口述試験攻略に役立つ「事例要約」【お土産あり】

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こんにちは。やーみんです。

今日は、口述試験に役立つ「事例の要約を作る」という練習方法についてお話しします。

お土産も準備してございますので、
なるべく工数をかけず口述試験を突破したい受験生の方は、
ぜひ最後までお読みください。

この記事がアップされる時点では、まだ二次試験の合格発表は行われていませんが、
合格発表後、この記事を思い出して戻ってきてもらえれば、これ以上なく嬉しいです。
(その際には、口述セミナー申し込みのポチもぜひお願いします!!)

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事例の要約 その効果は?

二次試験の合格発表から口述試験までは、一週間少し程度しかありませんよね。

多くの受験生は、10月に受けた2次試験以降、約2か月ぶりに事例を読み返すことになります。

そして、愕然とするわけです。

えーっと、事例のストーリーってどんなんだったっけ?
全然内容を覚えてないよう…

寒すぎるダジャレやめろ

そう、残念なことに、2か月という時間は、
あの80分の激闘の記憶を、クレンザーをかけたシンクの汚れのごとく、
きれいさっぱり洗い流しちまうのです。

そうなると、少ない準備期間も相まって
筆記試験合格という高揚感は、絶対に口述試験に落ちれないという
変なプレッシャーに移り変わってしまいかねません。

そんな時、復習のとっかかりとしておすすめなのが、
「事例の要約を作る」ということ。

事例分を読むだけであれば、受動的な学習方法ですが、
「要約を作成する」には、主体的に事例を読み込む姿勢が不可欠なため、
内容が脳に定着しやすいのです。

実際、私の復習のとっかかりは、こんな感じの要約を作ることから始めました。
この要約を直前まで読んで面接に臨みましたし、
多くの受験生の方にもご参考いただいたようです。

(スライドボタンで別の事例が見れます)

と、書くと、当然こんな声が聞こえてきますよね。

いや、それ、自分で作るの面倒くさいなあ。
もうちょっと何とかなんない?

そんな忙し気な皆さん、ご安心ください。

事例の要約、準備してございます!!!

まあもちろん、自分で作っていただくのが一番なんですけど、
読んでいただくだけでも、事例の骨子を思い出せるのではないでしょうか。

一点だけ注意事項があって、
昨年は400字で作ったのですが、今年は450字もあります。
(毎年事例が長くなっていて困惑します笑)

是非ともお土産にお持ち帰りください。
さて、それでは皆様、
スマホのスクショの準備はよろしいでしょうか。

事例Ⅰ

A社は蕎麦店。
1960年代に開業。
コシの強いそばが人気を博し、地域に浸透。
顧客ニーズにこたえ総花的なメニュー戦略を採用。

1980年に周辺の宅地化が進行。売上高の拡大に伴い店舗規模を拡大。
1990年半ばに競合が多数出現し売上減少。正社員の離職も相次ぐ。

2000-2008年にかけて蕎麦に資源を集中。財務は改善。

2010年に現社長が経営を引き継ぐ。
ターゲットをファミリー層に絞りこみ、店舗を改装。
原材料も厳選し、看板となるオリジナルメニューを開発し、競合と差別化。

社内は機能別組織とし各部門にリーダーを配置。
特に接客リーダーは全社を統括する役割も担った。

会社の目指す方向性を明確化し、助け合う企業風土が醸成。利益体質となった。

2023年にX社から経営権引継ぎの打診があり、これを受諾。

X社は駅前に立地、サービスを省力化し回転率を上げる戦略。
社内組織の風通しは悪い。
近年駅ビル内に競合が出現し売上高が減少。仕事がきつく離職率も高い。

近年、地域の食べ歩きを行う外国人観光客や若者が増加している。

事例Ⅱ

B社はスポーツ用品店。
野球他各種スポーツ用品、公立校の運動用品を扱う。

近隣は住宅街が広がり、駅前も賑わっている。

B社は1955年、衣料品店として創業。
公立学校の運動用品に携わり、プリント・刺繡技術を身に着けた。

地域の野球熱が高く、1970年初頭から少年野球チームが多数発足。
B社はプリント・刺繍技術を活用して、ユニフォームや野球用品を請け負う。

この時期、スポーツ用品店に事業転換。

1980年代までは、子供の数が多く注文が殺到。

1990年に入り、他の競技等にも事業の幅を拡大。

2000年代に入り、競合店が相次いで開業。
品揃えや価格面では競合に劣るため、野球を中心に事業を集約。

顧客の野球チームからは技術力や提案力を評価される一方、
金銭的負担を感じる家庭も出現。

現在、ICT企業に勤める次期社長の入社を機に、
下記の事業見直しを検討中。

①野球用品の提案力強化、
②データ活用のアドバイス対応力強化
 買い替えニーズに対する新たな販売方法の導入
③女子向け野球用品の提案力を強化
④ホームページの活用

事例Ⅲ

【企業概要】
C社は業務用食品製造業。1990年創業。

高級ホテル・旅館を販売先とし惣菜や菓子などを受託製造。

近年、販売先の外国人観光客増加を受け、売上が拡大。

コロナ禍からは回復途上。

【生産の現状】
食材の取扱いは、ボール等汎用調理器具を用いて手作業で調理されている。

C社の商品は、受注から納入期間に至るまで、販売先料理長の監督を受けるが、
その際の立会者は工場管理者で、指示の手段は口頭。

工場管理者が指示の内容をメモに記すが、それらは未整理の状態。

生産計画は生産管理課が策定、製造課長が製造日ごとの作業計画を作成しパートリーダーに指示。

食材の購買は月末にパートリーダーが発注。発注量に基準がなく、在庫が増加傾向。

納品個数は週初めに確定。

【新規事業】
中堅食品スーパーX社と総菜商品の企画開発が進行中。

X社人材とともに、高級感ある季節毎のメニューを開発する。

この新規事業では納入品量確定が2日前で、鮮度を保つため1日2回の配送とする。

C 社社長はこの新規事業に積極的だが、現在の生産能力では対応困難。

終わりに

いかがだったでしょうか。
事例Ⅳはやや特殊なので、各自、
試験で用いた計算方法や記述問題を見直してくださいね。

また、450字に収めるため、バッサリと削った要素もありますので、
詳しくは本文で確認いただければと思います。

明日はまっちが登場します。
診断士のキャリアアップに焦点をあてた記事になっていますので、お楽しみに!

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この場をお借りして皆さまのご協力に改めて御礼申し上げます。

令和5年度の2次筆記試験におかれましても、
再現答案および開示された得点のご提供をお願いしたいと存じます。

今年2次試験を受けられた皆さまには是非とも、
作成された再現答案および開示された得点をふぞろいにご提供いただきたく存じます。
皆さまの答案を心よりお待ちしております。

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来年度の受験生の方々のため、あなたの力が必要です。
是非ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

締切:2024年1月31日(水)23時59分

締切:2024年2月7日(水)23時59分

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