執筆メンバーのおれんじーです。
さて、前回、ふぞろいな合格答案にお寄せいただいた再現答案の、ABCDの分布のデータを公開しました。
このグラフをどうご覧になるでしょうか?
ABCDが偏っていると思いませんか?
もし、ABCDが均等な人数で分布していたら、下記のようなグラフになると思いませんか?
これらのデータは、事例ごとに、難易度が違う可能性を示唆しています。
例えば、事例IVはAが多いので比較的優しく、事例IIIはCが多く難しい可能性があります。
限られた再現答案から抽出したデータなので、あくまで参考情報です。
昨年不合格だった方は、勉強計画の参考の一つにしていただいて良いか思います。
例えば、事例IVと事例IIIでB評価の方は、
事例IVのほうが平均より非常に悪い可能性があります。
事例IVの学習を優先したほうがいいかもしれません。
例えば、
「昨年は総合がBだったから、今年はあと少しだけ勉強すれば合格できるので少し手をぬこう」
と思っている方は、もしかしたらBの下位かもしれません。
もしそうであれば、合格(つまり総合A評価)するためには、
多くのB評価者を追い抜かないといけません。
答練や模試に力をいれることは良いことですが、まずは上記を踏まえて昨年の本試験を振り返りをされるのがよいかと思います。
ついつい、本試験だけに振り返るのが勇気が必要だったり、受験機関の演習のほうがデータが多く、振り返りしやすいのでそちらに目が行きます。
ですが、本試験に関して、協会が公開している唯一のPDCAの材料なので、活用しない手はありません。
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