手応えと現実とこれから

同友館
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本日もお越しいただき、ありがとうございます。みずのです。
再現答案をお送りいただいた皆様、ありがとうございます。

2次試験を受験された皆さま、本当にお疲れ様でした!
今年の環境を思うと、受験までたどり着かれた方だけで素晴らしいと思います。

試験を終えて2週間ほど経ち、様々な気持ちで過ごされていることと思います。
「手応えと結果は一致しない」と風の噂で聞いたり、予備校の解答や解説がばらばらで混乱したり、ミスに気が付いて青くなったり……1次試験と違って正解が公表されないので自己採点もできず、もやもやしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今日は、そのような方向けの記事です。

ミスに気が付くのは

ミスに気が付いて青くなっている方もいらっしゃるかと思います。

そのような方にお伝えしたいのが、予備校の先生にかけていただいた「ミスに気が付くのは、力のある証拠」という言葉です。

2次試験は80分で完璧に解くのが非常に難しい問題です。
しかし、120分……場合によっては100分あれば合格レベルの答案をかける問題でもあります。

そのため、試験後に見返してミスに気が付くことは、あって当たり前だと思います。
そして、予備校などの解説を聞かずに自力で気が付く方、とりわけ再現答案を作成していて気が付かれる方は、かなり力があるはずです。

合否は出るまで分かりませんが、そこは自信を持っていただければ幸いです。

手応えと結果は一致しない?

「手応えと結果は一致しない」という言葉を聞かれている方もいらっしゃると思います。

試験の手応えついて、一発合格道場に面白い記事があるので紹介いたしますね。

上記の記事で「試験直後から一貫して手応え・自信があり、手応え・自信通りに合格した方はほぼいない」ことが分かります。
私がお会いした合格者の方々も手応えと結果が一致していた方はほぼいませんでした。

――ここで私が受験生だった時、疑問に思っていたことがあります。

「合格していない人はどうなの?」

そんなわけで自分のことを振り返ってみると、1年目は手応えは、全体としては「望み薄」と思っていたので予想通りでしたが、事例ごとでは、事例Ⅱ以外は一致しておらず、いずれも思っていた点数より高い結果となりました。事例ⅠとⅣは10点ほど差があったので、手応えとはかけ離れていたといえます。

2年目以降は予想通りでしたが、1年目の事例Ⅰ~Ⅲの点数が60点±1点だったため「(※模試や演習ではなく本試験で)難易度込みで考えて60点くらい取れそう」という肌間隔を得られたことが大きく、特殊な例だと思います。
それでも手応えに確信があったわけではなく、得点開示結果を見てようやく「自分の感覚は合ってたのかな」と思えた年でした。

ついでに、合格できた3年目についてお話ししますと、手応えと結果はほぼ一致していました。
強いて言えば、事例ⅢとⅣがもう1,2点低いかも……と思っていたくらいです。
それでも「ぎりぎり合格できるかどうか……採点基準や調整次第」という手応えだったので、合格を確信していたわけではありませんでした。

正答や採点基準が公表されない以上、合格を確信することが難しいのは当たり前と言えば当たり前ですよね。

マークシートの1次試験でさえ、正解が公表されるまで予備校の速報が気になって、やきもきする方が多数いらっしゃるわけですから……。
私もそうでしたが、その状態が1カ月半続くのはもどかしいですよね。

予備校の解答を見て一喜一憂

そろそろ予備校の解答が出揃い、各予備校の解答を見ては「この予備校の解答は、自分の解答に近い」「この予備校の解答は全然違う」などなど、受験前よりもさらに雲をつかむような感覚になっている方もいらっしゃると思います。

私も1年目はそうでした。
色々な予備校の解説会を周っては「解答も解説もばらばら」と思い、困惑していました。
(「予備校の模範解答がすごすぎる」と嘆いている方もいらっしゃるかと思います。その点につきましては、過去記事で書いた通り「1次試験と同様、難易度が高すぎて、おおよそ解けない問題の解答も書かれている」ので受験生が80分で書けるものではないと思っています。私自身、未だに書ける気がしないです)

そんな中で興味深かったのは、2年目に伺った「明らかにずれているところもあるけれど、ほとんどは書き方や方法の違いで解答の軸はそんなに変わっていない。あとはヌケモレがあるかどうか」というお話です(2年も前の話なので、若干正確ではないかもしれません)。

それを聞いてから解答を眺めてみると「ああ、たしかに」と思うところがありました。思っていたほど差異はなく、明らかにずれているところや差異の原因が少しは理解できた気がします。

それでも予備校の解答がばらばらな箇所は、それだけ難しい問題であり、正答率はそれほど高くないのではないかな……とも思えました(今年度ですと、事例Ⅱの第3問(設問1)は割れていますね)。

そんなことを考えていたとき、ふと「推測があっているかは、得点開示結果やふぞろいの分析を見るまで分からない」「予備校でさえ割れるくらいだから、情報の少ない今、受験生の自分が分からないのは当たり前」「結局は結果を待つしかない」と思ったのでした(それでも多少はもやもやしていましたが)。

そんなこんなもあって、3年目は再現答案を作り、予備校の解答を集めるだけにとどめ「思い出したくない。見たくもない」となりました(まっつの気持ちがとても分かります)。

この時期の過ごし方

ここまで試験後のもやもやした感覚を振り返ってきました。少しでも気持ちの整理がつきましたでしょうか。
後ろ向きなお話はこの辺にいたしまして、今後のお話でも。

口述試験の準備は12月になってからでも大丈夫です。
知識を綺麗さっぱり忘れたりしない程度に維持しつつ。
筆記試験に合格できる力と問題用紙があればなんとかなります。予備校の解答例と再現答案もあるとなお良いです。
今はそれくらいで大丈夫です。

個人的には「自分のしたいこと」「自分にとって大切だと思うこと」をして過ごしていただければと思っています。

受験生活が長かった私にとって、この時期は試験から離れて過ごせる貴重な時期でした。

合格すれば解放されるかというと、意外とそうでもなく(笑)
昨日、いけぽんが書いていたように、資格維持のために最低限の活動をするという選択肢もありますが、そうでない場合は本当に様々なことが待っています。

私はかなりマイペースに活動している部類だと思いますが、ふぞろい以外にも実務補習や研究会、その他の活動、まだまだ勉強したいことなど、てんこ盛りです。
そのため、自由に時間を使えるこの時期はとても貴重だと思っています。

この時期にすることは、読書や勉強、家族サービスなど人それぞれで良いと思います。戦いに疲れてジョーのように真っ白になった方であれば休養するのもアリだと思います。
お気に入りのお店で美味しいものを食べながら一息つくもよし。

どんな過ごし方であれ、この時期の過ごし方は診断士活動の糧になるのではないかなと思います。

そう言いつつ、私の場合は引きこもってゲームをしたり、本(たかしのような勉強のための本ではないです)を読んだり、宇都宮の餃子まつりに行ったり、日本酒のイベントに行ったりしていました。

いわゆる羽を伸ばしていたというやつです。他資格に挑むような有意義な過ごし方ではありませんが、今年は餃子まつりがオンライン開催になったり、諸々のイベントが中止になったりしたことを考えると、昨年行っておいて良かったと思っています。

明日はとうへいです。
2文字追加して、うっかり駄洒落を言いそうになる、そんなタイトルの記事です。

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