振り返りはしなくていい

同友館
doyukan_logo

皆さんこんにちは、自信のないあなたを応援したい、事例Ⅰ&事務局担当のはるかです。

まずは二次試験をお受けになられた方、本当にお疲れ様でした。

いかがお過ごしでしょうか?リフレッシュはできましたか?

「ダメだった。」と悲しむのはまだ早いですよ。

今日はそんな、心にどよーんと雲がかかっているようなあなたの気持ちが、少しでも軽くなるようなお話ができたらなと思います。

今日はゆる~くいきますよ。ご安心を。

まず、これだけは言っておきたい。

 

今は振り返らなくてもいい

「あの問題がダメだった」、「あのキーワードが抜けていた」

色々後悔はあると思います。

でも、皆さんよく考えてみてください。

昨年でいうと、合格率は18.3%で残り81.7%の方が涙をのんだ試験です。

さらに、昨年の合格者であるふぞろいメンバー24人の平均点が257点だったことを考えると、

私は合格者を含めおおよその人間に後悔があるのではないかと思います。

そして、そんなもやもやした時期ですから、ご自分の解答の答え合わせをしたくなるのも当然ですが、

各予備校が出す模範解答の解答の方向性には皆さんの思っている以上にばらつきがあります。

しかも、昨年ふぞろいな合格答案にご協力頂いた300弱の再現答案と各予備校の模範解答をじっくり見比べましたが、合格答案と模範解答の方向性は必ずしも一致しませんでした。

なので、今出ている模範解答とご自身の解答を見比べてがっかりするという行為は本当にお勧めしません!

そもそも、80分であんな一発ブル狙いのような尖った完成度の高い解答、書けっこないんです。1年に1回の試験です。私なら60点を堅実に狙います。

となると、やっぱりリアルな解答の書き方は模範解答と違って当然だと思います。

ちなみに私は、意図せずビラ配りによって予備校の模範解答を見てしまったのですが、帰りの電車で「ん゛??????」と思わず声が出るくらい、自分の解答とはかけ離れている設問がありました。そんなものです。心臓は張り裂けそうでしたけどね。百害あって一利なしです。

そんなに急がなくても、これから多方面で実際に高得点をとった方の再現答案に触れる機会はあると思います。同じ振り返るのであれば、実際の多くのデータが集まってからの方が断然いいと思います。

 

もし、ダメだったら

振り返るなとはいっても、今まで学習に充てていた時間がぽっかり空いてしまうので、「もしダメだったら……」なんてよからぬことを考えてしまうのが人間だと思います。その場合、多年度生であれば1次試験から突破していかなくてはならないわけですし、あきらめるというのもひとつの選択肢だと思います。

しかしながら、ストレート合格の方がたったの4~5%しかいないのですから、合格して出会う方もほとんどが多年度生です。もちろん何回落ちても合格すれば同じ同期として登録されます。それに意外と何年かかったという話は診断士同士でもしないので、そのことを気にすることはないと思います。そう思うとあきらめるのは少しもったいないような気がしませんか?

診断士の魅力って?

この試験、長期戦になればなるほどモチベーションの維持は難しくなると思います。

ですので、「なってから」の話を少ししたいと思います。

診断士1年生で魅力を語るのは恐縮なのですが、そんな私でも感じることができた診断士の魅力は、

今まで出会うことのなかったさまざまな職業の方と交流ができることです。

皆さんは、組織文化を変革することの難しさを事例Ⅰで学習されたと思いますが、人間は意識していても自分の属する組織の組織文化に影響を受けている部分は大きいと思います。私は実際に診断士として活動するにあたって、「前例にないものはしない」「現場はこうでなければならない」などといった、古くから根付いた組織文化にとらわれてしまい、理由を追及せず改善活動を行わない企業がたくさんあるのだということを知りました。外から見れば明らかに無駄なことでも、その企業に属する人達からすれば当たり前すぎて疑問にも思わないのです。

そんな令和元年の試験問題のような企業が実際にあるんだなと驚いたのと同時に、自分の中にある「当たり前にある価値観」も少なからず疑うべきだなと思いました。

知らず知らずの間に考えが硬直化してしまわないように、常に新しい考え方に触れることができるというのは異業種団体である診断士ならではの魅力だなと私は思います。

いつかみなさんと一緒にお仕事ができることを楽しみにしています。

では、今日はこの辺で。明日はいけぽんです★

 

「この記事が参考になった」と思った方はクリックをお願いします!
SNSでフォローする