口述試験対策は「慣れる」が大事

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こんにちは! 多年度合格ナビゲーターのとうへいです。

あと2週間で2次筆記試験の合格発表ですね。私の去年の今頃はというと、再現答案採点サービスの結果が思ったより悪くなく、合格を絶望視していた試験後の1カ月間よりは少し落ち着いて自分を客観視できるようになっていました。

さて、今日は口述試験対策について書きます。書こうと思っていたことがたかしと重なってしまい書くことを変えるか迷いましたが、受験生の関心はある程度高いと思い、私なりの捉え方をご紹介する次第です。

模擬面接つきの口述試験対策セミナーは本当にオススメ

まずは先ほどもリンクを貼った先日のたかしの記事を読んでみてください。私も同意見です。(これから書くことが蛇足になる気がしてしまうほどに)

ちなみに私は昨年、模擬面接つき口述対策セミナーに4回も参加しました。

勤務先の仕事が忙しくて対策に時間が取りにくい中で、面接の雰囲気や形式に「慣れる」機会で得るものは多かったと思います。特に合格発表日の翌日のセミナーでは、準備不足で何を答えていいかわからない状態を疑似体験できました。

診断士の同期となる方々と会って、懇親会でお話できたこともとても有意義でした。

今年はセミナーや模擬面接をオンラインで実施する場合が多いと思いますが、試験対策と同期との交流の両面から、ぜひ参加することをおススメします。


口述試験対策セミナーに参加するためには

申込開始直後、すぐに申し込む準備が必要です。2次筆記試験の合格発表をウェブサイトで確認する時間帯も含めて仕事を抜ける必要があるので、可能ならまっつのように有休を取るとよいと思います。

ちなみに昨年の私は、不合格だった一昨年に午前半休を取って自分の番号が見つからない経験をしたため、なんとなくそれとは違う環境で合格発表を迎えたくて、少し抜けてもいいように仕事の調整はしつつも、あえて有給を取りませんでした。

10時過ぎに合格発表を確認した後、各主催者の口述対策セミナー(模擬面接)の申込ページをブックマークに保存しました。その後は、例えばある団体の12時募集開始にあわせて昼休みを15分前倒しにして、時間になったらすぐにスマホで申し込みするなど、計画的に申込みを行いました。

セミナーに模擬面接がセットされている場合は、募集人数は少なめに設定されていると思います。先着順で受付をする団体がほとんどだと思うので、必要と思われる方は申込開始予定日時を確認しておくことをおススメします。


口述試験対策への向き合い方 とうへいのケース

せっかく苦労して2次筆記試験を通過しても、口述試験に通過できなければ、2次試験は不合格になります。「時間を掛けてきっちり対策したほうがよい」「合格発表後からでは間に合わない」という話がある一方、「不合格になる人はほとんどいない」「対策は最小限でよい」という話もちらほら聞こえてきます。

過去の実績を見てみると、不合格者は年に数人で、0人の年もあることなども踏まえると、やはり、
「定刻までに試験会場に現れない」「沈黙」など明らかにNGでなければ通過できる試験だと捉えて
よいのでは、と私は思いました。

よって私がとった行動は、①「体調を整えて試験会場に行く」ために仕事後に帰宅してから深夜まで机に向かって試験対策をするのではなく、きちんと寝ること、②「聞かれたことについて何か話す」ために口述セミナーに参加して慣れること、でした。

前提として、与件文と設問文を頭に入れておく必要があるので、スマホのボイスメモアプリに音読した自分の音声を吹き込んでおいて、通勤など移動中や入浴中を耳からのインプットに充てました。音読すると、黙読の時に見逃していた多くの情報に気がつくので効果的な対策になりました。

面接官と、いつも通りの会話のキャッチボールができれば問題ないと思います。ちなみに私は、口述対策セミナー等で入手した想定問答集の内容を思い出そうとすると会話がぎこちなくなる傾向があったので、できるだけその場で思い浮かんだことを中心に説明を構成するよう意識していました。なお、筆記試験と違い口述試験では、質問の趣旨が理解できなければ聞き返すことができます。

昨年とうへいが本番の口述試験で聞かれたこと

最後に、ご参考までに私が本番で聞かれた質問をご紹介します。すべて、筆記試験で問われる論点を答えればOK、と割り切って1問につき約2分間丁寧に説明しました。

(1)A社が社員の自主性や主体的な取り組みを奨励するために採るべき施策はどのようなことですか?

(2)A社は海外に進出しようと考えています。A社が海外で生産や販売を行うために採るべき施策はどのようなことですか?

(3)B社の強みを活かした事業展開について助言してください。

(4)B社は、施術前に顧客から聞いた要望と、施術後に撮影した写真をデータベースに蓄積しています。その活用方法について助言してください。

 

ということで、今日はここまで。口述試験対策は「慣れる」ことが重要だと思います。もしセミナーや模擬面接に参加できなくても家族や友人に協力してもらうなどして「慣れる」機会を設けることをおススメします。

明日は、とっくんの登場です!

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