとの違いが発生するのでしょう?
そこで、少しヒントになりそうな図を、下に書きました。
これは、現時点で、ABCD評価を受験生のみなさまから伺ったデータをまとめたものです。
(あくまで現時点の情報に基づくものですので、実態と異なる可能性があることをご容赦ください。)
また、「ふぞろいな合格答案」は受験生の皆様から頂いた再現答案で成り立っています。再現答案収集にご協力よろしくお願いします。
なお、再現答案をいただいたみなさまには、合格者より、詳細なコメントをお送りします。
また、ご希望の方には、「ふぞろいな合格答案」の紙面にお名前、ブログURLなどを掲載させていただきます。
<今年(平成23年度)のABCD評価の分布>
これを見ると事例4は、多くの受験生がA評価です。
例えば、事例4では、
「手応えがなかったのに、なぜA評価なの?」
のような感想を持つ方が多くなることが想定されます。
相対的にそれほど優れた得点でなくとも、A評価となっている可能性があるためです。
また、
「昨年に比べてかなりレベルアップしたと思っていたのに、昨年と同じ総合B評価だったのはなぜ?」
のような感想を持つ方がなぜいるのでしょう。
参考として、昨年の分布を以下に示します。
総合評価のグラフを見ると、ほとんどの方がB評価であることがわかります。
つまり、昨年と今年の評価がBの方は、もしかしたら、昨年はBの下位で、今年はBの上位になっている可能性はあります。
ただし、いずれにせよ協会の評価の上では、違いを読み取ることはできません。
そのため、手応えと評価の違いが発生している可能性があります。
<昨年(平成22年度)のABCD評価の分布>
試験制度が変わり、ABCDの評価をもらえるようになりました。
そのため、ご自身の本試験の評価を振り返ることができるようになりました。
しかし、来年、どのような勉強計画を立てれば良いのか判断することは、ABCDの情報だけではなかなか難しいのが現実です。
そのためにはどうすればよいか?
残念ながら、この問いに対する明快な答えを、ふぞろいな合格答案では見つけられていません。
ただ、ここでお見せしたグラフを念頭に、みなさん自身で、手応えとABCD評価のずれを補正することは対策の一つだと考えます。
そして、来年、どの事例に力をいれるべきか、皆さん自身で考えていただくことしかないと考えています。
ふぞろいな合格答案では、やれることをやって、受験生のバックアップに努めます。
やれることとは何か?
と申しますと、合格・ABCDの情報を集めて、淡々と事実に基づいたデータを分析することがふぞろいの一つの役割だと考えています。
受験機関や合格者のいろいろな説やメソッドがありますが、それとは少し異なる立場です。
ふぞろいな合格答案は、皆様からいただいた再現答案でなりたっています。
再現答案をお持ちの方は、ぜひ再現答案の収集にご協力をよろしくお願いします。
ご提供ははこちらからよろしくお願いします。
お知り合いの方で再現答案をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひともお声かけをお願いします。
今回のグラフのように、ふぞろいが、受験生がバラバラに持っている情報を集めて有用な情報に変換するハブのようなものになれればと考えています。
来年の合格に向けて準備を進めている受験生のみなさま、頑張ってください。応援しています。