ふぞろいな1次試験の勉強法 ~けーた編~

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「科目合格」制度の活用

こんにちは、けーたです。
今回は、私自身が1次試験の学習をどう進めてきたのかをお伝えします。
こういう受験の仕方もあるんだなあ…と頭の片隅に置いてもらえたらと思います。

私の場合、1次試験は「科目合格」制度を活用し、以下の通り、2回に分けて受験して合格しました。

1回目の受験(2科目):(1)経営情報システム、(2)中小企業経営・政策
2回目の受験(5科目):(1)企業経営理論、(2)財務・会計、(3)運営管理、(4)経済学・経営政策、(5)経営法務

周囲の人たちには「変わった受験の仕方」しているねとよく言われました。

いきなり7科目も受験したら挫折するし、お金が勿体ないので、まずはお試しで2科目だけ受験してみよう、ダメならこれ以上勉強するのはやめよう、くらいの気持ちで、こんな受験の仕方となりました。

1次試験合格に至るまで

1回目の受験では、当時、システム開発の部署に異動になったこともあり、業務知識の習得も兼ねて「経営情報システム」を、そして、その時の参考書のボリュームが比較的少なめと感じた「中小企業経営・政策」を選択しました。

結果としては、どちらも60点以上の得点を獲得しました。

※その時使用していたテキスト:「中小企業診断士 最速合格のための スピードテキスト」(TAC)
 →周囲の合格者でも、こちらを利用されていた方が多かったです。

ペースをつかめてきた頃に、本格的に勉強を開始しようと某大手予備校の通信教育を受講しました。

2回目の受験で、残りの5科目を受験しましたが、企業経営理論と経済学・経営政策で60点未満となりながらも、他科目でカバーする事ができ、合格することが出来ました。

振り返り

科目合格を活用して良かったと感じたのは、

(1)長期的に無理なく続けられたので、モチベーションを保てたこと
(2)試験当日の負担軽減に多少つながったこと  

です。「1発で決めてやるぞ!」と自分を奮い立たせてガツガツ勉強することも良いのですが、
体力やモチベーションに自信がない方には、自分のように「ハードルを下げて、診断士の勉強に徐々に慣らしていく」のも1つの戦法かと思います。

一方で、注意してほしいのは、科目合格を活用するデメリットとして、
(1)それぞれの科目において、年度ごとに難易度のバラツキがあり、60点未満となるリスクが結構ある
(2)2次試験の試験日との間隔をあけてしまうと「知識の抜け漏れ」が生じやすい

という点が挙げられます。
クリアするには、その科目の「理屈」をちゃんとおさえること、過去問等演習を相応にこなすことが必要です。ある程度前向きに取り組め、興味がある科目を優先するのが望ましいです。

特に希望がなければ、2次試験でメイン科目となる企業経営理論、財務・会計、運営管理の3つについて、2次試験受験日から離れないように科目受験するのが良いと思ってます。

おわりに

もちろん、ストレート合格できるならそれに越したことはないので、ご参考までに。

明日は、同じく2回の受験で1次試験合格を手にした「ちさと」の登場です。受験回数は同じですが、私とはまた違った振り返りがあると思いますので、ぜひお楽しみに!

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