イケカコのススメ

同友館
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こんにちは!事例Ⅳ大好き!イノシです。

ちょっと気が早いですが、1次試験を合格した後、何をすればいいかイメージはついていますでしょうか?

昨年度すでに、1次試験を合格されている方は、現在2次試験に向けて勉強を進めているかと思いますが、これから1次試験を受ける方は、イメージが全くつかめていないと思います。

私もそんなうちの一人でした。

本日は、そのような方に向けて、選択肢のうちの一つとして、『意思決定会計講義ノート』通称イケカコを教材の一つに選ぶ提案をさせていただきたいと思います。

 

本日の記事は、

・事例Ⅰ~Ⅲは答えが無いし、2次試験までに合格レベルまで持っていく自信がない。

 

・財務・会計に自信あるし、事例Ⅳで高得点を狙いたい

 

という方に向けて、私のイケカコ地獄の3周ロードの経験を踏まえて、なぜイケカコがおススメかを解説していきます。

賛否両論、どちらかというと否定派の方が多く、「こんなのやるの時間の無駄だよ~」とふぞメンの間でも言われ続けてきましたが、そのメリットを本日はきちんと説明したいと思います。

ちゃんとメリットデメリットを認識した上で、何を選択するかはあなた次第ですが、今日のこの記事でイケカコを手にする方が増えてくれるとありがたいです。

ちなみに、私は税務経理協会さんの回し者ではございません。どちらかというと同友館さんの回し者です。ですので、皆さん絶対に、ふぞろいは買ってくださいね!!

 

結論から言うと

メリットは、

・計算力がアップする

・有用な計算フレームワークを体得できる
・勉強したことがそのまま出題される

⇒高得点を取るために、非常に有用な教材である

 

といったことが言えます。

やり切ることができれば必ずメリットがあるのでおススメなのですが、挫折する可能性もあるので踏み出す勇気が必要になります。

では詳しく解説していきたいと思います。

計算力がアップする

事例Ⅳは、CVPやNPVでかなり多くの計算をしますし、複雑な制約条件が絡み合っていたりして、80分で解ききることができない人も多くいます。

イケカコは、その事例Ⅳよりも複雑で難しい計算をする能力が求められるので、計算力がとても鍛えられます。

イケカコの複雑怪奇な計算問題を解いた後であれば、事例Ⅳの問題も簡単に見えてきてしまうでしょう。

どれだけ差があるのかは、また別の機会に紹介しようかと思いますが、

 

複雑怪奇な難しい問題を解くことが出来るようになる

  ⇒ 事例Ⅳがカンタンな問題に見える

     ⇒ 余裕をもって問題に取り組むことが出来る

ようになります。

また、計算速度も上がっているので物理的にも時間的な余裕が出てくるため良いことづくめです。

 

有用な計算フレームワークを体得できる

計算力がアップするともつながってきますが、便利なフレームワークを体得することが出来るようになります。

ポイントは体得できるということです。

「こういうフレームワークで計算すればいいよ」ということが、はっきりと書かれているわけではないのですが、計算問題を繰り返していくうちに、自然と体に染み込んでいくようになります。

 

CVP分析フレームワーク一例

                 (単位:千円)
 売上高             20,000
 売上原価
  直接材料費    4,500
  直接労務費    4,000
  変動間接製造費  2,000   10,500 
    製造差益         9,500
 変動販売費           1,000
    限界利益         8,500
 固定費
  固定製造間接費  2,800
  販売費      1,200     4,000 
    営業利益         4,500

 

数字は一例ですが、CVPを計算するときは、全体的にこんなイメージであることを意識して、数字を拾っていました。

このイメージを持つことで、きちんと固変分解を行い計算ミスをしないようにしていました。



NPVフレームワーク一例

NPVに関しては、以下記事でフレームワークを紹介しているので是非見てください

事例Ⅳ NPVの攻略法

あと、フレークワークではないですが、複利現価係数を1年目+2年目+3年目と足すと、3年目の年金現価係数になることを、誰に教えられもせず気づくことができました。

これを応用すると、例えば2~5年目の割引キャッシュフローを計算する際に、5年目の年金現価係数 ー 1年目の複利現価係数の計算をすると、2~5年目の年金現価係数がかんたんに算出する事が出来るようになるので、この気づきは計算時間の短縮に大いに貢献してくれました。(独学だと教えてくれる人がいないので、、、)

 

 

そのまま出題される

そのままは言いすぎですが、イケカコの問題やテキスト部分の内容に少し(簡単になるように)手を加えた問題が出されることがあります。

特に令和2年度は、イケカコ系問題が多数出題されたので、私にとってはウハウハ状態でした。

第2問設問2

受験生を苦しませた超長文設問

⇒イケカコ Lesson 12 の期待価値の問題

イケカコでは、デシジョンツリー(すごいややこしい期待価値問題のこと)の計算までやっているので、難易度としてはそう高くないと感じました。
※逆にデシジョンツリーの解き方を知っているので、デシジョンツリーであれば他の受験生と差をつけることができるとワクワクしていました。

 

第4問設問3

ROIによる取締役(事業部長)の業績評価方法の問題点と改善策を答える記述問題

⇒イケカコ Lesson 4 の事業部の業績評価

私はあまりいい解答を書けませんでした汗 が、何となく覚えていたのでそれっぽいことは書く事ができました。

あと、第四問設問1・2はROIを回答する問題でしたが、「ROI」の文字を見て「あれ?ROIってなんだっけ?」とならなかったことは精神衛生上、非常に良かったと思っています。

 

 

 

イケカコのススメ まとめ

いかがでしたでしょうか?

メリットをもう一度言うと、

・計算力がアップする

・有用な計算フレームワークを体得できる
・勉強したことがそのまま出題される

です。

これらのメリットと、巷で言われているようなデメリットを見比べて、また自分の得意&不得意科目と見比べることで、ご自身にとってベストな選択をしていただければと思います。

どうしても事例Ⅳで高得点を取りたい方は、是非この教材をしっかりやり切りましょう。

知らない世界があなたを待っています!

 

あすは、ひろまてぃが猛暑を吹き飛ばす記事をお届けしてくれますのでお楽しみに!

 

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