たとえばこんなファイナルペーパー

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みなさん、こんにちは。独学・多年度サポーターたまちゃんです。

(せっかく、くろひょうが振ってくれたので…)
私が選ぶキャプテン翼のベストバウトは、南葛中vs比良戸中の一戦ですね。
まさに死闘!(サッカーなのに)
あの「ドライブシュート」が完成した、記念すべき試合でもあります。

みなさんも、試験という壁が次藤くんの様に目の前に立ちはだかったら、あきらめずに何度も何度もシュートを打ち込みましょう!
壁は少しずつ後ずさりして、きっと最後にはゴールできますよ!

さて、診断士試験ではよく話題になる「ファイナルペーパー」、みなさんは作る派ですか?作らない派ですか?
私は断然「作る派」ですが、本日はその理由や私なりの工夫についてお伝えしたいと思います。
(今回は主に1次試験対策のファイナルペーパーに特化してお伝えします)

ファイナルペーパーとは

そもそも、「ファイナルペーパー」というのは診断士試験特有の言葉なんですね。知りませんでした!
その定義は確固としたものはないようですが、
「試験直前、当日朝や休憩時間の短時間で最終確認をするために、要点をまとめたメモのようなもの」
といったところでしょうか。

1科目をA4サイズ1枚にきれいにまとめている人、ノートに何ページもの大作を用意する人、単語カードで1問1答形式にする人、その形式はさまざまです。
もちろん正解などなく、「覚えられればOK」でしょう。
多くの受験生は、これまでに入学試験や資格試験などを経験しているはずですので、その中で確立したマイベストな自分の型がすでにあると思います。
逆に自分の型がまだ確立していない、という人は、この機会にインターネットなどで公開されているものなどを参考に、いろいろと試行錯誤してみるのもオススメです。

作成のメリット・デメリット

私が考える「ファイナルペーパーを作るメリット」ですが、

・作成時に自分で一度要点をまとめる必要があり、そのまとめ工程でより理解が深まる

・作成時の手を動かす(PC入力も含む)過程に経験記憶効果があり、思い出しやすくなる

・試験直前期~当日の最後の総まとめ学習が効率的に行える

といったところでしょうか。
私は「ファイナル」と言いつつも、試験直前の確認目的よりも特に「作成時の理解、記憶」面でのメリットが大きいと感じています。
数百ページに及ぶテキスト1冊を、数ページに「自分でまとめあげる」という作業がもたらす学習面での効果は、過去問の周回とはまた違ったものがあるのではないでしょうか。

反対にデメリット」としては、
・とにかく作成に時間がかかる
の一択でしょう。作り込み具合にもよりますが、その時間を他のことに回したい、という方も当然いると思います。

たとえばこんなファイナルペーパー

前述のように、理想的なファイナルペーパーというのは個々人によって異なるものですので、あくまで参考程度に私の作成方法を紹介します。

・手書きではなくPCで作成する
私は字があまり上手ではないのが一番の理由ですが、それ以上に、デジタルデータで作成しておくと、記事の入れ替えや後の加筆修正が容易なことのメリットが大きいです。
もちろん、実際に「手を動かして書く」ことの記憶効果は絶大ですので、手書きが苦にならない方は手書きもオススメです。

・インプット型ではなく、アウトプット型にする
(私が勝手に名付けました。詳しくは下の図を参照してください)
これは私の経験上、インプット型でザッと眺めても「いざ本番で思い出せない」ことがよくあるためです。
どうやら私はアウトプット型で毎回「思い出す」行為をした方が本番で「出て来やすい」ようです。
逆にパッと見てビジュアルイメージで記憶ができるタイプの方は、インプット型の方がいいかもしれません。

・正解は書かず、テキスト参照ページだけを書く
なんといってもこれは作成時間短縮の意味が強い(正解まで作成するのはけっこう大変)ですが、それ以外にも毎回テキストをめくることによる経験記憶効果や、その論点の周辺を見ることによる関連記憶の増強などの効果も狙っています。
加えて、ファイナルペーパーに正解まで書くと、「そこに書いてあること」しか記憶できなさそうでちょっと不安、という小心者的理由もあります。

最後に

私は超多年度生ですので、ファイナルペーパーも最初からずっとこの方式だったわけではなく、毎年毎年改善と改悪を繰り返し、なんとなく最近この形に落ち着いた、というのが実際のところです。
これが自分にとってマイベスト記憶法なのかどうかも、正直わかりません。

ファイナルペーパーを作る作業というのは、すなわち「自分にとって一番効率のいい記憶方法とは何か?」を探求する作業なのではないか、と私は思っています。
そういう意味では、ここで試行錯誤して確立した手法は、診断士試験が終わった後も一生役に立つ「自分だけのノウハウ」として残ります。
試験本番まではまだ多少時間的余裕のあるこの時期に、一度自分の「記憶方法」と向き合ってみるのはいかがでしょうか。

明日登場するイノシに、「ファイナルペーパーってどうしてた?」と聞いたら、
「作りかけたけど、試験までに間に合わなくて諦めた!」と言っていました。
そんな剛の者、イノシの記事をお楽しみに!

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